Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

関西一人旅2024 3日目

2024-08-03 | 旅に出た
朝食会場に行ったら東横インなのに
子連れ客が多くてびっくり。
まあ今の庶民には連休中の旅館は
高すぎるのは分かるけど、壁薄くて
隣室のいびきも響く東横インだと
騒いだら隣室から怒鳴られない?
朝食はトレーが使い捨て弁当容器、
凹みが4個だけど4品に抑える気
ないから容器2個取ったった。
暑くて30度近くまで上がる予報。
この日はまだ歩行距離少ないから
何とかなりそうだけど。

GWで花粉シーズン終わりのはず
なのに、外に出たらアレルギー
なのか涙出るわくしゃみ出るわ。
ホテルから歩いて奈良時代の庭園
遺跡を復元した平城京左京三条
二坊宮跡庭園に行きました。
カラスや小鳥が水場で涼む。
アップで撮ったら黄色い鳥だった。
キセキレイって町中にいたっけ。
柱などが朱塗りの建物も復元して
いて中に入れました。
庭園に流れる水は曲線を描き、
排水設備もあったとか。
曲水の宴も可能とのことだが
やるにはちょっと川幅広いかな。
石で海岸か渓流を表す。
木枠で組んだ桝には水生植物を
植えていたらしいです。
庭園管理か飲食を用意するためと
推測される掘っ立て小屋の跡も。

法華寺に行く途中に14年ぶり
平城京東院庭園に寄りました。
外国人観光客引き連れる形になった。
以前は9月に訪れて萩の花やムラサキ
シキブの実が見頃だったので趣が違う。
黄色いカキツバタが端に咲く。
草花が少ない季節の分、逆に石組が
目に入りやすいのは利点かも。
失われたと考えられる石は補ってると。
タイムスリップしそうな素敵な庭だけど
朝から気温が高くて日傘差してても
のんびり見てられなかったです…。
こっちには明らかに曲水の宴用と
見られる小川がありました、でも盃流す
にはもうちょい水深あった方がよさそう。

法華寺は春の特別公開で名勝庭園が
見られました。光明皇后建立の
総国分尼寺(総国分寺は東大寺)です。
護摩堂の池の周りに季節の花。
まずは本堂、尼僧さんが読経中。
奈良時代の仏像の頭部や十一面観世音
菩薩立像の分身も展示。
慈光殿には東宮時代の昭和天皇が訪れた
際に使った椅子や五重塔を縮小して
作ったものを展示してました。
名勝庭園は最初カキツバタとへの字型の
橋しか見えず、名勝にしては物足りなく
感じてましたが、奥の方へ行くと
江戸時代に仙洞御所から移築された客殿の
近くに石を敷き詰めて表した滝?が。
江戸初期の回遊式庭園で、石や庭木も
仙洞御所から移されたと伝わります。
石灯籠は後世のものかなあ、ちょっと
違和感あった。18世紀茅葺き建築の
休憩所光月亭で冷たいほうじ茶一服。
華楽園は造形を楽しむ庭というより
仏前に供える季節の花を植えてる
場所。この時期はシャクヤクとか。
蒸し風呂式浴室は外観のみ。
東院庭園に引き連れた外国人
観光客をここでも見かけました。

渋滞と信号待ち踏切待ちでバスが
全然進まず13分遅れで到着。
特別公開の興福院。拝観料1000円、
茶席や野点を利用するとプラス1000円。
見せてもらえるものの相場からすると
正直1000円は高いかな…。
茶席の位置には入るなと言われて
客殿庭園もあまり見られなかったし、
その庭園も手入れが十分とは言えず
小堀遠州好みのはずが大池寺みたいな
綺麗な曲線の刈込になってなかった。
他にも野点利用者しか入れないエリア
があるから、1000円しか払わないと
見られる場所が結構限られる。
ここでは1000円の対価を求めようとは
せず、今後の保存修復のための寄付の
つもりで支払うべきです。
客殿には重要文化財の渡辺始興の襖絵。
庭は当初は遠州作庭だったのが
尼ヶ辻からこの地に移った時に
遠州好みとして新たに作庭したとので、
遠州が直接作庭したのが残ってるわけ
ではないようです。渡り廊下の先の
本堂には天平時代の阿弥陀三尊。
正面で両薬指と親指で輪を作る印。
いくつかの茶室の外観も公開、
中も窓から覗けるが撮影禁止。
茶室長闇堂を建てた小掘遠州の友人
久保利世の墓があります。
周囲の青もみじは綺麗だった。

