どの国の鉄道の話しから進めてよいのか困るところですが、まずはマレーシアのKTMの乗車記から述べていきたいと思います。
クアラルンプール入りしたのは8月27日夕方でありましたが、エアーアジアというマレーシアを本拠地とする格安航空会社を利用しました。私が利用したのはフィリピン、クラークからの路線で、料金が僅か約1万円というかなりの安さであります。将来的には日本へも乗り入れが計画されていますので、就航となれば往復4万円を切る料金で利用できるのではないかと思われますが、このような話題はあとにして先に進めたいと思います。
空港からスカイバスでKL Sentral駅に到着したのが、夕方5時を廻っていました。とりあえず隣駅のKuala Lumpur駅までKTMを利用し、駅から10分ほどの前回クアラルンプール訪問時に利用したホテルにチェックインすると、パスポートの提示が求められるのですが、パソコン上に私の記録が残っており、前回訪問したのが2003年と既に7年が経過しておりました。早いもので7年が経過しており、マレーシア訪問は本当に久しぶりであることを痛感しました。
早速、必要な荷物を持ってKTMコミュータートレインに乗車してみることにしました。今までPel. KlangやSentul、本線上のRawangにコミュータートレインで行ったことがありましたが、唯一行ったことがないのが本線上のクアラルンプール南郊のSerembanに行ったことがありませんでしたので、この方面の列車に乗車することにしました。
駅の窓口でSerembanと告げると紙製の磁気カードが渡され、それを自動改札に差込、ホームの中へ入りました。Kuala Lumpur駅ではコミュータートレインが2・3番線のホームを利用し、2番線が北行でRawang方面とBatu Caves(Sentul)方面で停車する場所が異なります。Rawang方面はホームの北側でBatu Caves方面はホームの南側に停車し、誤乗を防止しています。3番線が南行で先程と同様に方面によって停車する場所が異なります。Pel.Klangがホームの北側で、Serembanがホームの南側に停車します。
実は私も最初はこのことを把握しておりませんでしたが、要領がわかり18:54発のRawang行きに乗車しました。次のKL Sentral駅は2面4線の地下駅で、列車は最も外側の線路に入り停車しました。この駅はクアラルンプールの中心にあるため乗降の多い駅ですが、そこへ2人の女性がホーム上で乗るかどうするか躊躇しておりました。私はどこの国の人かわからないので「Ke Selemban」と言うと、それでもわからなかったようで、そのうちその1人の女性が「どっち」と日本語で言うので、私は何だ日本人かと指で「こっち」と示したのでした。しかしながら、その女性達はそれでも乗車することに躊躇し、扉は無情にも閉まってしまいました。私は最初から「どちらまで行くのですか」というような聞き方をしていたら、彼女達もすぐに答えられ乗車するのかどうか判断できたのではないかと思いますが、あせっている時はなかなか適切な尋ね方ができません。
列車は少々の遅れがありましたが、郊外へ行くにしたがってスピードを上げていきました。
車内に目をやると扉に「Jangan bersandar pada pintu(扉に寄りかからないで!)」と書かれていましたので、タガログ語だけわかる人でも理解できるなと思い、その言葉をノートに書き込みました。すると隣に居たインド系の青年が私のノートを覗き込み、興味深くみていました。私は目が合ってしまったので、マレー語とタガログ語はとても似ているんだよと説明し、この扉に書かれている言葉の中のbersandar(タガログ語の語根=sandar 寄りかかる)とpintu(タガログ語=pinto 戸)はお互いに共通する言葉ということを説明しました。
Serdang駅付近で空港連絡鉄道のKLIAに気持ち良く抜かされるが、列車は100km/h近いスピードで飛ばしています。マレーシアはマレー半島でも日本との時差が僅か1時間なため、19時を過ぎても明るかったのですが、さすがにSerdang駅を過ぎたあたりから暗さが増してきました。
Serdangから先は駅間が長く、100km/h近いスピードを出す。車内も先程までかなりの混みようでありましたが、この時点で半分ぐらいの椅子が空いています。この国の三大人種はマレー系、中国系、インド系でありますが、やはり車内の様子も同じ人種同士が元々使用している母国語を使って話しをする姿が我々日本人には異様に思えます。もう少し人種の垣根を越えて付き合えば良いのではないかと思いますが、やはり思っている以上に簡単にはいかないのでしょうか。
そのようなことを考えているうちにBangiに到着。先行する列車がこの駅止まりであったため、この駅より先の利用者が乗車し、椅子は満席となり、ドア付近に立つ乗客が見られました。
車内の椅子の配置に目を向けると、実にユニークであります。写真のとおりで場合によっては隣の人の視線が気になるもので、このような椅子の配置はジャカルタのHolecの車輌でも見られます。
ところで、待避施設を持った駅が多く見られ、その配線の状況が昔の小田急線の東北沢駅のような駅が多く、有効長がとても長い。なので本線に出るまでかなり時間がかかるのでありますが、日本に比べて豪勢なつくりとなっています。何もここまで多くの駅に待避施設をつくる必要があるのかどうかわかりませんが、あって損はないかとも思ったしだいです。
列車は6分遅れの20:21で終点Serembanに到着。クアラルンプールから1時間以上も時間を要したわけですが、駅前の雰囲気は郊外の駅というよりも地方都市そのものでありました。
すぐに折り返し列車でクアラルンプールに戻りますが、クアラルンプールに到着したのは22時近くでした。
