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Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

キハ59(こがね)とPNRのGM、Ragragio氏との面会

2012年01月04日 21時20分22秒 | フィリピン
203系、キハ52とお伝えしてきましたが、昨年、前記の車両とともに譲渡されたキハ59(こがね)も投石防止ネットが取り付けられ、試運転、イベントなどで運行されているようです。ただし出番は限られてしまいますので、キハ52のように走っている姿を撮影するにはチャンスが少ないようですが、将来的にBicol Expressを1日3往復にすることや、富士山よりも美しいMayon火山のあるLegazpiまで近々開通を予定していますので、もしかするとその一部の運用を担うことも考えられます。


車内に入ってみましたが、私自身この車両を見るのは日本で実際に見たことがありませんので、詳細にどこに手が入れられているのかと言われてもわかりませんが、おそらく投石防止ネットの取り付けが行われたのみで、他は改造が行われていないと思われます。


以上、203系、キハ52、そしてキハ59(こがね)と昨年譲渡された車両を紹介しましたが、これらの車両で動きがありましたら、今後も報告させていただきたいと思っております。

話しはがらりと変わって、先月の16日にPNRの本社を訪問した時にPNRのGMであるJunio Ragragio氏と僅かな時間でありましたが、御会いすることができました。
実は昨年の2月、車両担当者とともに来日され、初めてPNRのGM、Ragragio氏と御会いできたのですが、昨年の7月、9月に訪比した時は多忙と会議で御会いできず、12月の訪比時に再会できました。
Ragragio氏の部屋はPNR本社ビルの一角にあり、とても広い部屋です。部屋の壁にはPNRの昔の写真が展示されておりますが、切符売場や待合場所のある1FにもPNRの昔の写真や車両が展示され、将来的にこれらを展示できる鉄道博物館をマニラ首都圏に建設するようです。


下の写真はPNRのGM、Ragragio氏と記念に撮影させていただいたものです。
日本ではこのようなかなり地位のある方と御会いする機会はごく稀ですが、フィリピンやインドネシアでは御会いすることが時々あります。以前もABS-CBNのニュースキャスターでありフィリピンの前副大統領であったNoli De Castro氏に御会いできるチャンスはありましたが、HUDCC(住宅都市整備公団のような国家組織)のCastro氏の部屋に入るまでにとどまり、御会いすることはできませんでした。(もちろんHUDCCに勤務する私の友人は時々一緒に地方へ同行していましたが)

最近のPNRキハ52の動き

2012年01月03日 20時33分07秒 | フィリピン
先日はPNRの203系の動向についてお伝えしましたが、本日はキハ52について簡単に述べていきたいと思います。
昨年9月に新潟港より203系10両、キハ59(こがね)とともに国鉄色のキハ52、3両と新潟色のキハ52、4両の計7両がPNRに譲渡され、気動車には疎い私でもビックリしたものです。実は昨年の2月にPNRの担当者からそのお話しを聞いた時に驚いていたのですが、こうして現実にPNRに到着してみると意外とこの南国フィリピンの風土に合っているのではないかと感じております。

まず、運用状況については先日お伝えしたようにTutuban~Alabang間のコミュータートレインの始発列車(Tutuban5:05発、Alabang6:05発)に充当されているようで、その他Tutuban~Naga間の長距離臨時列車にも充当されることがあるようです。
使用される車両については昨年の12月16日時点で投石防止ネットが装着された国鉄色の3両(キハ52-122、キハ52-127、キハ52-137)と新潟色のキハ52-123で、装着されていない車両(キハ52-102、キハ52-120、キハ52-121)は運用に充当されることはないようです。

下の車両は新潟色で唯一、投石防止ネットが装着されたキハ52-123で、国鉄色とともに営業に入ることもあるようです。


私が訪問した昨年12月には残念ながら乗車することはできませんでした。キハ52を運転できる運転士が2人しかおらず、そのうちの1人が当番であったものののその奥さんが病気とのことで看病しなければならず、12月15日夕方の臨時列車と16日朝一番列車にはロテムの車両が充当されました。


キハ52ファンにとってはこの姿きっと堪らないのではないかと思いますが、投石防止ネットがなかったら最高ですね!


