Asian Railway Plaza

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活躍を続けるジャカルタの103系

2010年09月23日 19時49分40秒 | インドネシア
本日は東南アジアシリーズということで、ジャカルタで活躍を続ける103系の話題を提供したいと思います。
2004年10月から11月に渡って、武蔵野線用の103系、Tc M M' T'cの2編成とMc M' T T'cの2編成、計16両がオレンジ色のままPT. Kereta Apiに有償譲渡されましたが、現在もJakarta Kota・Tanah Abang~Depok間を中心に元気よく活躍しております。
103系の運用や時刻については、今までのように毎日決まった同じ運用に入るとは限りませんので今回は掲載いたしませんが、上記の区間で朝夕を中心に運行されていますので、103系を是非とも撮影ならびに乗車したい方は、この区間でお待ちすることをお薦めいたします。
(Manggarai駅にて撮影)

現在103系の編成は8両編成×2本に組成され、Ekonomi ACもしくはEkspresに充当されています。昼間はDepok車庫でお休みというパターンが多いようですが、Bukit Duri車庫で昼間留置されていたり、Bogorまでの運用に充当されることもあるようです。
103系の編成は以下のとおりで、高運の編成は今まで2本の編成の向きが逆に組成されていましたが、現在では編成の向きが統一されています。(理由は不明です)
←Jakarta Kota・Tanah Abang        Depok・Bogor→
Tc815 M752 M'2009 T'c822 Tc359 M654 M'810 T'c384
T'c597 T246 M'231 Mc105 T'c632 T210 M'321 Mc153

下の写真は高運の編成で、編成によって塗り方やロゴマークにも差異が見られます。


塗装の脱落がいたるところに見られるようになりましたが、それでも活躍し続けています。
(写真はMc153)


103系にも女性専用車が登場し、編成の先頭部と最後部の車輌が女性専用車となっています。車体の側面や車内の戸袋部、中吊りに女性専用車であることを示すステッカーなどがあります。なお中間に入っているTcやMc車は女性専用車に指定されていません。


Ekonomi ACの東急の車輌や103系では先日の写真のように屋根に乗車する乗客や側引戸を開けたまま走行する車輌が見られ、乗客がEkonomi ACに相当シフトしているようです。
来年早々には検査時期を迎えると思いますので、塗装の変更も行われるかと思いますが、果たしてどのような塗装に変更されるのか楽しみであると同時に末永い活躍を願いたいものです。
(Cikini駅にて撮影)