終点のSerembanにようやく到着。
クアラルンプール入りしたのは8月27日夕方でありましたが、エアーアジアというマレーシアを本拠地とする格安航空会社を利用しました。私が利用したのはフィリピン、クラークからの路線で、料金が僅か約1万円というかなりの安さであります。将来的には日本へも乗り入れが計画されていますので、就航となれば往復4万円を切る料金で利用できるのではないかと思われますが、このような話題はあとにして先に進めたいと思います。
空港からスカイバスでKL Sentral駅に到着したのが、夕方5時を廻っていました。とりあえず隣駅のKuala Lumpur駅までKTMを利用し、駅から10分ほどの前回クアラルンプール訪問時に利用したホテルにチェックインすると、パスポートの提示が求められるのですが、パソコン上に私の記録が残っており、前回訪問したのが2003年と既に7年が経過しておりました。早いもので7年が経過しており、マレーシア訪問は本当に久しぶりであることを痛感しました。
早速、必要な荷物を持ってKTMコミュータートレインに乗車してみることにしました。今までPel. KlangやSentul、本線上のRawangにコミュータートレインで行ったことがありましたが、唯一行ったことがないのが本線上のクアラルンプール南郊のSerembanに行ったことがありませんでしたので、この方面の列車に乗車することにしました。
駅の窓口でSerembanと告げると紙製の磁気カードが渡され、それを自動改札に差込、ホームの中へ入りました。Kuala Lumpur駅ではコミュータートレインが2・3番線のホームを利用し、2番線が北行でRawang方面とBatu Caves(Sentul)方面で停車する場所が異なります。Rawang方面はホームの北側でBatu Caves方面はホームの南側に停車し、誤乗を防止しています。3番線が南行で先程と同様に方面によって停車する場所が異なります。Pel.Klangがホームの北側で、Serembanがホームの南側に停車します。
実は私も最初はこのことを把握しておりませんでしたが、要領がわかり18:54発のRawang行きに乗車しました。次のKL Sentral駅は2面4線の地下駅で、列車は最も外側の線路に入り停車しました。この駅はクアラルンプールの中心にあるため乗降の多い駅ですが、そこへ2人の女性がホーム上で乗るかどうするか躊躇しておりました。私はどこの国の人かわからないので「Ke Selemban」と言うと、それでもわからなかったようで、そのうちその1人の女性が「どっち」と日本語で言うので、私は何だ日本人かと指で「こっち」と示したのでした。しかしながら、その女性達はそれでも乗車することに躊躇し、扉は無情にも閉まってしまいました。私は最初から「どちらまで行くのですか」というような聞き方をしていたら、彼女達もすぐに答えられ乗車するのかどうか判断できたのではないかと思いますが、あせっている時はなかなか適切な尋ね方ができません。
列車は少々の遅れがありましたが、郊外へ行くにしたがってスピードを上げていきました。
車内に目をやると扉に「Jangan bersandar pada pintu(扉に寄りかからないで!)」と書かれていましたので、タガログ語だけわかる人でも理解できるなと思い、その言葉をノートに書き込みました。すると隣に居たインド系の青年が私のノートを覗き込み、興味深くみていました。私は目が合ってしまったので、マレー語とタガログ語はとても似ているんだよと説明し、この扉に書かれている言葉の中のbersandar(タガログ語の語根=sandar 寄りかかる)とpintu(タガログ語=pinto 戸)はお互いに共通する言葉ということを説明しました。
Serdang駅付近で空港連絡鉄道のKLIAに気持ち良く抜かされるが、列車は100km/h近いスピードで飛ばしています。マレーシアはマレー半島でも日本との時差が僅か1時間なため、19時を過ぎても明るかったのですが、さすがにSerdang駅を過ぎたあたりから暗さが増してきました。
Serdangから先は駅間が長く、100km/h近いスピードを出す。車内も先程までかなりの混みようでありましたが、この時点で半分ぐらいの椅子が空いています。この国の三大人種はマレー系、中国系、インド系でありますが、やはり車内の様子も同じ人種同士が元々使用している母国語を使って話しをする姿が我々日本人には異様に思えます。もう少し人種の垣根を越えて付き合えば良いのではないかと思いますが、やはり思っている以上に簡単にはいかないのでしょうか。
そのようなことを考えているうちにBangiに到着。先行する列車がこの駅止まりであったため、この駅より先の利用者が乗車し、椅子は満席となり、ドア付近に立つ乗客が見られました。
車内の椅子の配置に目を向けると、実にユニークであります。写真のとおりで場合によっては隣の人の視線が気になるもので、このような椅子の配置はジャカルタのHolecの車輌でも見られます。
ところで、待避施設を持った駅が多く見られ、その配線の状況が昔の小田急線の東北沢駅のような駅が多く、有効長がとても長い。なので本線に出るまでかなり時間がかかるのでありますが、日本に比べて豪勢なつくりとなっています。何もここまで多くの駅に待避施設をつくる必要があるのかどうかわかりませんが、あって損はないかとも思ったしだいです。
列車は6分遅れの20:21で終点Serembanに到着。クアラルンプールから1時間以上も時間を要したわけですが、駅前の雰囲気は郊外の駅というよりも地方都市そのものでありました。
すぐに折り返し列車でクアラルンプールに戻りますが、クアラルンプールに到着したのは22時近くでした。
終点のSerembanにようやく到着。