車両のサイドはご覧のように側引戸のガラス部分に投石防止ネットを装着できないため、Tc203-107と同様に鉄板のようなもので塞いでおります。PNRのロゴマークも車体中央部に取り付けられていますが、当初は担当者から車体を塗り替えるとおっしゃっていましたので、とりあえずそのままの色で営業に入り嬉しいかぎりです。


側引戸のガラス部分が塞がれているため、外が見えないのが残念です。ジャカルタの電車のようにプラスティック製のものに換えられればよいのですが。


投石防止ネットの装着された4両は、PNRのロゴマークも付けられております。


下の車両はキハ52-137で、車内には手が加えられていないようです。


同じくキハ52-137の運転台です。試運転で100km/h以上のスピードを出したとかで話題になっているようですが、私としては無理のないようなスピードで安全に運転してもらえることを願うばかりです。(ロテムのDMUに乗車していても80km/h以上のスピードで走るとかなり怖いものがありますからね)


最後に昨年12月16日現在のTutuban駅及びヤードの車両配置状況を掲載します。南北に細長いため2つに分けて車両配置状況図を作成してみました。配線は一部省略している箇所があり、ロテム製のDMUについては基本的に修繕庫に配置されていたため表示しておりません。同様にディーゼル機関車についても機関庫におりましたので表示しておりません。また、車両の前位、後位についても表示しておりませんが、先日も203系について述べたように前位、後位の向きがバラバラのものがあったり、向きが統一されているものもありました。
下の図がTutuban駅側(南側)です。6番線には新潟色のキハ52、3両が転入整備を受けないまま留置されていました。Binan発着のCommexには1番線の12系が使用されているようでこの時点で4両編成のようでした。14系寝台車オハネ14-63、スハネフ14-32はBicol Expressに使用されたと思われるため、この時点ではNagaに留置されていると推測されます。この他North Rail用に12系客車(元JR九州)が留置されていましが、その車両についてもここでは表示しておりません。


こちらの図は上の図に繋がる北側部分です。CAR-3は白色の12系客車です。なおTc203-107は発電機搭載工事を受けるようで、先週Caloocan工場へ回送されました。


日本からの譲渡車両が急激に増加し、非常に面白くなってきましたが、今年も何度か訪比を計画しておりますので、訪比の際にはPNRに乗車ならびに撮影を行い、報告させていただきたいと思っております。

最近のPNR203系の動き

2011年12月30日 22時57分03秒 | フィリピン
先日、フィリピン国鉄(PNR)のことについて、簡単にご報告しましたが、まずは最近の203系の動向について述べてみたいと思います。
PNRにはマト67、53~55の4編成、計40両が9月と11月に譲渡され、12月15日時点でTutuban駅及びヤードに全ての車両が留置されていました。Tutuban駅及びヤードはある程度の留置スペースがあるもののやはり40両となりますとかなりのスペースが必要となり、これ以上の車両を留置するスペースがほとんどないようです。各車両の留置状況図については、現在作成中のため後日地図にして掲載させていただきたいと思います。


先日も述べましたように203系の使用方法については、1編成を5両編成として使用する予定で、冷房装置の使用とドアの自動開閉を前提に改造する予定です。MGに電力を供給する上で発電機を車内に取り付ける予定で、先週、Tc203-107の1両がDLに引かれCaloocan工場に入場しました。
私が訪問した15日時点でこのTc203-107の側引戸ガラス部分はすでに鉄板のようなもので潰され、他の車両についてはこのような改造は受けておりませんでした。


このような側引戸ガラス部分を潰す工事ですが、同様にキハ52についても実施されております。投石による被害を防止するため、本来であれば投石防止ネットを装着できれば良いのですが、この部分に装着するのは不可能ですので、ガラス部分を鉄板のようなもので塞いでおります。


203系の使用については早くて来年1月を予定しているようですが、先日も述べましたように1ヶ月という短期間で本当に整備できるのか疑問ですし、5両編成8本を改造整備するには多少時間がかかるのではないかと思いますので、203系の活躍する姿を頻繁に見かけるにはもう少し先になるのではないかと推測しております。
また、PNRのラインカラーはオレンジですので、常磐線カラーからラインカラーのオレンジに変更されるのか注目されます。

下の写真はT'c202-5です。

フィリピン国鉄探訪

2011年12月20日 20時41分36秒 | フィリピン
先週の14日~18日にかけてマニラへ行って参りましたので、簡単にご報告させていただきたいと思います。今回は台北経由のチャイナエアラインで安く訪比したため、正味3日間の時間しか取れず、他にも用事がありましたのでフィリピン国鉄(PNR)調査に充分な時間が取れませんでしたが、それでも15日、16日と2度もフィリピン国鉄本社訪問及びTutuban駅構内での撮影ができましたので、わかる範囲で報告したいと思います。

今年9月と11月、マニラに到着したキハ52の7両、キハ59(こがね)の3両及び203系40両は全てTutuban駅構内及びヤードと修繕庫に留置され、キハ52の4両とキハ59(こがね)の3両が投石防止ネット装着済みで、その他のキハ52の3両と203系全車両については、整備待ち(未整備)状態でした。

