ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

【「野の花」命日祭】へ。

2018-03-04 06:12:30 | 日記
昨日は すばらしい日でした。
朝、窓を開けましたら、青空が隅から隅まで広がっていました。
前日の、吹雪く空と同じ「空」なのに、異次元の様な青―い空です。
呼びかけるというよりは、ただただ眺めるばかりの青空でした。

前日、強風で行けなかった図書館へ行って予約しておいた本を受け取ってきました。
バス停から眺める山々は まだ雪に覆われていて春の兆しは感じられません。
でも、青空を眺めていますと、
「そろそろ だな」
などと 山並みの おしゃべりが聞こえて来そうです。
空って、「余白」そのもの。

      『余白』
                 若松英輔
       こころに
       時を与えよ
       何かのための
       時間ではなく
       無為の余白を

       こころに
       コトバを与えよ
       文字になる
       言葉ではなく
       目には見えない
       生ける意味を

       こころに
       祈りを与えよ
       終わりなき
       願望ではなく
       彼方からの声を
       受け容れるための
       藍色をした沈黙を

       こころに
       慈(いつく)しみを与えよ
       今日一日を生きた
       自己への
       慰めとともに

上記の詩は若松英輔氏の詩です。
『詩集 見えない涙』につづく第二詩集 『詩集・幸福論』に収められています。
《余白》という言葉に、私は 4年前に帰天なされた井上洋治神父さまの著書『余白の旅』を
思い起こします。
こちらは、私の信仰生活に大きな慰めと、パワーを与えて下さったご本でした。

本日 これから、
【井上洋治神父帰天四周年「野の花」命日祭】
に出かけます。
久々の、東京四ツ谷まで。

 ※ 若松英輔さんは、NHKカルチャーラジオ 文学の世界 の講師をなされています。
       【詩と出会う 
         詩と生きる】 (テキスト あり)
            ラジオ第二放送 2018年1月~3月
            木曜日 午後8:30~9:00
コメント
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