駅までのルートにあるSAHHA
今度はチュニジア料理です。
シャクシューカのマトンケバブ
1500円を注文しました。
野菜と卵入りでパン付き。
唐辛子ペーストのハリサによる
辛さは「ゼロ、ピリ辛、辛い」の
中から選べ、ピリ辛にしました。
ちょっと古民家っぽい建物。
エスニッククッションにもたれ
ながら料理を待ちます(子供が
座るとちょうどよさそう)。
パンがありきたりなロールパン
とかだとつまらんな(それなら
いっそライスの方がいい)と
思ってたら中東のパンでワクワク。
シャクシューカはチュニジアの
ラタトゥイユということで
トマトベースの煮込み。
たまにピリともしないピリ辛料理
出す店もあるけどこれはちゃんと
ピリ辛だったし激辛でもなし。
後から辛くなかったか聞かれたけど
約束どおりだったから大丈夫。
卵は半熟、マトンも柔らかく、
ちょっとミントっぽい香りを感じて
会計時に聞いてみたら、肉にミント
付けてて正解だった。
今まで食べた中東料理では肉に
ミント感じなかったから面白い!
パセリ以外の野菜は不明。
パンに付けたいのに油断すると
そのまま食べ進めちゃうぜ。

近鉄・市営地下鉄・阪急と乗り継ぎ
京都入り、壬生寺特別公開。
壬生寺は3回目ですね。1回目は本堂の
特別公開、2回目は節分の壬生狂言。
いずれも庭園には入れなかったので
庭園を見るのは初めてです。
涼しいお堂で説明を聞きます。
壬生の名は湿地の水生が発祥という
説があるそうな。元あった延命地蔵は
焼失し、現在のものは唐招提寺から
譲り受けた平安期のもの。杖の一部
だけ博物館に預けていて無事だった。
秋にも壬生狂言やってるのか。
壬生狂言は口伝で台本がないとか。
節分で有名な吉田神社と壬生寺は
それぞれ鬼門と裏鬼門。
庭園は1か所(幸い日陰だった)から
見られ、中には入れません。
晴れた午後だと築山が見にくいかな。
最も高い青石は滝を表します。
石橋(一つの石)で滝壺が見づらい
けど、たぶん鯉の石はないので登竜門
ではないと思います。江戸時代は
朱雀大路の溝から水が流れ池泉庭
だったが今は水が入ってない、
江戸時代に火災にもあったが
すぐ再建された、という話。
新緑が美しく見える庭とのことです。