Tutuban駅上にあるフィリピン国鉄本社から駅構内とヤードに留置されている車両を眺めることができ、以前のような広いヤードも手狭になってしまいました。


こちらは先程の本社から見た方向とは全く逆で、駅北側からTutuban駅とフィリピン国鉄本社を眺めています。
左側(東側)から留置されている車両を簡単に説明しますと、キハ52新潟色3両、14系寝台車及び12系ダイニングカー計3両、14系寝台車4両、12系Commex4両、そして203系13両となっています。


日本ではこのような203系とキハ52のツーショットの光景は非常に違和感がありますが、フィリピン国鉄では何でもありのまさにHalu-halo(フィリピン語でごちゃ混ぜという意味)を呈しています。
203系40両は全てこのTutuban駅に留置され、車両の向きが一定方向に留置されているものもありますが、バラバラであったり、MM’ユニット同士で組成されていなものもありますので、実際に使用するにあたっては車両の向きの統一とMM’ユニットとして組成する必要があるかと思います。
先日も申し上げたように203系の使用方法については、発電機を車内に搭載させ、大きさ的に車体全体の約1/3程度とのことですので、発電機室と客室を2重のパーテーションで仕切り、発電機から440vをMGに供給し冷房装置を使用することと、ドアの開閉についても自動ドアとして使用する予定とのことです。
早ければ来年1月を目処に整備し、使用したいとのことですが、来年1月を目処とはあまりにも時間的に無理があるようで、私の推測としてはもう少し整備に時間がかかるのではないかと思っています。
1編成の両数については5両1編成ということで、単純に5両編成8本に組成されるようです。また、MGが160KVAであり1両が30KVAですので、2M3Tになる編成についてはギリギリ使用可能と思われます。
使用する区間については、マニラ首都圏のコミュータートレインやビコール地方のコミュータートレインでも使用するとのことで、フィリピン国鉄全線で活躍するのではないかと思われます。


キハ52については、国鉄色の3両は投石防止ネットが装着され、マニラのコミュータートレインとしてTutuban~Alabang間で使用されていますが、冷房装置がないためか運用は少なく、朝1往復とクリスマス期間中の夜間臨時列車1往復に限定されています。
キハ52が充当される列車は、朝は列車番号101のTutuban5:05発Alabang6:00着と列車番号102のAlabang6:05発Tutuban7:00着の1往復。夜間については列車番号147のTutuban発19:30発Alabang20:25着と列車番号148のAlabang20:30発Tutuban21:25着の1往復に充当されています。ただし、時々ロテム製造のDMUが充当されることもあり、かつ逆にキハ52がロテム製造の運用に充当されることもあります。私がフィリピン国鉄に訪問した15日も夜間の臨時列車に充当される予定であったキハ52に乗車しようと企てていたのですが、キハ52を運転できる運転士は2人しかおらず、任務にあたる予定であった運転士はその奥さんの突然の病気により、看護しなければならないとのことで、充当される車両はロテム製造のDMUに変更されてしまいました。いかにもフィリピンらしいエピソードですが、当日偶然にもその任務にあたる予定であった運転士と御会いすることができ、奥さんを看病するどころかぷらぷらとぶらついているだけで、たださぼりたいだけなのではないかと感じたしだいです。


フィリピン国鉄のDLに引かれたキハ52国鉄色が構内を行ったり来たりしていました。


一方、新潟色のキハ52の4両ですが、キハ52-123は国鉄色と同様に投石防止ネットが整備されていましたが、その他の3両についてはいまだに投石防止ネットが整備されておらず、下の写真のとおりTutuban駅構内の6番線に留置され、きれいな姿を保ち続けています。いずれは投石防止ネットが取り付けられると思われますので、このシーンを撮影したい方は今のうちかと思われます。


キハ59(こがね)についてですが、キハ52と同様に投石防止ネットが取り付けられました。何かのイベントの際には使用されるとのことです。


2ヶ月前に報告しましたDMU6編成がいまだに修繕が行われておらず、使用不能のままになっています。今後、修繕が行われるのか心配ですが、また訪比の際にはこの編成の様子を伺ってみたいと思います。


今回は主に撮影に徹し、フィリピン国鉄の現状と計画について、担当者と話す機会が多くありませんでしたが、Legazpiまでの運行については早くても来年1月頃、CaloocanやCalambaまでのコミュータートレインの運行は目処がたっていません。
以上、簡単に報告させていただきましたが、詳しいことについては後日述べていきたいと思いますし、また数ヶ月後にも仕事と合わせて訪比したいと思っております。

