ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『今ありて』

2018-03-24 06:10:10 | 日記
今年も、春の選抜高校野球大会が始まりました。
開会式が大好きな私です。
誇らかに手を振って、緊張気味な〈マジメ顔〉で行進する若者達の姿を見ますと、
自分も行進の列中にいる様な気分になります。
「イッチ ニ 、イッチ ニ」
  大会歌は
    『今ありて』  作詞  阿久悠  作曲 谷村新司

地元高校・聖光学園は、開会式が終わってすぐの第1回戦。
地元意識の強い私です。
5―3 で勝ちました!!
監督でもないのに、まずは ニンマリ。

お天気も良かったので、お墓参りへ行って来ました
何となく、心が晴れ晴れとしていたせいでしょうか、墓所までの階段(60段ほど)を、
『今ありて』を鼻唄交じりで、ゆっくり登りました。

先に、連れ合いと長女が お花を供えてくれていましたので、お線香だけたいて合掌。
帰りのバス時刻まで 暫しの間、高台にある お墓から、磐梯山・安達太良連峰など眺め、
新幹線が蛇の様に走って行くのを見ていました。

『今ありて』という歌詞の「今」という文字から、あれこれと思いを巡らせました。
  《 今今と 今という間に 今ぞ無く 今という間に 今ぞ過ぎゆく 》
あぁ、こんな「道歌」もあった、「今」をしっかり生きなければ、などと思ったり・・・
初心に帰ることが大切、などと反省したり・・・

世阿弥は『花鏡』のなかで、人生の中には いくつもの「初心」があると
言っていました。
「最初の志」に限られたものではなく、若い時の初心、人生の時々の初心、
老いての初心・・・つまり いつでも「初心」・スタートだということの様です。

そんなことを思いながら、墓所の階段を、ゆっくり降りて来たのです。
『今ありて』を口ずさみながら。
    ♪ 今ありて 未来も扉を開く
      今ありて 時代も連なり始める

いい 一日でした。
                        〈ゴマメのばーば〉


    選抜大会歌「今ありて」2010年版
    
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする