台湾ワン!(Taiwan One!)

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あなたにとって中国語は生活の一部になってますか?

2011年06月08日 | 中国語教室の出来事
「中国語を勉強するにあたって、長つづきやモチベーションを保つコツはなんですか?」

「日本語なら簡単にいえるのに、中国語で話そうとするとぜんぜん言葉が浮かばない。先生がいうと、なんだこんなに簡単でよかったんだと思う、こんなわたしはどうしたら上達するんですか?」

このような悩みをもつ学習者は多いはず。

わたしはこう答える。あなたは毎日ご飯を食べますよね?日によって質素だったり、ぜいたくだったり、カップめんやお菓子で済ませる人だっている。だけど、一日のうち必ずなにかを口にするよね?「いいえ」と答える人はまずいないでしょう(仙人だって露は飲みます)。

「語学は語学、生活は生活」と思ってる人は意外と多い。そうすると中国語は非日常的なもので、机に向かってるときだけ、レッスンをうけてるときだけ関心を向ける対象である。普段から使おうとしなければ、どうやって上達できるか逆に教わりたいくらいです(すんません、つい熱が入って...)。上達を感じなければ、モチベーションが下がるのも当たりまえのこと。

そもそも人間にとって「言葉」は食事とおなじように、生きていくために必要なツール。日本で暮らしている以上、日本語だけで用が足りる。だから意識的に中国語を生活の一部に組み入れられるかどうかがカギとなる。できる人は確実に上達が見えるし、モチベーションも高く保たれる。

ここで具体的な方法を2つ提案したい。ひとつはコミュニケーションの相手をもつこと。本物の中国人・台湾人が身近にいればラッキーだが、多くの方はそうはいかない。いない場合は空想して、目の前にいるような感じで話しかける。

ばからしいと決めつけてませんか?忘れないでもらいたいのは、語学で一番大事なのは、いかに声だけでコミュニケーションがとれるかだ。いい例は「一」や「不」の変調や数字列の声調。みる分はまったく問題ないのに、読み上げようとすると、これでもかとよどむ経験ってありませんか?初級の方ほど、いちいち声に出して「こう聞こえるんだ」と音感を確かめるべし。声出しに慣れれば、しゃべるときのよどみも減るし、相手の言ってることまで聞き取りやすくなる。

もうひとつは、日々の出来事を中国語で書き留めたり、コミュニティサイトを活用すること。教材と老師が与えられるものは「入力」の部分だけで、最終的に「出力」ができてはじめて完結といえる。

使ってみてはじめてわからないところに気づくことはいっぱいある。普段から生活のもろもろを中国語でつづっていれば、日々の食事と同じように当然な習慣となる。中国語で発想することに慣れれば、いざ使いたいときにふさわしい表現が浮かんでくる。

以上は老師が長年実践してきた方法で、ぜひお試しあれ。そしてレッスンのときにでもぜひ感想を聞かせてほしい。





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