PNR近況報告ー第2陣203系11月中旬頃マニラ到着予定

2011年11月04日 23時58分10秒 | フィリピン
またまた、突如と大変ご無沙汰してしまい申し訳ありません。ついつい仕事で忙しさが続くと仕事のことで頭がいっぱいになり、鉄道のことは疎かになってしまいますが、どうぞお許しください。

つい2日前になりますが、フィリピン国鉄の方から情報をいただきましたので、その内容について報告させていただきたいと思います。

まずは9月にマニラに到着したキハ52ですが、早速、国鉄色については投石防止ネットが取り付けられ、10月29日にTutubanからNagaに、11月2日にNagaからTutubanに運行されたとのことです。11月1日がAraw ng kaluluwaという日本で言うお盆のシーズンにあたるため、その帰省用の臨時列車として運行されたようです。(どうもその1週間前にもTutuban~Naga間で使用されたようです)
今後の予定については、GMの方針としてはキハ52をまずTutuban~Alabang間のコミューターとして使用するようです。現在のところRotem社のDMU1編成が故障中であるため、予備がない状態が続いており、その打開策として使用する計画があるようです。なお現地のマニアからの情報としては4日現在マニラのコミューターとして使用されたという目撃情報があったようです。

キハ59については、11月15日のフィリピン広告議会の参加者を乗車させるため、投石防止ネットを付けているようです。将来的にはNaga行きに使用するとのことですが、使用方法についてBicol Expressとしてなのかコミューターとしてなのかはわかりません。



続いて203系についてですが、発電機を車両に搭載させ、冷房システムを稼動させた上で、現在運行されているTutuban~Binan間のCommex12系を置き換える予定です。編成の構成は5両編成単位であり、Bicol地方のコミューターとしても使用するとのことです。
また、第2陣の譲渡についてですが、203系30両が11月15日頃マニラに到着予定とのことです。

今後も何か新たな情報がありましたら、報告させていただきたいと思いますし、年内にもう一度訪比し、時間がある限り現地の状況を調べたいと思っております。

さよなら203系、また、フィリピンで会いましょう!Paalam na series 203,magkita tayo sa Pilipinas ulit.

2011年10月17日 11時43分42秒 | フィリピン
京葉線で活躍していた201系が今年6月末に引退し、一昨日も房総各線で活躍した113系が引退し、JR東日本から国鉄型と言われた形式が消滅していますが、201系のアルミ車体版の203系も同様に9月26日を最後に営業を終了しました。
そのような状況の中、車体が鋼製の201系や113系はスクラップという悲しい結末になりましたが、近年、東南アジアのインドネシアやフィリピンをはじめ、マレーシア、ミャンマーでは大都市部や都市間輸送の輸送力改善が大きな問題となっており、それを緊急的に解決するべく日本の中古車導入が最も手っ取り早い方法ということで、日本の鉄道会社から中古車が各国の鉄道会社へ譲渡されています。
本日お届けする203系についても、そのような状況の中合致した車両ということで、インドネシアのPT.KAIに5編成、フィリピンのPNRに4編成が送られることになり、唐ゆきさんという言葉(フィリピンでは12系や14系のことを「じゃぱゆき」というあだ名が付いています)が適切かどうかわかりませんが、それぞれの国で活躍が期待されています。

10月1日、時間が取れましたので尻手でマト54を撮影してみました。私は普段は葬式鉄のようなことは行っておりませんが、元地元である南武線に203系が通過するということで撮影してみました。


16日は203系の姿を日本で見ることができるのも最後ということで、千鳥町の埠頭付近で撮影してみました。普段は人の姿も見られない場所ですが、当日は大勢のギャラリーが詰めかけ、日本では最後の203系を撮影しておりました。


最後は船着場まで運ばれ、あとは船の到着を待つばかりですが、読売新聞の地方版によるとこれらの203系30両は10月下旬に出港し、フィリピンのPNR(フィリピン国鉄)に送られるとのことです。おそらく1週間でマニラに到着すると思われますので、11月上旬頃にはマニラに到着するのではないかと思われます。PNRへは既に203系10両、キハ52系が7両、キハ59系(こがね)が3両の計20両が譲渡され、それらの車両は全てTutuban駅構内及び車庫に留置されていますが、留置に必要なスペースが少ないかと思われますので、今回、第2陣として運ばれる203系30両は、PNRの車両工場のあるCaloocanに運ばれることも予想されます。PNRとしては約83両分の輸送にかかる費用の予算がありますので、残り約33両分の予算が残っているという計算になりますが、今後もどのような形式が譲渡されるのか気になるところです。
また、PNRでの203系の使用方法については先日お伝えしましたが、地元のマニアからはキハ52にサンドイッチされて使用されるのかもという噂もあります。実際のところそのようなことができるのかどうか、私は技術士でありませんのでわかりませんが、使用方法についても気になるところですので、公式の情報を待ちたいと思っています。


