2015年11月号
表紙は、応援団らいかさん!
運動会の応援のようで、笑顔で跳ねている姿が可愛らしい。
月英&孔明さんが二人三脚、ヒナ&千夏さんが体操着姿と、にぎやか!
今月の「百合とBLで賞」は、『らいか・デイズ』より、うるしのα 先生!
漫画家たるもの流行に敏感たれ・・・!?
TVに映っていた「女同士でベタベタ」するアイドルを眺め、
母上が「こーゆーのを見て喜ぶ男がいるってことかね」と言ったものだから、
さっそく、うるしの先生、百合とBLを取り入れることを決意・・・って、小学生だよね?
らいかさんとマッキーをモデルにした百合モノは、らいかさんは興味を示したものの、
竹田くんはおろか女子たちにもウケが悪く、うるしの先生もちょっぴり残念そう・・・
と思ったら、竹田くんと小西くんをモデルにしたBL作品は、女子に大ウケ!
よだれをたらし、鼻の穴を広げながら、食いつくように読んじゃう彼女たちの姿には、
さすがにドン引きしちゃいましたよ(´▽`;) BL、そこまでなのか・・・
【それはパンドラの箱】のタイトルが的確すぎて大笑い!
ゆえに、うるしの先生が封印するのも納得ですよねえ・・・ ウケても危険な代物ですわ。
そして、ラストのらいかさんのセリフで、またも大笑い゜(*゜´∀`゜)゜
BLも気に入っちゃったか! それ言っちゃうか! と、竹田くんに同情してしまいましたよ!
うーん、BLって奥が深いですね(ぇ
【コミックス1巻、発売中~!】
●まんがの装丁屋さん (小石川ふに 先生)
漫画の表紙づくりにたずさわる人々を描く4コマ作品。
人気マンガの装丁を手がけるデザイナー・冬坂律さん。
彼女のいる会社へ入社した青年・麦くんを通じて、先輩である女性陣と共に、
装丁のお仕事に取り組む姿が、真摯に描かれる内容になっています。
今回は、スタッフの1人ヒナさんが請け負ったお仕事の話つづき。
4コマ漫画の装丁デザインで、ダメ出しされて悩んでいた彼女でしたが・・・
書店で見かけた4コマ漫画を購入する人々の表情を見て、何かを感じたヒナさん。
これが突破口となり、【言葉にはできないけど】【手を動かせば答えが形に】
といった状況になっていたのは、なんとも頼もしかった!
そして、出来上がったデザインを、律さんに見てもらう際、
堂々と自分のデザインコンセプトについて語るあたり、安心感がありましたね~。
4コマ漫画の表紙に必要な「ダサさ」についての解説にも納得。
「隙」を加えるという表現が、適切だと感じました。
前回はダメ出しをした柿田さんも、快くOKを出すほど。
ここで、柿田さんが前回のダメ出しについて気にしていたのは、
ダメ出しする側の心情という点で、興味深いものでした。
また、柿田さんがヒナさんにかけた言葉も、デザイナー冥利に尽きるもので、
まさに【最高のほめ言葉】なのでしょうね。
などなど、ヒナさんが課題をクリアし、乗り越えた今回のエピソード。
これだけでも、マンガの装丁をつくるのって大変なんだな~と感じられましたが、
そうしたお仕事について描かれる所が、大きな魅力。
マンガのメインではないかもしれないけれど、一番目につく重要な部分。
そのデザインに取り組む人々の仕事っぷりが興味深く、面白味になっている本作品。
コミックス1巻が発売中! ということで、ますます今後も楽しみです!
【『もっと!夫婦な生活 おかわりっ』発売中!】
●もっと!夫婦な生活 (おーはしるい 先生)
みえこさん、紅葉狩り・・・?
