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■佐藤萬寿夫 ドローイング展 (2018年7月1日~9月30日、小樽)

2018年09月27日 06時47分00秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 札幌の画家、佐藤萬寿夫さんの画業については、6月の個展の際に書いたので、ここでは繰り返さない。

 ただ、いつもの札幌の喫茶店や画廊とは違った場所で公開することで、もっと広く、画家の気魄について知ってもらえたらうれしいと思う。

 過去の個展の案内はがきを拡大して、絵の横に展示しているので、そこに印刷された荒巻義雄さん(SF作家であり、札幌時計台ギャラリーのオーナーとして絵画に詳しい)や、美術ジャーナリスト五十嵐恒さんのテキストも読むことができるので、佐藤さんのことを知らない人の理解を助けてくれそうだ。

 展示しているのはおよそ25点。
 新旧の作品が並ぶ。
 冒頭画像の、大きなサイズの作品は、脳梗塞で倒れる前のものだと思う。



 2枚目の画像は、山の上「ギャラリーコンサート」などの作品。
 絵の隅に、サインのほか「左手」「右手」などと註釈があるのが目を引く。
 近作は、以前よりも彩度が上がり、明るい色彩と色彩がぶつかりあうような画面になっている。


 ホテル自体は運河沿いなのですぐに分かるし、似鳥美術館からは歩いて1分か2分というところ。
 ただしギャラリーは、ホテル内の奥まった「光ラウンジ」から、さらに細い階段を上ったところにある。
 ちょっと分かりづらいし、宿泊客でもないのに黙って中に入るのもどうかと思うので、フロントの人に聞くと良い。


2018年7月1日(日)~9月30日(日)
運河が見えるギャラリー(小樽市色内1、運河の宿 おたるふる川「光ラウンジ」2階)




・JR小樽駅から約790メートル、徒歩10分

・市立小樽美術館から約360メートル、徒歩5分
・似鳥美術館からすぐ


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