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趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 絵手紙と写真を楽しんでいます。

山茶花の花ー4-

2006-11-16 15:39:46 | 写真
      

    散歩の途中で垣根に咲いていたものです。(10月27日撮影)
    蕾が牡丹の蕾のように美しいと思いました。


               

         このはなも散歩の途中の垣根に咲いていたものです。(10月28日撮影)

 いろいろおしゃれで、素敵な山茶花に出会いました。
山茶花を見ていると、 さざんか さざんか 咲いた道・・・・
という「焚き火」の歌を思い出します。

   -焚き火ー

かきねの垣根の まがりかど
たきびだ焚き火だ 落葉たき
あたろうか あたろうよ
北風ぴいぷう 吹いている

さざんか山茶花 さいた道
たきびだ焚き火だ 落葉たき
あたろうか あたろうよ
霜やけおててが もうかゆい

こがらし木枯らし さむい道
たきびだ焚き火だ 落葉たき
あたろうか あたろうよ
相談しながら 歩いてく

 この歌を口ずさんでいると、私の悪い癖で
山茶花についてもっと知りたくなります。

山茶花は日本特産で、原種は九州、四国、中国地方の一部に
分布しています。佐賀県東背振村、標高528mの千石山中腹には
約2.9ha、2208本の山茶花が自生しているのが、1924年(大正13年)に
発見され、昭和32年に自生北限地帯として国の天然記念物に指定
されました。

花は白色一重咲きで、写真で見ると、花弁が細く
山の辛夷の花よりも可憐です。
一重咲きの山茶花はほんのりと、香りがあります。
八重咲きの花には、香りがありません。
八重咲きのものは、山茶花と椿の雑種で、寒椿といわれるもので
葉が一重咲きのものより、少し厚味があります。

山茶花が観賞用に、多く栽培されるのが盛んになったのは
江戸時代のころで、古い文書にはサザンカの名は記されていないそうです。
サザンカの名は、江戸時代になって元禄のころ(18世紀)中国で
ツバキをさす、山茶花(サンサカ)から音意転換して「サザンカ」となった
というのが、和名の由来です。

中国では、サザンカは「茶梅」と書くそうです。
茶の花とサザンカは蕊や花弁が似ています
しかし、茶の花は椿と同じで花が落ち香りがありません
サザンカは梅のように花弁が散り香りがあります。
「梅茶」と書くのが納得できるような気がします。

 サザンカの花言葉は「困難に打ち勝つひたむきさ」とか
「謙譲」とかありました。