ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

人生を「完走」する・・・・・・そんなことを考えながら、

2018-03-14 06:24:28 | 日記
森友学園関連の「改ざん文書」
政府は、どんな決着をさせようと目論んでいるのでしょうか。
麻生財務相は、
《改ざん文書からは、安倍晋三首相の妻昭恵氏や複数の国会議員の名前が
削られていたが、「国有財産の管理処分は法令に基づいて行っている」とし、
取引に昭恵氏や国会議員の存在は影響していないとの認識を示した。》
(朝日新聞デジタル - 2018年3月13日)
と、報じられています。
確かに、屋台店で値切るように、「これ、まけちゃいなさいよ」などと言う文言はありませんが、
様々な経過をみますと、誰か有力な立場にある方が、直接的な言葉は用いず、間接的に
示したと言うことは十分に考えられます。
もちろん、状況だけで法的にクロと断定出来はしませんが。
何はともあれ、佐川宣寿・前理財局長の国会招致を第一に行うべきではないでしょうか。
「公文書の改ざん」ですから。

パラリンピックでのメタル獲得の朗報も入って来ていますのに、「改ざん文書」関連ニュースの
陰になってしまいがちです。
たくさんの選手が、がんばっていますのに残念です。
パラリンピックの選手を眺めていて、岩崎 航(いわさきわたる)さんの詩を思い出しました。
岩崎 航さんは、1976年に仙台で生まれ、3歳の頃、進行性筋ジストロフィー症と診断され
今もベットの上で暮らし、詩を書いていらっしゃいます。

     『宣言』
                岩崎 航
      ぼく自身も
      誰かの伴走者となって
      はじめて
      完走できると
      思うのだ

批評家でエッセイストの若松英輔氏は、(岩崎 航の詩集『点滴ポール』を購入してから)
次の様に述べています。
  《・・・・・・この本はいつでもすぐ手の届く場所にあります。
   そして人生の困難にあって、ひとり立ち上がることが難しいとき、私はひそかに
   この詩集を開き、そこから吹いてくる「いのち」の風で、見えなくなっていた「燠火」を
   よみがえらせようとするのです。》
          (NHKカルチャーラジオ テキスト 文学の世界 から)

人生を「完走」する /誰かの伴走者となって/・・・・・・
そんなことを考えながら、春間近な庭と空を眺めていました。
岩崎 航さんの もう一つの詩も思い浮かべながら。

      誰もがある
      いのちの奥底の
      燠日(おきび)は吹き消せない
      消えたと思うのは
      心の 錯覚

昨日は気温がグーンと上がり、紅梅の蕾も一挙に紅をさし始めました。
クロッカスも可愛い葉っぱと、花芽を。
昨年の秋、少し、土をいじったせいで、クロッカスがあちこちに散らばって芽を出しています。
小さな花たちは、それだけで 幼い子供たちの姿を連想させてくれます。

春です。
三月も半ばですもの。
今年も、春がやって来ました。

今年も 春を迎えられます。
                           〈ゴマメのばーば〉
コメント
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