goo blog サービス終了のお知らせ 

Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

南武線、稲城市内下り線高架化完成レポート

2012年01月01日 19時08分37秒 | 南武線
あけましておめでとうございます。
本年も私の趣味の範囲であることについて述べていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
下の写真は昨日31日に多摩川で撮影したもので、この日も富士山や丹沢、奥多摩の山々が見えました。


まずは先月23日夜から24日朝にかけて実施された南武線、稲城市内第2期区間(稲城大橋交差部付近~多摩川橋梁部)の下り線の高架切替工事を先日レポートしましたが、高架後の乗車は昨日31日に行いましたので、簡単に報告したいと思います。

川崎寄りから述べますが、第2期区間の始まりが稲城大橋交差部付近で、稲城長沼折り返し川崎行き列車は高架上り線を使用しており、稲城長沼駅から仮上り線の合流部まで距離があるため、合流部手前には信号機が設置されています。


稲城長沼駅の将来的な配線状況は武蔵中原駅とほぼ似ており、2面4線の構造で本線が外側、折り返し列車が内側を使用します。川崎方にはダブルクロスのポイントが設置され、将来的には稲城長沼折り返し川崎行きは上り中線(2番線)を使用するものと思われますが、上り中線が完成していないため、下り中線(3番線)を使用しています。
再来年の春頃には上り線が高架化される予定ですが、稲城長沼駅においては高架上り本線は仮上り線の施設に干渉するため、暫定的に上り列車は上り中線(2番線)を上り本線として使用される予定です。上り本線(1番線)が完成するのはさらにその翌年の2015年春の予定です。私個人的な予想としてはこれらの完成がもう少し早まるのではないかと思いますし、上り本線の完成にあわせて快速列車の運行が稲城長沼まで延長するのではないかと予想しております。


高架化された下り線のホームは駅本屋から2分ぐらいかかるため、稲城長沼駅折り返し川崎行き列車を利用している方にとっては不便差を強いられます。
また、稲城長沼折り返し川崎行きと下り本線の列車の並びがきれいに撮影できるのかと思いましたが、武蔵中原駅のようにホーム有効長が長くないため、並びをきれいに撮影することは無理のようです。


下り中線(3番線)の立川方は下り本線とレールが繋がっておらず、現在のところ下り本線に入ることができません。


下り本線上においては、下り中線(3番線)とのポイントが設置されています。


稲城長沼駅を出発し、日本フイルコンの工場が前方に見えてくると高架区間では最もきつい10‰の勾配を上り、R=400mの大きな左カーブを曲がると南多摩駅に到着します。


この南多摩駅からの眺めは最高で、整備された府中街道の是政橋や遠くは新宿副都心、スカイツリーを見ることができます。
また、高架ホームから下り線を撮影する上でも良い撮影ポイントとなりましたが、私にとってはカーブしている列車を撮影するテクニックがありませんので、なかなか上手く撮影することができません。


南多摩駅での本屋から仮上り線ホームへ行くには、以前の矢野口駅のような構造で、一度、高架ホームを通る必要があり、従来よりもアクセスが悪くなりました。


南多摩駅立川方直近には新たに整備された府中街道を跨ぎ、多摩川橋梁手前で事業区間が終わります。
下の写真は富士通跡から撮影したもので、上り線の列車を狙うことができます。


以上、簡単に報告しましたが、今後は上り線の高架化に向けて工事が行われますので、工事の推移に着目して南武線ウォッチングを行っていきたいと思っております。


南武線、稲城市内下り線高架化切替工事レポート

2011年12月27日 20時02分01秒 | 南武線
先週23日夜から24日朝にかけて、南武線矢野口~府中本町間の下り線高架化切替工事が実施されましたが、私もその様子をウォッチングすべく、登戸~立川間を列車とスクーターで観察に行って参りました。

23日午前中、下り線の地平時代もこれで最後ということで、2時間ばかしウォッチングを行いました。
下の写真は稲城長沼駅下り線ホームから上り線の列車を撮影したものですが、この下り線ホームも次の日から使用されなくなるため、記念に何枚か撮影してみました。


