Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

南武線ウォッチング-2014年12月~2015年2月

2015年02月22日 17時55分18秒 | 南武線
ここ最近、南武線近況の報告をしておりませんでしたので、時系列ごとに簡単にご報告させていただきたいと思います。

まずは昨年の12月からですが、12月13日、鶴見線営業所において鶴見線こどもフェスタが開催されました。展示された車両は中原から南武線のH47、浜川崎線用のW2が駆けつけ、先頭改造車編成ばかりが勢揃いし、飛び入り的にEF65-1118も並べられました。当初はこれらの先頭改造車の前面に先日開催された中野電車区のように八高線・川越線や仙石線の帯を貼付けようと試みたようなのですが、失敗に終わってしまったようで、カラフルな205系先頭改造車が勢揃いした姿を見ることは実現なりませんでした。


このフェスタ開催と同時に鶴見~弁天橋間において、浜川崎線用の車両を用いて臨時列車が運転され、鶴見~弁天橋間はノンストップの快速列車が運行され、弁天橋~海芝浦間は回送として運行されました。


続いて今年になりますが、1月17日、「夢のピクニックトレイン」が運行され、「あなたの夢叶えます☆」企画で応募のあった109件の中からある幼稚園が当選したようで、落成間もないN12編成を使用して武蔵中原~稲城長沼間で運行されました。中原電車区ではドラえもんがお出迎えし、電車区内での洗浄体験やドラえもんとの撮影も楽しまれたようです。
また、1月18日~31日(実際には31日以降も運行されていたようです)にかけて、「みんなの『夢』ミュージアムトレイン号」を運行され、HMは「夢のピクニックトレイン」と同じものが取り付けられたままでした。


そして、1月28日、尾久に疎開していたハマ線から転入した異色のH17編成が国府津から長野へ回送され、帰らぬ旅へと旅立ちました。南武線では僅か7ヶ月ちょっと使用されただけで短命に終わってしまい、ハマ線の大勢の仲間が待っているジャカルタへの夢は叶いませんでしたが、トレードマークとも言える205系オリジナル顔で行先表示がLEDの姿は貴重なシーンかもしれません。


2月3日、大宮から中原のH5とH6編成で構成された編成が、M51編成となって出場しました。
編成はTc101 MM’270 MM'271 MM'272 T'c101の8両編成となり、M’271のMGは撤去されているようです。


また、H5の先頭車であるTc100 T'c100は、川越で余剰となっていたT82を方転の上、Tc T'cの真ん中に挟み込み、2月12日に長野へと回送されました。


続いて2月15日、H52が中原から国府津へ回送され、2月17日に長野へ回送されました。209系としては2月3日にH54が長野へ回送されたのに続き2本目となり、209系は残り2本となりました。


残り2本の209系は更新工事を受けていないH32と更新工事済みで検査も通っているH53ですが、H32は検査時期が迫っていると推測されますので、そろそろ何らかの動きが見られるかもしれません。やはり更新工事を受け、既に長野へ送られたH52とH54と同様に長野へ送られてしまうのか気になりますが、かつて中原区に在籍していた川重製のH1とともに南武線にとっては貴重な生え抜きの編成ですので、少しでも長く活躍できることを願いたいものです。


ということで、南武線の主に車両の動きを簡単に述べてまいりましたが、現時点でE233系は13本が配置され、横浜線の置き換えの時期に比べれば置き換えのペースが落ちますが、それでも既に全体の1/3はE233系が占めており、乗車するチャンスも増え、E233系が連続で来るということも珍しくなくなってきています。
また、既に長野へ回送された車両については鉄道雑誌の車両の動きを見ますと廃車日付が出ていることから、長野へ送られた車両はおおよそスクラップになってしまうのではないかと推測されます。

今後の動きですが、稲城長沼駅の上り本線(1番線)が3月1日の始発から使用開始される予定で、念願であった2面4線化が完成します。3月1日以降、ダイヤ改正前までの13日まで、稲城長沼駅折り返しの列車は今までどおり下り中線(3番線)からの発着になるようで、時間帯によっては立川方面からの列車は上り中線を使用する列車があるようです。また、上り本線の使用によって、上の写真のように下りホーム立川方から上り列車をきれいに撮影できましたが、ダイヤ改正以降はこの駅で快速を待避する列車しか撮影できなくなるところから、撮影チャンスが少なくなります。


この他、稲城長沼駅では券売機横の出口が先週あたりから使用され、駅前が広々したような空間になりましたが、今後は区画整理事業を進めるとともに駅前広場の整備、川崎街道側からのアクセス道路も整備されるものと思われます。


続いて、3月14日のダイヤ改正の動きで、世間が北陸新幹線開通や上野東京ラインの開通、トワイライトエクスプレスの運行終了など沸き上がっていますが、そのようなことは私にとってはどうでも良いことで、南武線ファンとしては南武線開業以来念願であった川崎~立川間全線での快速運転が最大のニュースであります。
快速の停車駅については下の図で示す通り、稲城長沼以北については府中本町と分倍河原に停車し、川崎~立川間の所用時間が現在の快速よりも5分短縮の42分となり、日中の稲城長沼折り返しの列車は立川まで運転区間が延長され、多摩地域と京浜地域の利便性が高まります。快速と各停の緩急接続は上りにおいては稲城長沼で、下りについては今までどおり武蔵溝ノ口で実施されますが、それ以外の駅での緩急接続については残念ながらないようです。また、土休日の快速列車の運転本数は1時間あたり2本から3本に増えますが、逆に各停が7本から6本になります。


上りの快速と各停の緩急接続は、現在、武蔵中原で実施されていますが、ダイヤ改正以降、武蔵中原では見られなくなります。


最後にこのような4本の並びは、平日の朝、見ることが可能なようで、かつ日中においては19Fの馬臨のある日は見ることができますが、ダイヤ改正後は日中において見ることが難しくなってしまうのかもしれません。
E233系が多く占める中、2月15日は205系と209系のみで揃ってくれました。