昨日粟野春慶塗伝承者の講演を聞いた
粟野春慶塗は城里町において、室町時代(1489年)から
19代500年の歴史のある伝統工芸です。
昭和48年に桂村無形文化財に指定される
平成元年に現在の後継者が茨城県無形文化財粟野春慶塗保持者として
指定されました。
現在は国指定無形文化財として指定されています。
粟野春慶は
岐阜県の飛騨春慶
秋田県の能代春慶
と共に三代春慶に数えられているということです
500年の歴史を思うとどうして続いたのか、想像もつかない
と言っておられました。
作っている物は、お盆、重箱、汁椀など
実用的なもので、昔は地元の農家の需要が多かったと言います
子供が生まれると注文、節句が来ると引き出物として注文が
多く忙しかったが、昭和40年近くなって、農村の需要が少なくなり
水戸市の漆器店に卸したそうです。
プラスチックの安い製品が出回るようになり
それと対抗して親が良く頑張ったと思うと言っていました。
昭和50年代に見直され、昭和50年茨城県で行われた第27回全国
植樹祭の土産品に選定され、長手盆三枚組を200組注文があったそうです。
その後、盛り返して、バブルの時は注文が多く品不足で
間に合わなかったほどだそうです。
平成元年には品があるのに売れなかったと言います。
このように、栄枯盛衰があり、伝統を継承し守っることの
大変さ、苦労が伝わりました。
材料は茨城県産の「ヒノキ」を使い
漆も茨城県産だそうです。材木は秋切ったものを
寝かせて来年春に製材して、注文に応じて加工するそうです。
加工の過程の話があり、そのパネル展示がありましたが、
その繊細さに驚きました。
生地を生かすのに、下地塗りはせず直接に漆を塗り重ねていくそうです
私は茨城県の物産展で汁椀を買いました
しばらく仕舞っておきましたが、最近使い始めました
汁椀です。裏にこのような焼印が押してあります。
こんな説明が入っていました。
手ざわりといい、色合いといい、とても温かみがあります
作ったばかりは、漆が柔らかく傷が付き安いので
しばらく寝かせてから使うと良いとのこと
家では、理にかなっていたようです。
始めは色が濃いけれど、使っているうちに透き通った
黄色になるとのこと、長く使える物だけに大切にしたい。
粟野春慶塗は城里町において、室町時代(1489年)から
19代500年の歴史のある伝統工芸です。
昭和48年に桂村無形文化財に指定される
平成元年に現在の後継者が茨城県無形文化財粟野春慶塗保持者として
指定されました。
現在は国指定無形文化財として指定されています。
粟野春慶は
岐阜県の飛騨春慶
秋田県の能代春慶
と共に三代春慶に数えられているということです
500年の歴史を思うとどうして続いたのか、想像もつかない
と言っておられました。
作っている物は、お盆、重箱、汁椀など
実用的なもので、昔は地元の農家の需要が多かったと言います
子供が生まれると注文、節句が来ると引き出物として注文が
多く忙しかったが、昭和40年近くなって、農村の需要が少なくなり
水戸市の漆器店に卸したそうです。
プラスチックの安い製品が出回るようになり
それと対抗して親が良く頑張ったと思うと言っていました。
昭和50年代に見直され、昭和50年茨城県で行われた第27回全国
植樹祭の土産品に選定され、長手盆三枚組を200組注文があったそうです。
その後、盛り返して、バブルの時は注文が多く品不足で
間に合わなかったほどだそうです。
平成元年には品があるのに売れなかったと言います。
このように、栄枯盛衰があり、伝統を継承し守っることの
大変さ、苦労が伝わりました。
材料は茨城県産の「ヒノキ」を使い
漆も茨城県産だそうです。材木は秋切ったものを
寝かせて来年春に製材して、注文に応じて加工するそうです。
加工の過程の話があり、そのパネル展示がありましたが、
その繊細さに驚きました。
生地を生かすのに、下地塗りはせず直接に漆を塗り重ねていくそうです
私は茨城県の物産展で汁椀を買いました
しばらく仕舞っておきましたが、最近使い始めました
汁椀です。裏にこのような焼印が押してあります。
こんな説明が入っていました。
手ざわりといい、色合いといい、とても温かみがあります
作ったばかりは、漆が柔らかく傷が付き安いので
しばらく寝かせてから使うと良いとのこと
家では、理にかなっていたようです。
始めは色が濃いけれど、使っているうちに透き通った
黄色になるとのこと、長く使える物だけに大切にしたい。