Dumating na ang isang formation ng series 203 sa Kawasaki port noong Oct 16 at nasa Kawasaki port na ang 30 cars ng series 203 ngayon. Ayon sa Japanese newspaper, siguro aalis daw ang mga coaches na iyon sa Kawasaki port papunta sa Manila sa katapusan ng October. Kaya sa palagay ko ay siguro darating ang mga coaches na iyon sa Manila sa umpisa ng November. Hindi ko pa alam kung paano gamitin ng PNR ang series 203.


PNR近況報告-その2

2011年10月02日 17時57分53秒 | フィリピン
先日は日本からの譲渡車両についてお伝えしましたが、マニラ首都圏におけるフィリピン国鉄(PNR)の現状について簡単に報告したいと思います。

昨年、6月16日にダイヤ改正が行われてから、その後ダイヤ改正は行われておらず、基本的に朝夕のピーク時にはTutubang~Alabang間を30分置きに、日中の閑散時間を1時間置きに韓国Rotem車製のDMU3両編成が運行されています。その他DL+12系客車のCommexがTutuban~Binan間を1日1往復運行されています。Commexの時刻については、Binanを4:50に出発しTutubanに6:45に到着。戻りはTutubanを18:20に出発しBinanを20:15に到着するというスケジュールです。
近年、PNRのコミュータートレインは列車の遅れも少なく、目的地に時間どおりに到着できることや運賃もバスに比べ安いことから、利用者が増え続けているようで、現状の運行体制では乗客を捌くことができません。

かなりの乗客が乗り降りするBuendia駅で観察してみましたが、積み残しが出るぐらい乗車率が高く、抜本的な輸送力増強が望まれます。


PNRと平行に走るOsmana Ave.やSouth Super Highwayでは朝夕を中心に渋滞が激しいですが、列車は渋滞知らずということもあり好評のようです。ちなみに列車でAlabangからBuendiaまで約16kmを30分で結んでいます。


Alabang駅はDMUの運行に伴い、新ホームが大型商業施設Metropolisの脇に設置され利便性が向上し、Alabang以南からのバスやジープニー利用者がこの駅でPNRを利用し、マニラ方面への速達性も向上しています。


この韓国Rotem製のDMUですが、修繕を担当している方の声を聞くと壊れやすいなど時々トラブルを起こしているようで、私も今回のマニラ滞在時にエンジントラブルがあり、乗車する予定であった列車がそのトラブルにより通過してしまい、45分ほど待たされました。
また、Tutuban駅北側にある修繕庫を覘いてみると1編成のDMUがAlabang駅付近で何かと衝突し、キャビンの一部が破損しているため使用できない状態となっています。ちなみにこの編成はDMU6編成で(DMR-11 ITR-06 DMR-12)です。


続いて個人的な用事がてらAlabang以南がどのような状態になっているのか寄り道してみました。Alabang~Calamba間約27kmはNorthrail-Southrail Linkage Projectの第2期区間として整備される予定で、本来であれば複線化とコミューター化が完成間近なはずなのですが、いまだにその整備に着手されておらず、Rotem製のDMU増備も行われておりません。

下の写真はSan Pedro駅付近で線路脇は草が生い茂っています。


San Pedro駅には1日1往復のCommexの列車が停車するだけで、プラットホームは子供達の遊び場となっています。


Calambaに近いSanta Rosa付近で撮影してみましたが、やはりこの付近でも全く整備が行われていませんでした。


最後にBicol Express関連について述べたいと思います。現場で確認したわけでありませんが9月5日よりTutuban~Naga間を毎日の運行により運行開始されました。時刻は私が乗車した7月の時点と若干変更されているようで、下りはTutubanを18:30に発車し、Nagaに翌日の4:30に到着します。上りについてはNagaを18:30に発車し、Tutubanに翌日4:30に到着します。なお、上下のBicol ExpressはPlaridelで列車交換を行います。
編成については基本的にDL(900型)+開放式B寝台2両+12系リクライニング1両のようです。
また、9月の第3週末にはNagaでペニャフランシア祭(水かけ祭)が行われているため、9月16日にTutubanからNagaに、18日にはNagaからTutubanに臨時列車とも言うべき「Penafrancia Express」が運行されました。時刻についてはTutubanを21:00に発車し、翌日の8:20にNagaに到着。逆がNagaを20:30に発車し、Tutubanを6:40に到着のようです。
編成についてはDL(900型)+ソロ2両+開放式B寝台1両+12系改造ダイニングカーのようです。