川崎寄りにある踏切からも立川方面に向かう列車を撮影してみました。


続いて切替工事が実施される23日の夜ですが、まずは矢野口駅に行ってみることにしました。
登戸~矢野口間に下り線のみを使用し、単線運行される列車に乗車してみましたが、列車間隔は30~45分に1本と少ないにもかかわらず、乗客はそれほど多くなく、目立った混乱もなかったようです。
矢野口発登戸行き列車は下り線を逆走するかたちで運行されましたが、各踏切には警備員が常駐し、安全性が確保されていました。登戸駅においてはこの列車は下り本線(1番線)で折り返し、中線(2番線)と上り本線(3番線)は川崎方面への折り返し列車として使用されていました。なお登戸~矢野口間に充当されたのはナハ51編成であり、行先表示は登戸行きは「登戸」、矢野口行きは「臨時」を表示していました。


登戸から再び矢野口行き列車で矢野口駅に戻りましたが、矢野口~府中本町間は列車が運行されていないため、この駅と分倍河原間に代行バスが前回の切替工事と同様に運行されていました。
前回よりも利用者が少ないためかバスの運転間隔も頻繁でないようで、閑散とした感じでしたが、混乱を来たさないためかバスが何台か待機していました。今回、運行されたのは京王バスのみのようであったようで、車体前面には「各停」と書かれた幕も掲示されていました。


続いて私はスクーターで府中本町まで行き、府中本町~立川間に封じ込められている列車を観察してみることにしました。府中本町~立川間の列車運転間隔はおおよそ30分間各と普段よりも1/2~1/3程度と少ない状態でしたが、こちらの区間もいつもとは乗客が少なく、目立った混乱もなかったようです。
この府中本町~立川間に充当された編成はナハ8、11、36、47の4本であり、府中本町では列車は折り返すことができないため、一旦武蔵野貨物線方面へ回送されていました。
気になる行先表示ですが、前回の切替工事においては「府中本町」という行先表示がなかったため白幕で運行されましたが、今回は今年4月からの快速運転に伴い方向幕も一新し、かつ「府中本町」も追加されたため、初めて「府中本町」を表示した列車を見ることができました。なお、立川行きについても今回は「立川」を表示していました。


立川まで列車に乗車し、再び府中本町まで戻り、府中本町駅の駅前で代行バスの様子を眺めていました。
バスは川崎行きに接続する最終バスで、利用者は思ったよりも少なく閑散としていました。


再びスクーターで是政橋を渡り、高架工事の切替工事が行われている多摩川橋梁付近に行ってみることにしました。
この場所に到着したのが既に深夜の0時を過ぎており、軌道工事はほぼ終了したいましたが、架線関係の工事が行われていました。


最後は代行バスのバス停の様子を観察すべく、稲城長沼駅の停留所に行ってみました。この停留所は稲城長沼駅商店街近くの川崎街道に設置されていましたが、やはり利用者は皆無のようでした。ちょうど武蔵中原行きに接続する最終バスが到着し、そのシーンを撮影したものですが、このバスが発車したのち今まで発電機によってバス停を照らしていた灯かりも早々に消されてしまい、もの悲しくなってしまいました。


以上、高架化切替工事の様子を簡単にレポートしましたが、高架化された下り線は私自身まだ体験しておりませんので、時間がありましたら高架化された下り線をウォッチングしてみたいと思います。

南武線、稲城市内下り線高架化まであと1日

2011年12月22日 23時22分11秒 | 南武線
いよいよ明日24日から悪天候でなければ稲城市内矢野口~府中本町間、第2期区間の下り線が高架化されるのですが、先日10日に稲城長沼駅及び南多摩駅の見学会が実施され、私も忙しいながらも1時間30分ほどで見て参りました。

いずれの駅も高架駅下が見学会の入口になっており、入口で稲城市内連続立体交差事業のパンフレットをいただき、ヘルメットをかぶった上で高架ホームへと上がりました。
稲城長沼駅の下り線ホームは、下り中線(3番線)と下り本線(4番線)で構成され、将来的な線路配線自体も武蔵中原駅のようなかんじになります。
ホーム中央部にはエレベーターが設置され、立川方にエスカレーター、川崎方に階段が設置されています。


稲城長沼駅川崎寄りには武蔵中原駅と同様にダブルクロスのポイントが設置されています。下り中線(3番線)は川崎方面への折り返し用列車として使用され、この川崎方面行き列車は高架上り線を使用することななります。


