ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

《 転ぶまでは / わからなかった 》、この心の地点から、

2018-03-10 06:31:26 | 日記
〈トランプ大統領は、北朝鮮の非核化のため、金正恩朝鮮労働党委員長と5月までに
 会談する意向を表明。〉
〈安倍首相は、トランプ米大統領と電話で協議し、4月にも訪米し首脳会談を行うことで合意。〉

財務省の提出した森友関連文書。
肝心の文書の存否は「ゼロ回答」。
野党が求めている「元の文書」は、有無を含めて開示される見通しも立っていません。
何だか、ニュースキャスターも早口になってくるほど忙しい政情になってきました。


国有地が格安で売却された問題で、森友学園側との交渉を担当した部署に
所属していた近畿財務局の男性職員が兵庫県内で死亡。
自殺らしい、との暗いニュースも伝わってきました。
また、佐川宣寿国税庁長官が辞任するとのこと。
これで森友関連の問題が幕引きなる筈もありませんし、してはいけません。

歴史、といっても、ほんのちょっと時間を遡ってみますと、政治権力がからんだ疑惑が
生じますと、担当者に関わる暗いニュースが伝えられるのは切ない話です。
そして、
『悪い奴ほどよく眠る』
という事象が起こるのが常の様です。
でも、それで済ませてしまってはいけないと思います。

森友関連の問題は疑惑が晴れてはいません。
安倍首相は、訪米に関することにかまけすぎず、しっかり調査して欲しいものです。

雨は上がりましたが、雪解けによる被害なども報じられています。
わが家に関して言えば、連れ合いが、B型インフルエンザに罹ってしまいました。
ワクチンの接種は受けていたのですが・・・・・
タミフル服用。
熱は下がりましたが、まだ咳が出ています。
感染予防のため、近くに住む近親者・娘夫婦 孫夫婦に、暫しの間、訪問しない様にと、
ラインで連絡しました。

ここで、私も感染ということになれば困りますが、心配しても始まりません。
罹った時は、その時点で考えることにします。

7回目の「3・11」が近づいてきました。
罹災した多くの人たち(私も含めて)が、
明日をどう生きるか、と考える日にもなることでしょう。

     『アスファルト』
                   若松英輔
      何度も転んだ
      何度も転んだから
      何度も立ち上がった

      そんな不器用な人生だから
      友だちも多くない
      でも 大切な人はみな
      生きることに
      疲れた日々に
      めぐり逢った

      真っ黒な
      アスファルトの道を
      舌で
      なめなくてはならないような
      試練のときに
      出会った

      転ぶのは
      高慢だった自分の鼻を
      へし折り
      惨めな自分の顔を
      見つめるため

      転んだ人間に
      だまって
      手を差し伸べるのは
      転んだことのある者たち

      そんな単純なことも
      転ぶまでは
      わからなかった
           (『詩集 幸福論』 若松英輔 著 亜紀書房刊 より)

事の大小、質の違いはあっても あの「3・11」の大震災と「原発事故」にかかる罹災。
多くの人が、
《 アスファルトの道を / 舌で / なめなくてはならないような 》
思いを生きてきました。
まだ、過去形では語れない方々も沢山存在しています。
でも、7年を経た今、私は、
《 転ぶまでは / わからなかった 》
この心の地点から生きて行こうと思っています。
                              〈ゴマメのばーば〉
コメント
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