Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

奄美一人旅 4日目

2019-06-23 | 旅に出た
最終日も普通に雨でした。
奄美は天気予報で曇りって言っても雨降りますね。
曇りと言われたら「ああ雨か」と解釈していいくらい。
都会より人口少ない離島の予報なんかやる気ないのか
こっちじゃ台風レベルじゃないと雨と認めないのか
天気予報が全然当てにならないです。
チェックアウトしようとしたら連絡通路の入口の廊下が
雨で濡れてて足滑らせて尻餅(笑)。尾てい骨イテー!
通路に雨入らないように壁作る金なかったんだろうか。

この日は午前中に金作原探検ツアーを予約してました。
9:00にホテルロビーで待てば迎えに来ると前日電話で
聞いてました。ロビーで声を掛けられ古いワゴンに乗る。
客は他に女性ペア2組と小さい子供のいる家族でした。
山地に入る前に公衆トイレに寄りました。途中白い桜
(山から咲くらしく今年は開花遅い)のところで停車。
奄美は空港周辺くらいにしか広い平地がなく(その辺で
サトウキビ畑がある)山がちな地域が多いので斜面に
たんかん畑を作るんだそう。紅葉してる木はハゼで、
12月が暖かかったので今紅葉してるらしい。
奄美の照葉樹林はスダシイが多く、光を求めて上に枝を
伸ばし下の枝は落ちるのでブロッコリー状になるとか。
最後未舗装路を通って散策路入口へ到着。往復2kmらしい。
ラン類が盗掘に遭うとのことで散策路入口に柵。

山は平地以上に雨が激しかったです…。
照葉樹林を構成する常緑広葉樹+シダ植物+ヒカゲヘゴの、
普通の温帯とも熱帯とも少し違う雰囲気の素敵な森。
蛙が鳴いたり、ガイドさんがイモリを見つけたり。
ハブは変温動物なので冬の寒い日中は姿を見せないけど
梅雨時は散策路に出てくることがあるらしい。
与論島と沖永良部島にハブがいないのは珊瑚礁の島で
いったん沈んだから説。ハブのいる奄美や徳之島は
固有植物も多く、ハブがいるがために山へ入る人もなく
自然が守られたと。マムシグサも奄美固有のがある。
材木にもなる常緑樹のイジュは梅雨を告げる白い花を
付けるが上向きなので見えず、ツバキ科ってことで
花が落ちてくると分かるとか。
ヒカゲヘゴは日陰を好むのではなく下が日陰になる。
鱗みたいなのは葉の落ちた痕。去年の台風で結構
倒木があり日陰が減り明るくなったので植物の変化が
これからありそうだということです。
木の上にシダ類が生えてることがありますがこれは
寄生ではないらしく、雨が多く湿度が高いので
水分を取って木の上でも生きられるそうです。
マングースの罠やアマミノクロウサギの爪跡(ずんぐり体型で
俊敏さはないが爪が頑丈なので傾斜を上れるらしい)も紹介。

散策路はアップダウンもなく尻餅ダメ―ジあっても歩けました。
逆に体が温まらないのでもっと防寒すればよかった。
大きめの傘は貸してくれたけどレインコートはなかったです。
雨降ってなければなあ…。木を見上げると眼鏡やカメラが
水滴だらけになるし、服も濡れるわ泥跳ねるわ。
散策路入口に戻って鳥の写真と鳴き声をタブレットで見せて
くれたけど服や鞄が濡れるー。国立公園内で容易に作れないん
だと思いますが屋根のあるあずまやがないんですよね。
他の客はホテルに帰りましたが私はチェックアウト後なので
市街地で降ろしてもらいました。最後に精算、3500円。

市街地は山よりは小雨だが天気が回復する気配なし。
予定してた店は満席、あまり時間もなかったので待たされない
料理にするかとそば処夢やできつね蕎麦800円。
最初に蕎麦の実と山芋の刻んだのを和えた美味しい小鉢が。
山で冷えて手がかじかむので熱いお茶で温めます。
温かい十割蕎麦に厚いお揚げとネギ、ネバネバ昆布、刻んだ
山芋がトッピングされてました。比較的新しいお店らしいです。
奄美や沖縄には蕎麦文化がないため蕎麦屋は少ない模様。

