Asian Railway Plaza

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Premiere Trainでマニラへ-その1

2015年02月17日 23時45分02秒 | フィリピン
前回の続きということで、今回はPremiere Trainに充当されているキハ59こがねを利用して、私の家内の実家のあるSta.RosaからTutubanへ行き、PNR本社へ立ち寄ったあとマニラ中心部にあるマニラ動物園に行ってみることにしました。


9月22日早朝、まだ夜は明けきらぬ5時に起床し、私の子供と妻、そして妻の姉の子供を引き連れ、実家からおおよそ1kmのところに位置するSta.Rosa駅に到着したのは6時30分頃でした。
早速、Premiere Trainの切符を購入することにしたのですが、その列車がまだマニラのTutubanから来ていないと言うので、家族を残し私1人だけがTutubanから来る列車に乗車し、終点のMamatidまで行った後、このSta.Rosaで家族に乗ってもらうことにしました。
家族の切符と私用のMamatidまでの切符を購入すると、すぐにPremiere Trainがやって来ましたが、私だけ乗車し、家族にはMamatidから折り返すこの列車に乗るようにと告げ、Sta.Rosaをあとにしました。


列車に乗り込むとすぐに発車しましたが、車内を見渡してみると当然なのかもしれませんが、回送列車でもないこの列車には私以外の乗客は1人もいませんでした。そのためか、下の写真のようにシートは既にマニラ方向に転回されていました。


車内で座っていても面白くありませんので、列車の先頭に行ってみることにしました。Sta.Rosaから終点のMamatidまではほとんど直線であり、Laguna de Bayの湖岸を走るため単調な平坦区間が続きました。また、下の写真はCabuyaoの駅ですが、どの駅も駅の造りはほとんど同じで、駅舎は水色、ホームは6両編成が停車できるよにおおよそ120mの有効長が確保されていますが、慣れていない人にとってはどの駅も似通っていますので、降りる駅を間違えてしまう恐れがあるかもしれません。これはPNRに限ったことではなく、LRT1号線の各駅も同じような駅舎が多く、LRT1号線を利用する際にも降りる駅を間違えそうになることはたびたびあります。


乗務員室を覗いて見ると、運転席の目の前のガラスが投石によってヒビが入ってしまったのか簡単に補修されていましたが、なぜかその補修部分にはビコール地方の名物である唐辛子の絵が書かれています。ここで余談ですが、列車の名前でBicol Expressというのもありますが、食べ物でもBicol Expressという料理があり、これは豚肉のピリ辛ココナッツ煮込みの料理で、ビコール地方の料理の1つです。


列車は約5分ほど遅れて終点のMamatidに6時50分に到着しましたが、折り返しの発車が7時2分であり、10分ほど折り返しの時間がありましたので、まずは切符売場でMamatidから終点Tutubanまでの切符を購入しました。運賃はPremiere Trainで120ペソ、Commuterでその1/3の40ペソですが、高速道路のSLEXまたはSky Way経由のバスでもこの地からマニラ中心部までは100ペソ以上はかかるかと思いますので、妥当な金額ではないかと思います。
また、Mamatid駅はMamatid Rd.に面しており、かつ、トライシケルもしくはジープニーで、ここから西方約1kmに位置する国道にも出れますので、比較的に利便性が高い駅でもあります。


Mamatid駅のTutuban寄り(北側)を見ると、列車交換ができるような配線になっており、場合によっては機回しにも使用される場合があるかと思いますが、この駅舎の構造や配線の状況はほとんどSta.Rosaと全く同じです。


これより先、終点Tutubanまで話しが長くなりそうですので、1度、ここで話しを切りたいと思います。