なぜか「ビオトープ」というタイトルの付いた絵画2人展。
久保さんは、いずれも微細な視線で虫を描いている。100号クラスの大作「共生」でも、虫の大きさはほぼ実物大で、アリ、トンボなどあわせて50匹近く。「女の子がよくこんな気色悪い虫をかくなあ」というのも多い。中心がなく、どの虫もおなじ力点で描いているという点で、さいきんブームの伊藤若冲との共通点を感じさせる。
全道展の若きホープ會田さんは、こ . . . 本文を読む
後志管内余市町在住で、北海道を代表する墨象作家のひとり馬場怜さん(1925年生まれ)が、札幌で個展をひらいています。
この個展に関しては、9月7日の毎日新聞北海道版に詳細な記事が出ており、筆者ごときがくだくだしく解説を加えるよりも的確な紹介がされていますので、長くなりますが、大半を引用させていただきます。
怜さんは岩内町生まれ。軍隊生活を経て教職に復帰。42歳で小学校長になり、5校の校長を . . . 本文を読む
帯広の陶芸家坂田さんは、毎年この時季に時計台ギャラリーで個展を開いています。たしか、これで29回目。今年も、焼き締めのフクロウ、猫、食器、花器などがならんでいました。焼き締めといっても備前とは土の色が異なり、もっと黒っぽい感じがします。
坂田さんのネコは、丸々と太って栄養状態が良いようです。
次の画像は、注器。水差しです。
ふたをはずせば花器にもなります。
丸っ . . . 本文を読む
国際的に活躍する札幌の矢崎さんがことしもモノタイプ版画のシリーズ「cosmos」を発表しています。時計台ギャラリーでの個展は1975年からほぼ毎年ひらいており、今年で29回目ということですから、その精力的な活動には頭が下がります。
「cosmos」シリーズは、オフセット印刷した紙にシルクスクリーンをかけ、さらに手で彩色するという複雑な工程を経ていますが、見るにあたっては、とくに予備知識はいらな . . . 本文を読む
日高管内日高町(旧門別町)の道展会員、千代明(せんだいあきら)さんの、ひさしぶりの札幌での個展。以前から抽象画を制作していましたが、今回は、抽象画と、そこから飛び出してきたような立体とがならぶ展覧会になりました。
「つぎの個展はどうしようかと、1000枚におよぶドローイングを描いていたんです。そしたら、そこにかいた線が浮かび上がって、飛び出して見える。これは、じっさいに飛び出した作品を作ったら . . . 本文を読む