立川方の下り中線(3番線)はレールが下り本線と繋がっておらず、あくまでも川崎方面折り返し用ということであることがわかります。


高架駅下の通路では駅周辺の昔の写真や駅周辺で展開されている区画整理事業の模型が展示され、市の職員が説明を行っていました。


高架工事の手順を示す施工順序図も紹介され、車両はなんと私の好きな103系高運転台でした。今も走っていれば高架上を走る103系を撮影するに違いありませんが非常に残念です。


続いて南多摩駅に行ってみることにしました。
南多摩駅でも稲城長沼駅と同様に南多摩駅周辺の写真と駅周辺の区画整理事業の模型が展示されていました。
ヘルメットを受け取りホームへ上がってみるとホーム中央部にエレベーターが設置され、川崎方にエスカレーター、立川方に階段が設置されています。
川崎方のホーム先端まで行ってみるときれいなカーブを描いており、光線状態の良い時間帯であればちょっとした撮影場所になるに違いありません。


一方、立川方を見ると新たな府中街道が下を通っているため、矢野口駅の鶴川街道交差部と同様にアーチ橋となっており、景観的にも南多摩駅を代表するようなオブジェになっています。上り線高架時には府中街道も4車化され、渋滞も飛躍的に解消されるものと期待されております。


とりあえずは明日実施される予定の下り線高架切替工事をレポートし、後日ブログ上で述べていきたいと思います。

南武線ウォッチング-稲城市内連続立体交差事業第2期区間進捗状況

2011年10月24日 00時43分22秒 | 南武線
南武線の稲城市内連続立体交差事業第2期区間における下り線高架化が12月24日に実施されるということをお伝えしましたが、以前、私は都市計画の仕事に携わったこともあることから、このような高架工事の進捗の様子を見ていると興味が湧いてきます。
ということで、先程も高架工事の進捗状況を見に行ってきました。

矢野口と稲城長沼間のほぼ中間点の稲城大橋付近から第2期区間が始まりますが、下の写真のとおり稲城長沼駅で折り返す川崎方面行き列車は今度の切替工事により高架上り線を使用することになり、この地点において仮上り線(地平)と高架上り線のポイントが設置されるものと思われます。また、新たに高架上り線用の信号機が設置されています。


稲城長沼駅においては、高架ホームを使用する列車は下り線と折り返し川崎方面行き列車が使用し、駅本屋からこの高架ホームまで少々複雑な昇り降りが強いられます。駅員に伺ったところ、下り線高架後もやはり臨時の改札口を設置する予定はなく、現在と同様に現在の改札口1箇所のみで、高架ホーム利用者にとって不便さを強いられます。

下の写真は仮下り線ホームから撮影したもので、昔から上り線を撮影できるということで、たびたび雑誌などに掲載されていますが、この場所から撮影できるのも残すところあと2ヶ月だけとなりました。


続いて南多摩駅に行ってみると、この駅も同様に下り線の高架工事がほぼ終了しておりました。駅本屋と仮上り線ホームを結ぶ跨線橋は下り線高架後も使用されるようで、駅本屋から仮上り線ホームへのアクセスは以前の矢野口のように一度下り線ホームを経由することになるようです。


先日、中原電車区で南武線を紹介する子供向けのポスターが掲示されていることをお伝えしましたが、先程、中原電車区の前を通ってみるとNo.2(第2弾)が掲示されていました。前回は205系の運転台について説明がされており、第2弾は209系の運転台についての説明かと予想しておりましたが、予想に反して今回は車両番号の説明でした。私は子供の頃コロタン文庫の本を読んでこのような基本的な知識を身につけたのですが、確か私が小学生低学年の頃に茶色の73系に乗車し、父に「モハ72○○○」って何?と尋ねたことがありました。子供にとっては何を意味しているのか疑問に思うものですが、最近の子供は賢く、南武線の編成番号を覚えていたり、編成番号を見ただけでその編成の車両番号を全て言えてしまう子供にはビックリです。私は高校に入ってから何とか全編成の車両番号を暗記して言えるようになりましたが、その頃は101系、103系全盛の時代で頻繁に編成替えがあったものですから、覚えるのに苦労したものです。