以上、簡単にPNRについて述べてまいりましたが、また何か話題がありましたら、報告したいと思いますし、年内にもう一度マニラを訪問して、時間のあるかぎりPNRについて調べてみたいと思っています。




PNR近況報告-その1

2011年09月30日 23時21分21秒 | フィリピン
本日は先日フィリピンに訪問した時のフィリピン国鉄(PNR)の近況について報告したいと思います。

まずは8月上旬に新潟東港を出港し、9月17日にマニラ港に到着した203系やキハ52、59(こがね)の計20両についてですが、23日から24日にかけての深夜にTutuban駅への搬送が開始されました。途中、歩道橋など高さ制限のあるところを通過し、道中、多少問題があったようですが、全ての車両がTutuban駅へ搬送されたようです。私は現場を確認しておりませんので、詳細については今後出版される鉄道ピクトリアルの中で、東南アジアの鉄道に詳しい斎藤幹雄氏がレポートする予定ですので、そちらを是非参考にしていただければと思います。

真夜中のTondo地区の街の中を203系がトレーラーにより、マニラ港からTutuban駅まで搬送されました。トライシケルの横を203系が通過するなんて、いかにもフィリピンらしいですが、フィリピンの大衆の乗り物、ジープニーとのツーショットも間もなく見ることができるのではないでしょうか。(写真:斎藤幹雄氏撮影)


現在では全ての車両がTutuban駅に搬送され、狭いTutuban駅構内にこれら20両の譲渡車両が留置されています。フィリピン国鉄としては日本の中古車両輸送などにかかる費用約2.5億ペソを今年1月に用意し、JR東日本から中古車両の無償譲渡の交渉が行われていましたが、とりあえず20両が譲渡され、今後も中古車両の無償譲渡の交渉が行われるのではないかと推測しております。なお、この2.5億ペソの予算は中古車両約83両をフィリピンに搬送することができることから、残りで最大63両が搬送できるものと推測できますが、果たしてどのような車両が第2陣として搬送されるのか楽しみです。

下の写真はTutuban駅に搬送された203系やキハ52などです。(Photo:Mr.Mon de Leon)




譲渡車両の話題についてはここまでとし、その他の話題についてまた明日報告したいと思います。





PNR、PT.KAI最新情報

2011年09月26日 14時42分56秒 | フィリピン
大変ご無沙汰して申し訳ありません。
9月14日~23日までマニラ、ジャカルタに滞在し、PNR及びPT.KAIの状況を調べて参りました。今回はなんと言っても日本からの中古譲渡車両が到着するとあって、その点について十分注目してみました。

今回の旅程についてもできるだけ旅費を抑えようと考えましたが、シルバーウィークの期間中ということもあり、CI(チャイナエアーライン)で行っても高いため、成田~マニラ間はJL、それ以遠はLCC(格安航空会社)を使ってジャカルタまで行き、何とか総額9万円に抑えることができました。

大まかな日程は以下のとおりです。
14日、成田朝発(JL)→マニラ午後着
16日、マニラ朝4:35発(3K:ジェットスター)→シンガポール8:10着
シンガポール14:25発(QZ:エアアジア)→ジャカルタ15:05着
20日、ジャカルタ11:20発(QZ:エアアジア)→シンガポール14:00着
シンガポール16:55発(3K:ジェットスター)→マニラ20:30着
23日、マニラ午後発(JL)→成田夜着


まずはフィリピン国鉄の話題から報告しますと、8月上旬まで新潟東港に留置されたいた203系をはじめキハ52や59(こがね)は、9月17日、無事にマニラ港に到着しました。
21日午後にフィリピン国鉄の方にお願いし、Manila Harbor Centerへ連れて行っていただき、その現場へと向かいましたが、船からの積み下ろし作業中、2機あるうちのクレーン1機が動かなくなり、この時点でキハ52系3両のみが積み下ろしが終了し、残りの車両は船に取り残されたままとなっていました。
203系はキハ52や59の下に潜っていたようで確認できませんでしたが、その後203系も無事に積み下ろしが行われたようです。

ゲートの外に留置されていたキハ52系3両を発見し撮影しました。なお、積み下ろし現場内は撮影禁止で、かつこのManila harbor Center内は関係者以外は立ち入りが禁止されています。



203系も積み下ろしが行われ、23日から24日にかけての深夜にTutubanヤードへの搬入が早速開始されました。(写真は斎藤幹雄氏撮影)


