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■鎌田光彦写真展「SILENCE/MOVE HOKKAIDO JAPAN」(2015年11月28日~12月10日、札幌)

2015年12月22日 23時03分55秒 | 展覧会の紹介-写真
 
 本格的に写真を始めてわずか数年で、「ネイチャーズベストフォトグラフィージャパン2012」で準グランプリに輝き、スミソニアン国立自然史博物館で1年間作品が展示されるなど、ネイチャーフォト・風景写真の王道をゆく写真が高く評価されている札幌の鎌田光彦さん。
 写真を撮り始めたきっかけが、茶廊法邑での100人写真展だったということで、法邑での個展は、本人にも感慨深いものがあるようです。

 札幌市役所に勤務しながら、土日を利用して道内各地に撮影に出かけている鎌田さん。最近は、休日出勤も少なくなく、とりわけ遠方での撮影は、並々ならぬ苦労があるようですが、自分のイメージにあった写真を撮ることについては、妥協しないようです。
 一方で、アマチュアとして活動しているため作品数はあまり多くないこと、会場の天井が高いことなどから、可能なかぎり大きくプリントして、展示しています。

 冒頭画像、左端は、今春の3人展でも展示されていた、十勝管内浦幌町での星景写真。
 鎌田さんは「星座は詳しくなくて」と謙遜されますが、夏の大三角が、黒い影になっている森ぎりぎりの空に架かっている構図は、さすがとしかいいようがありません。



 こちらは、十勝管内上士幌町のタウシュベツ橋梁や、留萌管内初山別村の海岸などを、スローシャッターでとらえた作品。デジタルカメラでは、ISO100より暗い設定にできず、フィルターを使用しているそうです。
 シャッタースピードを遅くしているため、雲や波が幻想的にとらえられています。


2015年11月28日(土)~12月10日(木)午前10:00~午後6:00(火曜休み)
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)


□鎌田光彦さんのサイト http://www.mitsuhikokamada.com/

PHOTO EXHIBITION 12 (2015年3月13~18日)
「和」を楽しむ (2014年)

参考
フォトコンテスト審査員鎌田光彦さんインタビュー


・地下鉄東豊線の環状通東駅から約790メートル、徒歩9分

・札幌駅北口か環状通東駅から、中央バス「東64 伏古北口線」に乗り、「本町1条2丁目」降車。約180メートル、徒歩3分(1時間に1本)
・中央バス札幌ターミナルから中央バス「26 丘珠空港線」に乗り、「北13条東15丁目」降車。約460メートル、徒歩6分。なおこの路線は、環状通東、元町、新道東、栄町の東豊線各駅とも連絡
・地下鉄南北線「北18条駅」から中央バス「東62 本町線」に乗り「本町2条1丁目」から約450メートル、徒歩6分

・JR苗穂駅から約1.85キロ、徒歩24分


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