南武線に183系入線

2011年10月18日 23時08分29秒 | 南武線
10~11月のこの時期、南武線内の武蔵中原~府中本町間では毎年恒例となった修学旅行列車が運転されていますが、今年も同様に運転されました。ということで先程ちょっと見に行ってみましたが、18日に充当されたのは幕張車両センターの旧あずさ色のマリ32編成でした。
この修学旅行列車は一時的に中原区に留置されたあと、9時過ぎに中原区を出庫し、3番線の下り中線に入線するため、中原へ入庫する列車は2番線の上り中線に入線し、中原区の車両との並びを撮影することができます。この武蔵中原止まりの列車の行先表示は誤乗防止のためか「回送」表示となり、「回送」表示を嫌う私としては「武蔵中原」表示のままで撮影したいところですが、並びが撮影できるだけでも有難いのかもしれません。


また、10月16日の出来事になりますが、大宮総合車両センターの183系OM103編成が南武線の武蔵溝ノ口~立川間に団体列車として乗り入れました。こちらは国鉄特急色であり、以前は南武線の修学旅行列車でも特急色が見られたのですが、現在では183系が南武線に乗り入れる場合は旧あずさ色が主で、特急色はなかなか見ることができません。


ということで、中原区の車両との並びが撮影できないかと思い、武蔵溝ノ口での折り返しを撮影してみました。ホーム上では何かとホームの有効長が短く、綺麗に撮影することは難しいため、いつものことですが川崎寄りの踏切から無理やり撮影してみました。


183系の話題はここまでとして、昨日、稲城長沼を利用しましたので、高架工事の様子を1枚撮影してみました。下の写真は駅本屋から2番線の下り線へ通じる跨線橋から高架下り線ホームを撮影したもので、ほぼ完成しております。
ラッシュ時において立川方面からの乗客はこの稲城長沼で折り返し川崎行き始発列車に乗り換える方が多いのですが、下り線高架後はこの折り返し川崎行き始発列車は高架ホーム上から発車するため、階段の昇り降りが強いられますので、わざわざ座りたいために乗り換える乗客もいるのか気になるところです。また、川崎方面行きは現在使用している上りホームと高架ホーム(折り返し川崎方面行き)から発車しますので、乗客に対してどのような案内、掲示がされるのか注目しております。

南武線ウォッチング-快速電車平日運転再開

2011年10月09日 23時34分00秒 | 南武線
昨日に続き本日も午前中だけ南武線ウォッチングを行いました。昨日述べましたように快速「秋の山梨お座敷ぶどう狩り号」が運行され、武蔵中原駅での205系や209系との並びが撮影できるということで、まず向かったのが武蔵中原駅でした。
本日は205系オリジナル顔のナハ13とナハ44編成で可能性的には最もありえるパターンの並びとなりました。


ここで節電ダイヤと快速列車の運行について今更ではありますが、簡単に述べたいと思います。
電力需要の高まる夏の期間において節電ダイヤが実施され、川崎~登戸間については平日の日中全体の約6割の運転となり、快速の運転は中止されていました。列車本数も1時間に5本と12分間隔の運転となり、かつてのダイヤのような状況で不便さを強いられていましたが、8月22日より電力需給に余裕が見込まれたことから1時間に5本から6本に列車の増発が実施され、運転間隔は10分になりました。しかしながら快速運転は実施されず、休日でしか快速列車が運転されていませんでしたが、9月12日より平常運転に戻され、快速列車の運転が再開されました。
ということで何か南武線の平日における快速列車の運転再開を知らせるものがないかと探していたところ、川崎駅に下の写真のようなポスターが貼られていました。このポスター、今年4月の快速デビューの時も同じようなデザインで使用されていましたが、それをタイトルのところを変えてアレンジしたようです。


現在では快速が毎日運転されているため、特に珍しいということではありませんが、やはり私個人としては今でも快速の幕を見るとカッコイイなあーと思い、ついつい快速列車を中心に本日も撮影していました。
下の写真は稲田堤~矢野口間の原島踏切から撮影したもので、以前も述べたと思いますが、上りの快速列車が通過する場合は列車が矢野口駅に入る手前から踏切が鳴り出しますので、踏切の遮断時間が長くなります。


ついでではありますが、約20年前にもこの踏切付近から撮影したことがあり、当時は田園風景がまだ多く残っていました。下の写真の列車はクモハの103系で、101系冷房車も健在でした。