雨で外にいても仕方ないので1本早いバスで奄美博物館見学。
降車バス停が乗車と違う位置(角曲がる前)でちょっと迷う。
博物館は1階に舟の復元、2階に歴史系展示、3階に自然系展示。
3階にはアマミノクロウサギやルリカケスの触れる複製があった。
確かにアマミノクロウサギの爪は固いですね!
これなら斜面引っ掻いて上れそう。触って理解。
ハブや海亀や昆虫の標本、蛙の紹介、木々のジオラマも。
2階には製糖や女性によるノロ祭祀の模型がありました。
三線は棹の部分の細さなどでタイプが分かれるらしい。
ソテツ焼酎なんてのもあんのか。他に農具なども展示。
外に民家の移築復元もあります。母屋は入れるのかな。
やはり母屋と台所の2棟を渡り廊下で繋いでる。
移築元が台風の風が強い地域だとかで倉庫は高倉じゃない。

バス車内からホテルウエストコート奄美の入口に
トヨタと日清の陸上部歓迎の貼り紙があるのを目ざとく発見!
(車内から慌てて撮ったので画質粗いです)

選手その辺いるのかな?(いやストーカーしないけどさ)
気温高くても雨多いし合宿地に適してるか知りませんが。
夏場避暑地で合宿するのは分かるけど冬に南へ行くの何でだろ。
愛知も東京も雪降らないのに。関節故障持ち選手のため?
日清は実質廃部みたいな発表しておいて合宿というのがよく
分かりませんが(完全残留の2人だけじゃ合宿って規模じゃ
ないよね)、内定出して取り消す状況になったのを見ると
計画的な実質廃部には思えないので、合宿が決まってから
実質廃部が決まったという可能性もありますが…。
ウエストコートは最初宿泊候補に挙がってたのですが
満室で断念しました。でも同じホテルじゃなくてよかったかな?
選手にストーカーしかねないからじゃないよ(笑)。
経験上、合宿や遠征の運動部と同じホテルに泊まると
コインランドリーが混んで何時間も待たされるからです。
ああでもウエストコートだったら尻餅付かなかったか(笑)。

港町待合所で空港行きバスに乗り換え。
いかつい運転手のおっちゃんリラックマ好きなのか…。
たまにいますよね、キャラクターなんか全然好きそうに
見えない男性でリラックマが好きな人。私の周りだけ?
用安海岸を見るためばしゃ山バス停で下車。
雨は乗車中本降りでしたが降りる頃に小雨になりました。
奄美の海は与論島に比べると同じ悪天候でもそこまで
綺麗な色じゃないかな…。晴れると違うんだろうけど。
頭の方が紺色の鳥が岩場に留まってました。奄美固有種の
ルリカケスに似た配色だったけど海辺にもいるのかな?
寒いので浜辺は程々にして土産屋で土産購入。
バスが来る頃には雨がやんだけどもう遅いよ…。

奄美空港から鹿児島への便は遅延なしで早く着いたらしい。
鹿児島空港の山形屋で黒豚カツ丼1260円。
普通の黒豚とんかつはどこの店でもかなり高いので…。
ご飯が男性量なのでボリュームある。羽田行きも5分早く到着。
羽田に着いたらダウンジャケット着るも電車も暖房効いてて
暑かった(笑)。品川でようやく真冬の空気に触れる。

とりあえず南西諸島の冬は本州よりは気温が高いけど
基本的に雨降りというのは学習しました。
ただハブと雷のリスクは冬の方が低いし、台風みたいに大雨に
なることは少ない感じですし、九州以北は冬に敢えて行く
メリットがないし(建築&博物館&純粋な参拝オンリーの
地域あれば行ってもいいけどそんなとこあったっけ)、
雨降っても冬に旅行するなら南の島なのかな。
山は雨降りでも落葉樹少なくて景色はそんなに問題ない
(場所によってはハイキングレベルが上がるか?)
一方で、海は雨だと景色が厳しくなりがちなので、
海メインの旅行にしなきゃいいのかな。


《写真ブログ記事》
鹿児島県・奄美 金作原原生林
鹿児島県・奄美 奄美博物館/用安海岸
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