素晴らしいまでの紅葉を目にして、夢の国いるみたいだと喜ぶみえこさん。
と思ったら、ダンナさんに起こされて、本当に「夢の国」だったと(^^;
そんな夢を見たのも、広海くんが撮影した写真が見事すぎたためというから、
あの広海くんがそんな特技を持っていたことに、驚きでしたね~。
SNSにあげている広海くんの写真の数々が、かなり良いものだったらしく、
関心を持ったダンナさんが、彼も誘って、紅葉狩りへ行こうなんて話に!
しかし、みえこさんにとって、彼は天敵(´▽`;)
震えながら嫌がっている様子が、ちょっと可愛らしかった。
けれど、それでやめるようなダンナさんでもなく、
結局、ナナさんや田中さんも一緒に、紅葉狩りへ・・・
といったお話でしたけど、何だかんだで和気あいあい。
人付き合いをするタイプでもない広海くんが、写真のこととなると、
比較的、積極的になっているのも、よかったですね~。
まさかのダンナ×広海BL展開まで出てきて(ぇ、驚きの連続でありました。
そして、広海くんが今のようになった理由も、何となく見えたような気がする
ダンナさんとの会話もあって、色々と面白かった!
そして、彼が少しずつ、元気を取り戻していている要員の1つが、
みえこさんという点に、微笑ましさを感じつつ、今後も楽しみです!
【コミックス1巻、発売中ゲスト!】
●だけど温田さんはひとりでデキない (町田すみ 先生)
ひとりで何もできない女性と、ひとりでいることを好む男性と・・・
「まんがタイムスペシャル」にて連載中!
ひとりでは何もできないゆえに、ひとり立ちを目指す女性・温田小麦さん。
そんな彼女が、ひとりを好む男性・富崎くんに、ひとり指南を求めて・・・
といった感じの4コマ作品。
ひとりを好みながらも、天然風味の温田さんに振り回されつつ、
何だかんだと世話を焼いてしまう富崎くんとのやりとりが、面白味になっていますね。
今回は、部屋へ迷い込んできた猫の扱いに、悪戦苦闘する温田さん。
猫の可愛らしさを前に、強気に出れず、珍しく「振り回される側」になる温田さんが、
愉快でありました(^^;
そして、飼い主を探そうとする恩田さん。
ひとりで頑張ろうとする決意が、なかなか頼もしかったのですが、
その前に、解決へ向かっていたのは、幸運といいますか、苦笑いといいますか(´▽`;)
可愛がっていた猫さんとの別れに、寂しさを感じる温田さんでしたけど、
猫を飼うのは、ひとり立ちできるようになってから、と考えているあたり、
とても立派だと感じましたね。
そんな風に、ひとり立ちを目指す温田さんと、彼女に振り回され気味な富崎くんの日々。
コミックス1巻が発売中とのことで、ますます今後も、注目です!
【新作ゲスト!】
●つれない教師の落とし方 (あさのゆきこ 先生)
いきなりお付き合いを始めた男女・・・と思いきや、一瞬で破局!?
朝、ジョギングをしている女性を好きになってしまった少年・早乙女くん。
ずっとずっと好きで、勇気をもって告白したところ、OKをもらえて幸せの絶頂へ!
なんて浮かれていたら、なぜか学校で、彼女が教壇に立っていて・・・
と始まるお話。
早乙女くんはもちろん、お相手の八木先生も、互いの立場を知らぬまま
交際を始めてしまったため、八木先生から交際できない旨を告げられる早乙女くん。
「今朝両想いになって、さっきふられた」という、
笑っちゃいけないけれど可笑しな状況で、まあ、お気の毒(^^;
そんな風に、教師であるがゆえに、生徒の想いに応えられなくなった八木先生と、
彼女を諦めきれない早乙女くんの、恋模様が描かれる作品になりそうですね。
授業中に思いっきり、自分の想いを告げちゃう早乙女くん、若いな~。
なんて思いつつも、それをうまくはぐらかす八木先生の大人っぷりも、面白かった。
こんな2人が、どのような物語を紡ぐのか・・・ 連続ゲスト、期待です!