こちらの写真もついでで、昨日の記事に関連して掲載しましたが、約20年前は稲城市内では水田や梨畑も多く残っていました。下の写真の列車は101系冷房車で、当時、稲城市周辺で南武線の列車をよく撮影していました。また、時間のある時に昔の南武線の写真を掲載したいと思います。

南武線ウォッチング-快速「秋の山梨お座敷ぶどう狩り号」&稲城市内連続立体交差事業

2011年10月08日 21時59分45秒 | 南武線
久々に南武線ウォッチングを今朝、行いましたので簡単にレポートしたいと思います。
今回は10月8日~10日に運行される快速「秋の山梨お座敷ぶどう狩り号」と稲城市内で着々と進められている連続立体交差事業について述べたいと思います。

まずは川崎~甲府間に10月8日~10日に運行される快速「秋の山梨お座敷ぶどう狩り号」ですが、485系「華」によって運転されました。ということでまずは南武線との並びを求めて向かったのが武蔵中原駅で、この列車の送り込みの際、武蔵中原駅2番線で約30分の待避があり、1番線の上り列車と3番線の下り始発との並びが撮影できました。9日、10日はどの編成との並びになるのか興味深いところですが、時間がありましたらチャレンジしてみたいと思っております。


普段は南武線を走る205系や209系には目を向けるギャラリーが少ないのですが、この日はこの列車の運転により各駅にはそれなりにいるようですので、いつもの稲田堤~矢野口間で撮影してみました。この時間、205系や209系を狙うのであれば私としては順光で狙える上り列車しか撮影しませんが、下り線は逆光でしか狙うことができず仕方ありません。


続いてここまで来ましたので、稲城市内で行われている連続立体交差事業の様子を観察してみました。現在、第2期工事区間(稲城大橋~多摩川橋梁)において上下線ともに仮線に移され、下り線部分を中心に高架工事が実施されていますが、ほぼレールの敷設や架線・信号設備関係も工事が終了しているようです。稲城長沼駅の駅員に尋ねたところ下り線高架部供用は今年12月24日に予定されているとのことで、川崎方面への稲城長沼折り返し列車は高架部を走り、3番線(電留線)を折り返し用として使用するようです。

下の写真は南多摩駅方面から望んだ稲城長沼駅構内の様子です。(当マンションの許可を得て撮影しております)


続いて下の写真は南多摩駅方面を望みましたが、下り線はほぼ完成しているようです。
下り線高架切替時の12月23日から24日にかけて一部の列車を止めて、以前の切替時と同様に川崎~登戸間、登戸~矢野口間(単線運転)、府中本町~立川間(列車は封じ込め)での列車の区間運転実施と矢野口間~分倍河原間での代行バス運転があるのか気になるところですが、おそらく来月あたりにはアナウンスがあるのではないかと期待しております。


南多摩駅においても下り線についてはほぼ高架工事が完了しているようです。おそらくこの駅のホームからの景色は格別かと思いますが、どのような景色が望めるのか楽しみであると同時に府中街道の遮断時間も大幅に少なくなり、渋滞もある程度解消されるものと思われます。


最後に中原電車区の前を通りかかり、下の写真のとおり子供向けのポスターを目にしました。No.1と書かれていますのでおそらくNo.2は209系のポスターが貼られるのではないかと想像しておりますが、意外にクモヤ君や浜川崎線用の205系1000番台だったりするかもしれません。


南武線ウォッチングについては、今後とも定期的に行い、何か話題がありましたらお知らせしたいと思っております。

南武線ウォッチング-近況報告

2011年06月21日 22時45分16秒 | 南武線
たまには地元の話題ということで、南武線の近況報告をご紹介したいと思います。
まずは毎年この時期恒例となった快速「いろどり山梨さくらんぼ号」が、6月11、12、18、19日の4日間、南武線の川崎~竜王間に運転されました。使用された車両は長野総合車両センター所属の485系「彩」で、今年も同じ車両が抜擢されました。

回送の途中、武蔵中原で2番線に入り、しばしの待機となるため、下り武蔵中原止まりの列車との並びが見られました。


乗車率のほうは確認しておりませんが、近年、毎年のように運転されていますので、乗車率はまずまずなのではないでしょうか。


続いて、稲城市内の連続立体交差事業の進捗状況について簡単に報告します。
現在、下り線の工事が行われていますが、基礎工事は終了し、鉄道施設の工事に着手され、軌道工事、ホーム施設工事に移行されています。