到着したこれらの譲渡車両の今後についてですが、塗装については青系に塗り替える予定とのことで、PNRのGMのお気に入りの色が採用されるようです。アルミの203系についても色替えが行われるのか詳細なことについてはわかりません。
今後の運用については、キハ52はビコール地方とマニラ首都圏のコミューターに充当されるようで、ビコール地方で現在活躍している12系運用に充当されるものと思われます。
また、マニラ首都圏のTutuban~Binan間に運行されている12系客車列車Commexに203系が充当されるものと思われますが、ご存知のようにPNRは非電化であるため電源の確保をどのような方法で行うのか、DOST(科学技術庁)の方で調査研究、提言が今後行われるようです。

PNRの譲渡車両以外の状況については、また後日報告したいと思います。


続いて、インドネシアのPT.KAIについてですが、今回は基本的にJRの車両好きな方とご一緒させていただきましたので、103系や203系を中心に報告したいと思います。

まずは103系ですが、前回7月の訪問時にも報告したように低運転台編成はおおががりな検査を受けているため、9月19日現在でもBalai Yasa Manggarai工場内に留置されていました。6両は色替えが終了し、2両(Mc105M'231)が東海色に塗り替えるための準備が行われていました。
そのうちMc153の4両編成は冷房装置以外ほぼ検査は終了し、Tc632は女性専用車の塗装が施されていました。私がマニラに戻ったあとの22日に、この4両編成はBogor線で冷房装置を外したまま試運転が行われました。


一方、高運転台編成は、ジャカルタ滞在中において全く運用に充当されず、Depok車庫に留置されていました。結局、今回のジャカルタ訪問時においては103系の走行シーンを撮影できず少々残念でしたが、思ったよりも低運転台編成の検査時間が長くかかっており、もう一度青系塗装の103系を撮影できて良かったのかもしれません。いずれはこの編成も検査を実施し東海色へ変更されるものと思われますが、高運転台の東海色がどのような感じで出場するのか楽しみです。


103系に続いてJRの車両として2番目に譲渡されたのが203系ですが、先月初めてジャカルタに到着し、一時的にBalai Yasa Manggaraiに留置されていました。整備については全ての編成がDepok車庫で実施されるため整備待ちの状況でしたが、そのうちマト66がKCJカラーへの変更が行われていました。

下の写真は到着したばかりのマト52編成と05系104Fです。


車庫の奥の方には、マト66とマト51編成が留置され、そのうちマト66編成はKCJカラーへの変更が行われていました。先頭車は女性専用車ということで、女性専用車を示す装飾が行われる予定です。


マト66編成は帯のカラーが先頭車以外KCJカラーへと変更されているため、一時的にこのような混色編成を見ることができました。


マト66編成の反対側の前面を見てみるとKCJカラーへの変更が実施されていました。


数日後には下のように投石防止のネットが設置されました。いかがでしょうかこの姿?
(Foto:Mas Adam Faridl al Fath)


また、8月に新潟東港へ送られたマト68と69ですが、9月22日にTanjung Priok港に到着し、早速陸揚げが行われました。残る203系30両については、現地の鉄道会社に聞いても今のところ聞いていないとのことですので、今後、どちらに送られることになるのか気になるところです。
(Foto:Mas Adam Faridl al Fath)



マニラからジャカルタへ行く際にシンガポールでしばらく時間がありましたので、6月に廃止されたマレー鉄道の始発駅Tanjong Pagar駅に寄ってみたところ、駅への入場ができず、一部レールの撤去が行われていました。


以上、大まかに紹介しましたが、時間がある時に詳細に紹介したいと思っております。


Bicolコミュータートレインに乗車

2011年08月26日 23時15分10秒 | フィリピン
ご無沙汰して申し訳ありません。7月のフィリピン、インドネシア帰国後、そのご報告ということでブログ上で話題を提供していきましたが、ここ最近、両国への日本の中古車両譲渡の動きが激しくなってきましたので、9月中旬頃に再びフィリピン、インドネシアを訪問することにいたしました。今回は1週間あまりの予定であり、少ない時間の中で日本の中古車両を中心に注目していきたいと思っておりますが、インドネシアではやはり203系の現状と103系東海色のデビュー(もちろん高運の青系色編成にも注目)、フィリピンでは譲渡予定の車両がマニラに到着するのかどうかわかりませんが、これらの車両の動向と今後の予定について注目し、帰国後にご報告できたらと考えております。
そもそも7月訪問時の報告が終わっておりませんが、日本出発前にできるだけフィリピン、インドネシアの報告を行っていきたいと思っております。

