新期はじまってますが・・・前期の最終回ラッシュということで。
『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO 』などなど
以下、ネタばれあります。 (一部、反転)
【GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO 】
「ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ」
正直言うと、「これほど楽しめるとは思っていなかった」作品でした。
(第1期は未見。再放送を観ました。こちらもよかったです。ただ、声優さんがちがっていたりする点は違和感ありましたね。)
当初は、単純に「美少女がたわむれてドンパチやる感じ」をイメージして、あまり期待してはいなかったのですが、その予想はいい意味で裏切られました。
というのも、まず雰囲気が良い。
私はもっと「美少女~」を前面に出してくるタイプの作品だと思っていたので、予想外に落ち着いた雰囲気に好感を持ちました。
そして、人間ドラマとしての側面が大きいのも魅力です。
少女たちが「義体」という存在であり、哀しい宿命を背負っているということ、「担当官」との関係性、その担当官自身の事情・想いなどなど。
また、敵側である“五共和国派”にも背景があって、ドラマ性を深めています。個人的には、こちら側の人々にけっこう感情移入してしまいましたね。
なので、最終回は「クリスティアーノ、逃げてくれ~」とか「執事ぃ~」とか「フランカぁ~。゜(゜´Д`゜)゜。」とか心の中で叫んでいました。
そして、ピノッキオ。
⇒ トリエラとのラストバトルはハラハラしながら見入ってしまいましたよ。わかっていたことはいえ、もう(つд⊂)エーンな感じで。彼もまた哀しい存在でした。
最後、クリスティアーノにかけられた言葉は彼にとって「救い」だったのでしょうか。それとも、トリエラとの戦いの結果そのもの、それこそが最終回の題名「そしてピノッキオは人間に」の意味なのでしょうか。
私としては、彼がクリスティアーノと交わした言葉、そして叫んだ一言、これこそが意味のあることであったと思いたいですね。
ところで、クリスティアーノやフランコ・フランカはどうなってしまったのか?気になるですよ。とくにフランカ(T_T)
とはいえ、主人公サイド・政府側の“社会福祉公社”もよかったです。
ピノッキオがお気に入りキャラクターだったとはいえ、その敵であるトリエラの想いも無視できないものがあったし、彼女の担当官であるヒルシャーについても、その背景を知ってからは、存在感が増したものですし・・・。
そのほかの少女たちと担当官もそれぞれに背景を持ち興味深いのですが、担当官のいないクラエスの物語などはけっこうお気に入りでした。
また、ヒルシャーの話である第10話「善意の花」は、最終回にもつながる重要な要素のある話で、公社側の物語では1番好きな話ですね。
⇒ あと、最終回でマルコーさんがやさしさ全開でアンジェリカをなでているシーンは唐突な感じでおどろいたけれど、よかったですね。
もちろん、ヘンリエッタやリコたちもよかったです。彼女たちについては第1期のほうで話がいろいろありますね。
【そのほかいろいろ】
『狼と香辛料』 『カイジ』 『ネウロ』なども観ました。
『狼と香辛料』は、1クールでは物足りない感じですね。続編希望。
そして、個人的には経済的な話の比重を増やしてくれるとおもしろいかもです。もちろん、ロレンス&ホロの恥ずかしいかけ合いも2割増で。
『カイジ』は、つづきもあるらしいので楽しみです。私は原作未読なもので(^_^;)
これの終わり方にはちょっとおどろきましたからね~。知人は「まー、原作でいうとあのへんで終わりでしょ」と涼しい顔していましたが。
終始、「ざわざわ」させられっぱなしでした。
『ネウロ』も、原作は未読でしたが楽しませていただきました。
原作ファンの方からは不評な部分もあったらしいのですが、原作を知らない分、私は楽しめたようで(^_^;)
とくに電人HALの話はけっこう胸を打たれる物語でした。