稲城長沼駅では下の写真のようにホームが完成し、屋根の取付工事が行われています。以前、報告しましたが、川崎寄りにダブルクロス(シーザス)ポイントが設置され、上りの電留線(2番線)のレールも敷設されています。なお、ホームは現在の位置よりも若干立川寄りに設置されています。


南多摩駅でも稲城長沼駅と同様にホームが完成しているようで、屋根の取付工事が行われています。南多摩駅の立川寄りに府中街道が開通し、暫定的に南武線との交差部は踏切によって処理されていますが、南武線はちょうどカーブ区間となっているため、踏切上は段差が大きくハンプのようになり、シャコタンの車が踏切を通過する上では注意が必要です。


最後にJR東日本から先日16日、夏の節電ダイヤが発表されましたが、その内容は以下のとおりです。節電ダイヤは今週24日~9月22日までの平日に実施され、南武線においては川崎~登戸間で約4割の列車が削減されます。4月9日から運行開始され、ようやく軌道に乗った快速列車も削減の対象となり、各停のみの運行となります。また、日中は川崎~立川間を約12分間隔で運行し、2007年3月ダイヤ以前の12分間隔運転に逆戻りの体制となります。
運用本数では15本から10本(運用番号33、59、29、45、47、49、11、35、19、01)に減らされ、現状のダイヤで行先が変更されるものがあります。また、現状のスジには乗らない列車の列車番号は9000番台となります。
24日から実施されるとは何とも中途半端な時期ですが、南武線では通学利用者も多いことから積み残しでもでないか心配で、かつ南武線に限ってはあまりにも理不尽な約4割の列車削減であるため、苦情がJRに対して絶えないのではないかと推測しております。
時間がありましたら、平日の日中にでも乗車してみたいと思います。

下の写真は現在運行されている快速列車で、節電ダイヤの実施時期には、快速は運行されません。

南武線ウォッチング-近況報告

2011年05月09日 01時24分49秒 | 南武線
またまた、ご無沙汰し申し訳ありません。前回は33年ぶりに復活した南武線の快速列車についてお伝えしましたが、先程、この季節としては気温も高く、五月晴れに恵まれましたので、再び南武線沿線までちょっこらとスクーターで出かけてみました。

まずは快速のラッピング編成を撮影するため、多摩川橋梁へと行ってみました。ラッピング編成は205系ナハ46と209系ナハ54編成の2本のみですが、この日は運が良いことに両方ともに日中運用(ナハ46=01F、ナハ54=53F)に充当されました。府中街道の是政橋のあたりから真横を狙うこともできますが、せっかくのラッピングが小さくなってしまうので、いつもと同じように撮影してみました。

下の写真はナハ46です。


続いて、府中本町駅の南側にある定番の撮影地である中央道下へ移動し撮影しようと思ったのですが、何を考えていたのか電車に乗ってしまい、知らないうちに川崎方面へと向かっていました。おそらく暑かったせいもあるかと思うのですが、考え事をしていて気がついたら矢野口駅でした。


とりあえずはこの駅で快速を撮影し、そのまま上の写真の南武線生え抜きのナハ32に乗車しました。武蔵溝ノ口駅で一度改札を出て、再び下りの快速列車に乗車するというようなことを行ったわけですが、そのついでに稲城市内連続立体化事業で第1期工事区間と第2期工事区間の接続部に分岐器がどのように設置されたのか確認してみました。下の写真のように上り線上にその分岐器が挿入され、来年度早々の下り線高架化に対応し、稲城長沼止まりについては高架駅で処理されると推測され、その折り返し列車が上り本線に入れるように設置されたものと思われます。


稲城長沼駅の高架工事については、下り本線、中線の電留線2線の軌道工事が完成間近のようで、レールが敷設されていることが確認できますが、川崎方の中線にはダブルクロスのポイントが既に敷設されており、線路の配線状況としては武蔵中原駅に近い形状となっています。高架完成時には武蔵中原駅と同様に立派な2面4線の構造となり、快速列車の稲城長沼延長運転、快速と各停の接続も可能なことと思われるため、今後の行方が非常に楽しみです。