市営地下鉄はやや混んでたけど
阪急も嵐電も座れるね!
観光客はバス使ってるのかな?
渋滞による遅れを避けるため
京都市街地では絶対バス使わない
ルートを選びました。
太秦広隆寺で結構降りたけど
15:00過ぎてから映画村行くの?
御室仁和寺で降りて旧邸御室。
特別公開1600円、以前より値上がり
したのはGW期間だからだろうか。
糸手まり飴とポストカード付き。
素足やストッキングの人は靴下を
買わないといけないとのこと。
私の時間帯は庭の見える大広間で
社員の方が説明してくれました。
水面のように庭を映すテーブルは
東南アジアの大きなカリン、
常夏の熱帯だと年輪がくっきり
出ないらしいです。
漆を塗るのと鹿角の粉で磨き上げる
のを数年繰り返したと推測されてる。
テーブルは玄関や喫茶室にもあり、
喫茶室利用者は喫茶室のを触って
よいそうです。インスタ映えを狙って
置いたのではなく昔からあった。
築80年の数寄屋造りの邸宅で
先代社長がここを買って、商売には
縁起の悪い散る桜を抜き、池にも
水を貯めないようにしたらしい。
今は採れない鞍馬石や赤石なども
使用、石灯籠が好きだったらしく
園内に多いと。後に文化財指定、
維持も大変だそうですが、
格式ばった場所じゃないという
ことで禁止の貼り紙や結界は
少なくし、訪問者は写真が楽しみに
するしずっと記録に残るからと
撮影禁止にもしてないとの話。
普段は一棟貸しで撮影などに使われ、
例年は予約の少ないGW過ぎから
6月に公開しているものの、
今回初めてGWに公開。
今年は外国人観光客も来たとか。
朝より夕方の方が右側のウバメガシ
の陰が綺麗でお勧めらしい。
説明が終わるとみんな勿論テーブルに
映る緑に群がる。湖面と言うより
油絵みたいに見えますね。
富士山の欄間も面白いが。
洋間の天井には四季の花の絵。
中庭のナンテンの葉の影が茶室の
障子に映るのもいいですね。
浴室からも庭が見える。ガラス窓が
広いけど向こう側に家がないから
覗きの心配なし。誰かが庭を歩いて
たら見られちゃうけど。
外に出て庭を回ることもできるけど
見え方は屋内からの方がいいかな。
庭の上に茶室双庵、仁和寺が見える
窓の下にも細い窓。待合には丸窓。
何かどこの伝統家屋もエアコンの
室外機の置き場所に悩まされてる。
庭や建物の景観壊すけど、最近は
夏が暑すぎて置かないわけにも
いかないし、エアコンの近くに
置かないといけないし。

ところで特別公開はなぜどこも
かしこも10:00~16:00なんだ…。
朝一番と夕方に組めん。
16:30過ぎても暑い。
太秦から乗った山陰線混んでたが
観光客というよりバスケクラブの
男子軍団によるもの。
梅小路京都西駅で結構乗ったのは
水族館客?新快速で滋賀県に移動。
混雑回避で夕食は滋賀県で。
18:00過ぎても明るい。
西日本だから余計日没が遅い。

能登川の割烹かっぱに入店、
店名どおり店内かっぱだらけ。
置物や絵だけでなく爪楊枝入れ
までかっぱ。会計せずに出た客
いたがツケ払いの常連さん?
滋賀県の名物鮒ずしを気軽に
食べるためにやって来ました。
鮒ずしカルボナーラ1320円を
注文。鮒ずしラーメンもある。
カウンターの隣の常連さん?が
気になったか、鮒ずしマシマシで
ついでに作ってと注文してた。
常連さん曰く切るのも面倒だから
自分では作らんと。お店でも
臭いので鮒ずし専用のまな板と
包丁で切ってるように見えた。
そりゃ一般家庭にはハードル高い。
鮒ずし初めてだがギブアップせず
無事完食できるかドキドキ。
鰹節掛かった鮒ずし登場。
紫蘇の葉のごまポン酢、ゆず胡椒、
ネギ、鮒ずしの白いのが皿の端に
添えてありました。
発酵系の味が全体に付いてる。
鮒ずしは最初変わったチーズ、
次に酸味、よく噛むと魚の味。
先入観を持たず食べるべし。
薬味で味変、ごまポン酢いける。
うっかりゆず胡椒全部付けたら
辛かったけど鮒ずし大丈夫だった!

能登川駅前のアズインは穴場で
コスパよくてお気に入りの宿です。
彦根のビジホより安く泊まれるし、
彦根と違って殿様商売でも客が来る
町じゃないからサービス頑張ってる。
予約時は喫煙ルームしかなかったけど
空きがあるとかで禁煙ルームに変えて
くれました。アメニティコーナーに
ドクターシーラボのオールインワン
ジェルあったので貰った。
とび太くん×赤い羽根共同募金の500円
ガチャガチャ、募金すると危ない道に
飛び出し坊やが設置されるらしい。
女湯大浴場は暗証番号で入る。
アメニティはカラハリ。
脱衣場にもコインランドリーあった
から入浴中に洗濯。脱衣場にある無料
マッサージチェアで揉まれながら待つ。
私が入浴する頃は誰もいなかったが
洗濯終わる頃には入浴客ぞろぞろ。
洗濯200円洗剤自動投入、乾燥30分
100円と良心的な料金設定。
翌日6:30起きで夜ふかしできないので
GGNはC組とA組だけスマホ観戦。
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