それではだいぶ前になりますが、14系寝台車Bicol Expressの乗車記を述べていきましたが、Nagaに到着後、Bicol地方に運行されているコミュータートレインに乗車しましたので、その話題を簡単に報告したいと思います。
7月11日、ManilaのTutubanからBicol Expressに乗車し、終点のNagaまで乗車しましたが、Naga到着が予定よりも約1時間30分遅れ、朝5:30に到着し、Naga5:15発車のSipocot行きにタッチの差で乗車できず悔しい思いをしたというところまでお伝えしたかと思います。
既に出発してしまったSipocot行きに乗車するのは、いくらジープやバスで追いかけたとしても難しいだろうということですぐに諦めてしまったのですが、このSipocot行き列車はにSipocotですぐに折り返しNaga行きとなりますので、ならばこの戻ってくる列車に乗れば良いのではないかと考えました。
しかしながら実際そのように考えたのがNagaに到着してから1時間たったあとに思い立ったのですから、Sipocot方面を目指し向こうから来る列車に乗ってNagaまではそれほど乗れないと思っていました。まずはジープやバスでフィリピン国鉄のどこかの駅まで行って乗車しようと考えたのですが、土地勘のない私にとっては非常にやっかいであり、おそらくジープやバスの通るナショナルロードから駅までトライシクルに乗換えが必要で、どれくらい時間がかかるのか全くわかりません。
駅にいるガードマンにそのようなことを言ったところ、それならば駅のManila寄りに大きな鉄橋があり、その向こうに線路の上を走るスケーターの乗り場があるのでそれに乗車すれば良いのではないかと提言しました。私もその手があったかということで、そのスケーター乗り場をすぐに目指し、線路の上をてくてくと歩いて行きました。確かに大きな鉄橋があり、長さとしては約100mほどのものですが、その線路の鉄橋を数歩進んだところで足が先に出なくなってしまいました。下に流れる川をつい見てしまうとなかなか思うように足が出ず、これではダメだということで線路の鉄橋を渡ることを諦め、すぐ隣に見えるナショナルロードを渡ってスケーターの乗り場へと向かいました。スケーターは鉄橋を渡った踏切上で待機していましたが、東南アジアでは常識ですが、規定の乗車定員に達しないかぎり発車できないということで、スペシャル(貸切)にしてすぐに発車してもらうか少々悩みました。100ペソ(約200円)の料金で次の駅のSampaloc駅まで走ってもらうということですぐに交渉できたのですが、交渉した瞬間なぜか定員に達してしまい、結局、私個人としてはスペシャルということになってしまいました。


定員に達したスケーターはManila方面へと向かったのですが、次の駅のSampaloc駅まではNagaから約7km離れており、Sipocotから来る列車の発車時刻は7:35でした。私の時計の針を見るとすでに7:30を経過しておりました。これではもしかすると間に合わないのではないかと考えていると、スケーターは長い直線区間に入り、はるか向こうの方から列車のライトの光が見えてきました。これでは列車の方が先にSamapaloc駅に到着し、乗車することができないのではと思っていたところ、私が乗ったスケーターの方が先にSampaloc駅に到着しました。
ホームはというとホームらしいものではなく、粗末な木とパイプで作った停留所のようなものでした。待つこと3分ほどで列車も到着し、無事に乗車できたのですが、このSampaloc駅には切符を買うところもなく、車内で車掌から切符を購入しました。


列車はDL+12系3両の編成であり、車内は下の写真のように座席がほぼ埋まる程度でした。私がスケーターで乗車したところを再び逆方向へと向かいましたが、列車ですと僅か10分ほどで終点のNagaに到着してしまいました。


Naga駅に到着するやいなや乗客らはいっせいに降車し、改札口からNagaの街の方へと消えていきました。


しばらくすると今まで乗客らでごった返していたNaga駅がうそのように静まり返っていました。
下の列車はBicol地方を走る12系によるコミュータートレインです。


最後にBicol地方のコミュータートレインの時刻は以下のとおりです。(主な駅のみ掲載で、終点駅のみ到着時刻)
Naga5:15→Pamplona5:39→Libmanan6:00→Sipocot6:25
Sipocot6:35→Libmanan7:02→Pamplona7:23→Naga7:45

Naga15:10→Pamplona15:34→Libmanan15:55→Sipocot16:20
Sipocot16:40→Libmanan17:07→Pamplona17:28→Naga17:50

上記以外に土曜日、日曜日にはNaga~Ligao間延長運転。(平日は運休。主な駅のみ掲載で、終点駅のみ到着時刻)
Naga8:00→Iriga8:54→Ligao9:50
Ligao10:00→Iriga10:58→Naga11:50