府中本町駅南側、中央道下の定番の撮影地から前回と同様に狙ってみました。車体側面の快速のラッピングが少々判別しにくく、センスのあるデザインが見えないのが残念です。


最後に唯一下り快速列車を順光で撮影できる川崎~尻手にある柳町踏切へとスクーターで行ってみました。今の季節、午後3時近くから順光となりますので、最後の2本の快速は好条件で撮影できるかと思います。


ここ最近、南武線の快速列車に関連する記事をお伝えしましたが、海外の鉄道のことについてお伝えしていないことがまだ多くありますので、今後はそちらの話題について触れていきたいと思っております。
もちろん、南武線のことについてもある一定の時期を置いて、お伝えしていきたいと思います。


祝-南武線快速列車復活

2011年04月25日 19時22分06秒 | 南武線
祝-南武線快速列車復活おめでとうと言いたいところですが、4月9日に快速列車が運行されてから既に2週間が過ぎ、先の東日本大震災の自粛ムードもあり、何を今更ということがあるかと思います。実は仕事などで多忙を極め、中々記事を書くことができませんでしたが、ようやく少々時間を持てるようになりましたので、南武線快速列車復活に纏わることについて述べていきたいと思います。


ご存知のように南武線の快速列車は先月3月12日のダイヤ改正より目出度く33年ぶりに復活と思いきや、その前日に発生した東北地方太平洋沖地震により、地震の影響と電力供給の低下に伴い快速列車の運行が行われず、何かの呪いにでもかけられたのではないかと思っておりましたが、電力需給バランスの安定に見通しがついたのか4月5日にJR東日本から9日に快速列車が運行を開始すると発表がありました。余震が続く中、今度こそは地震が起こらないことを願いつつこの長い日を待ち続け、ようやく4月9日に無事に快速列車が運行されました。

快速列車復活の当日、朝早くから運用状況の把握を行いましたが、この日の快速列車に充当された8運用は以下の通りでした。
下り快速、17F=54、47F=47、05F=41、25F=11
上り快速、23F=40、15F=3、53F=2、29F=50
3月11日に大震災が起こらなければ、12日は川崎駅でコンコース内と南武線ホーム上で駅員によるセレモニーが実施される予定であり、私もその祝賀シーンを撮影することを予定していましたが、残念ながらセレモニーは実施されないということもあり、下り快速一番列車に乗車することに専念することにしました。
この下り快速一番列車にどの編成が充当されるのか把握するため、中原電車区を覗いてみることにしました。南武線の運用状況に詳しい方なら既におわかりだと思うのですが、この下り快速一番列車は武蔵中原を9:36に出発し(中原区を出庫)、川崎駅で折り返し下り快速一番列車になるため、中原区の様子を窺がわなければ、どの編成が充当されるのかわかりません。ということで中原区内の様子を見ていたものの17Fが表示されている編成を中々見つけることができませんでしたが、どうも一番見にくい位置に置かれている快速のラッピングがされているナハ54ではないかということが推測できました。あらためて武蔵中原駅でその確認を行ったのですが、その17Fに充当されたのはやはりナハ54でした。私の気持ちとしては南武線生え抜きの205系に快速一番列車として担ってもらいたいと思いましたが、中原区の演出なのか2本しかない快速ラッピング編成のうちの1本が抜擢されたわけです。
私は川崎駅に先回りして、その下り快速一番列車の華々しい出発のシーンを撮影することにしました。

上の写真がまさに出発前の様子ですが、南武線ホームには駅員が利用客に対し快速列車の案内を行い、何人かのマニアの方々もそのシーンを撮影しておりました。


続いて、記念すべき快速一番列車に乗車し、登戸まで行ってみることにしました。どうも先頭車の乗務員室後方にはマニアの方々が多くいるようなので、私はモーター音を堪能することに。川崎駅を定刻に出発すると二国(第二京浜)手前の制限60kmを過ぎ、尻手駅を過ぎたあたりから少々ノッチを入れましたが、矢向駅北側にある制限55km/hがあるためか思ったほど快速の走りぶりが発揮されません。矢向駅では車掌区があるため、何人かの車掌のお出迎えを受け、およそ50km/hで通過しました。制限区間を越えると鹿島田まで一直線であるため、90km/h近くスピードが出ていたかと思います。川崎を出ると次の停車駅が鹿島田ですが、昭和44年~53年に快速列車が運行されていた頃は鹿島田駅は停車せず、80km/h近くの豪快なスピードで通過していましたが、幸区としての拠点地区で、かつ川崎市の副都心として街づくりが行われ、乗降客数も隣りの平間や矢向に比べ若干多いことから、今回の快速では停車することになったようです。私自身、以前は川崎市に住んでいたことを述べたかと思いますが、最も川崎市の中で長く住んだのがこの鹿島田であり、幼少の頃から高校生まで住んでおりました。しかも鹿島田の私の自宅から南武線が見えるとあって、茶色の73系やカラフルな101系、103系を見るたびに南武線に愛着が湧き、南武線あってこそ今の自分があるのではないかと自覚しております。


