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Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

ジャカルタに到着した203系

2011年10月05日 09時22分21秒 | インドネシア
20日、Balai Yasa Manggaraiで東海色の103系の撮影を済ませた頃には既に午後1時30分を過ぎ、この後Depok車庫で203系の撮影を予定していましたが、そろそろお腹も減ったことだし、ここで昼食でもと考え我々一行の意向を伺ったところこのまますぐにDepokへ行きましょうということになり、すぐにManggarai駅を目指し電車に乗ることになりました。
とりあえず、Depok Baruに所在する現地の鉄道雑誌Majalah KAで取材者として働くS君にメールし、おおよそのDepok駅到着の時間を告げ、Depok駅で会うことにしていましたが、Depok Baru駅で偶然に隣のドアから乗車したのを発見し、彼とすぐに会うことができました。私がジャカルタにいるとなぜかわかりませんが、電車内や駅構内で偶然に現地のKRL Maniaや鉄道会社に勤務する方と会うことが多く、びっくりさせられることが多いのですがなぜなのか今でも不思議に思っております。今から5年前ぐらいの時も皆さんご存知かもしれませんが「とらえもん」さんとジャカルタでご一緒させていただいた時にManggarai駅で撮影していると都営6000形を運転しているR氏(その当時Bogor車庫に勤務、現在Soloに勤務)が遠くの方から我々を呼んでいるのを発見し、我々は撮影を中止してすぐにその列車の乗務員室に飛び乗りKotaに向かったというエピソードもありました。
少々話しが脱線してしまいましたので、話しを元に戻しますと我々はDepok駅に到着するとそこから車庫まで約2kmの道程を歩いて向かいました。車庫のゲートでBukit Duri車庫の区長に発行していただいた許可証を警備員に見せ、拙いインドネシア語で説明すると無難に入場することができました。

203系は8月2日、マト51と66がTanjung Priok港に到着したのを皮切りに、8月下旬にマト52が到着し、これらの編成は一旦Balai Yasa Manggaraiに収容されたのち、Depok車庫へと回送され、全ての編成がDepok車庫で転入整備を受けるようです。なお、8月に新潟東港に回送されたマト68と69ですが、9月22日にTanjung Priok港に無事に到着したようです。

車庫の奥へ進んで行くと留置線にはマト52が留置され、まだ転入整備が実施されておらず、JR時代そのものでした。


まずは車庫の事務所で偉い方に許可証の提示と挨拶を交わし、忘れてはなならいのがここでも菓子折りを渡して少しばかりの御礼をさせていただいたのち、我々一行は全員ヘルメットをかぶって車庫の奥にいる203系マト51と66のところへと向かいました。

マト51とマト66が並んで留置され、両方の編成ともに転入整備を受けており、マト66のほうは中間車のみ帯の色がKCJカラーに変更されていました。なぜかこの2編成、編成の向きが逆であり、整備する上で全く問題なのか気になるところです。


Tcは女性専用車ということで、女性専用車の装飾が施されるものと思われますので、このようなJR時代とKCJカラーを一緒に見ることができるのもほんの僅かです。中間車は全てKCJカラーに変更されていましたが、おそらく営業にあたってはMM'が1ユニット抜かれ、Tc M M' T T M M' T'cの編成を組成するのではないかと推測されますが、果たしてどのような形で組成してくれるのでしょうか。余剰になった中間車は将来的に05系や7000系などのメトロ車の余剰車も含めて本来であれば10両編成として使用できることが最適なのですが、どのようなことになるのかこちらも気になるところです。(部品取りにならなければ良いのですが)


マト51のエメグリ帯の姿もこれで最後かと思います。


マト66の乗務員室に入ってみると、スイッチ類に他の形式と同様にインドネシア語の表示が付けられていました。東南アジアの船に乗船すると日本の中古船に乗船することがよくありますが、船員から日本語で表示されたスイッチを質問され、私自身よくわかっていないにもかかわらず訳すのに四苦八苦することが多くありました。同様にジャカルタで乗務員室に乗車することが許されていた時代に乗務員から質問され、困ったことがありました。


マト66のTcの前面はKCJカラーに変更中で、のちほど投石防止の黒いネットが設置されました。そのあとの姿は9月26日付けアップの写真を見ていただければと思います。また、その後、貫通扉の黄色帯部分にKCJのロゴマークが追加されています。


ある程度撮影し終わったところで時計の針を見てみると夕方5時近くになっており、結局この日は昼食を取らないまま103系と203系を中心に撮影に没頭した1日となりました。
JR系列の車両については、おおよそのことはお伝えしましたので、JR車両以外のことで7月訪問時のことも含めて次回はお伝えしていきたいと思います。