少々、私と南武線との関わりということで話が脱線しましたが、快速列車乗車に話しを戻します。鹿島田を出ると続いて武蔵小杉に停車しますが、向河原まで途中緩やかなカーブが2箇所ありますが、ほぼ一直線であるため90km/h近くのスピードが出ていたかと思います。上り線においては鹿島田駅前踏切の閉鎖時間の関係上かと思いますが、以前は鹿島田駅北側の府中街道(川崎堀踏切)南側から駅付近にかけて制限65km/hでしたが、現在は平間駅から鹿島田駅全区間が65km/hに制限されています。
向河原から武蔵小杉にかけて左にカーブすると武蔵小杉に停車します。武蔵小杉から武蔵溝ノ口にある武蔵中原や武蔵新城も以前であれば快速が停車しませんでしたが、乗降客数が多いことから停車するようになりました。また、以前の下り快速列車は武蔵中原または武蔵溝ノ口で各駅停車の追い越しを行い、私も各停に乗車し武蔵中原駅で快速に抜かれ子供ながら悔しい思いをしたことを今でも覚えております。
今ではこの区間、第三京浜より立川方を除いて高架化され、かつ武蔵中原駅では豪華な2面4線化された駅になりましたが、快速列車が連続停車するせいなのか、残念ながら緩急の接続は実施されませんでした。乗降客数の多い武蔵中原、新城と停車すると次は武蔵溝ノ口で線形が良いせいなのか、新城から高架の下り坂のせいもあるかと思いますが、制限ギリギリの95kmまで簡単にスピードが出ていたかと思います。


武蔵溝ノ口も私自身のことを述べて申し訳ありませんが、この街で約7年間お世話になった街で、もちろん高校生の頃は南武線を利用し、小田急沿線にある高校まで通っておりました。さすがに高校生の頃は快速は廃止され、各駅停車しか走らない路線でしたが、幼い頃はこの駅から快速列車に乗車したこともあります。


話が脱線してしまうといけませんので話しを戻すと、武蔵溝ノ口を出ると制限70km/hのカーブが続き、津田山駅北側の下り線のみ制限55km/hがあるため、あまりスピードを出すことができませんが、この制限を越えると70km/h近くまでスピードを出すことができます。ただ、登戸までカーブの連続ですので、豪快なスピードを味わうことはできませんが、登戸まで停車しないだけでも時間短縮の効果はあるのではないかと思います。宿河原駅を過ぎるとすぐに方向幕がただの「立川」に変更され(私が乗車したこの下り快速一番列車ではわかりません)、登戸駅到着時には快速という表示を見ることができません。また、車掌が方向幕が修正されているのかどうか、この駅で確認を行っているようです。

下の写真は上り快速一番列車で、左の2番線に停車中の列車は快速の後続の各駅停車です。


川崎~登戸間の快速一番列車に乗車し感慨深いものがありましたが、以前の快速列車のほうが一生懸命に走っていたように感じられ、今の車両の性能や保線状態などを考えると少々物足りなさというか、もう少し早く走れるなと感じたしだいです。
近年の南武線の利用客は他の東京近郊の路線に比べ増えているようで、今後、稲城市内の連続立体化も完成すれば、稲城長沼駅の2面4線が有効的に使用でき、かつ稲城長沼までの快速運行が実施できるのではないかと私なりに推測しております。また、横浜線のように20分間隔での快速運転や快速運行時間の拡大も行われることを望んでいますが、輸送人員に合わせて検討、実施されるのではないかと思っております。
この他、快速運転が実施される川崎~登戸間の駅直近の踏切では、運行時間帯に警備員が常駐し、踏切横断者への注意喚起を行っていますが、今週28日で警備員の常駐が解除されるようですので、今後、踏切での人身事故がないことを願っております。