Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

関西一人旅2024 2日目

2024-07-28 | 旅に出た
2日目は初めての吉野方面です。
使える近鉄フリーパスなかった。

朝食は自分比ではそんなに取ってない。
最初にご飯があって最後にパンがある
のでみんなご飯取っていきました。
パンよりご飯食べてもらう方が
ホテル的にコスパいいから考えたね!
ひじきとおからの胡麻和え?みたい
なのが割と美味しかったかな。

近鉄乗って気になった。
最近の男子高校生って鞄にマスコット
とかいっぱい付ける子多い?
それとも奈良県一部地域だけ?
女子高校生は昔からそうだけど。
手作りっぽいの付けてる部員がいて
彼女が作ったのかと思いきや
他の部員も同じの付けてた。
下市口駅からバスに乗ったら登山客が
多く、日帰りか宿泊か聞かれてた。
日帰り客多いと臨時便出すんだろうか。
バス降りたら飛び出し坊やおった。

拝観予約してた願行寺に到着。
町のサイトでは8:00からとあるけど
実際は9:00からのようです。
右側の寺務所のインターホン鳴らしたら
本堂の方に来てほしいと言われました。
本堂の下で待ってたけど誰も来ないので
入ってみると、本堂右奥の廊下から庭。
翌々日に草の手入れ予定だとか。
室町末期の庭、洞窟石組は確かに古い
庭にしかないかもしれません。
看板には「玉石敷の低い平坦地を水面に
見立てた枯山水的な取扱い方に、室町
時代に京都を中心として活躍した一流派
のものと考えられ室町末期(永禄年間)
を下らないものと推定されている」と。
浄土真宗の寺の古庭園は珍しいらしく、
奥中央の石は阿弥陀如来で、庭の奥は
彼岸、手前は此岸で荒波が横たわるのを
小石を敷き詰めて表し(静かな細かい砂
じゃない。那智黒石って言ったかな?)、
彼岸へ渡る舟を表す平らな石も。
彼岸側には滝石もあるそうな。
葉の小さいモミジは昔は11月上旬に
紅葉していたものの、今は温暖化で
12月半ばまで見られ、正月は落ち葉で
地面が赤く、ドウダンツツジや裏山の
紅葉も合わせて綺麗だとか。
以前からある木はこのモミジとドウダン
ツツジで、モミジの後ろの開山堂?
(蓮如上人を祀る)はモミジより後から
建てたものだそうです。奥の塀は老朽化
したため最近建て替えたもの。
座敷の上段の間は本願寺の高僧のためで、
勿論ここから庭を眺められます。
時代が違うので上がらせてもらえた。
寺子屋としても使ってたそうです。
江戸時代の歴代代官による「勝手に木を
切るな」の立札を展示、全部名前が違う。
最後の代官は天誅組に殺されたらしい。
この辺り薬草が取れるという話の流れで
森野旧薬園が出てきました。
一度行ったところです。懐かしい。
本堂の仏間には天女の欄間が。
ちなみに庭見てる途中で地震があった。
和歌山県で震度2でこの辺は震度1。

下今市駅まで向かう途中、やま十
昼食の柿の葉寿司を買いました。
吉野の土産物屋にもあるかもしれんが
売り切れてると困るので。
8個入り980円を購入。
鯖鮭4個ずつではなく鯖だけです。
連泊で荷物ないので普通にリュックに
入るね。川を渡ったら川岸が青石。
この辺から紀伊青石、阿波青石と
地質的に続いてるんだろうか?
三波川変成帯?

吉野駅からタクシー9分1760円、
まずは如意輪寺へ。
駅にタクシーいなくて電話しようと
思ったところにちょうど来てくれた。
自力でここまで上るの辛いからね。
吉野にはGWの時期モチツツジという
ネチャネチャするツツジが咲くらしい。
後醍醐天皇の勅願寺です。後醍醐天皇
御霊殿のそばの池に金魚。
二河白道庭園は現代的なもの。
此岸と彼岸の間に赤い火の河と激流の
水の河があり、釈迦如来に背中を押され
ながら間を貫く白道を進み阿弥陀如来の
いる彼岸へ向かうみたいなストーリー。
それぞれの河には赤と青の石と玉が
敷かれてる。宝物館には仏像のほか、
楠正行が辞世の句を刻んだ本堂扉や
正行の短刀、桜井の別れから四條畷の
戦死までを描いた絵などを展示。
仰向けになって見る天井仏画も。
多宝塔や斜面に建つ報国殿まで
見に行きました。後醍醐天皇御陵の
方までは見に行ってないです。
山門から出てハイキングコース
みたいな道でメインルート方面に出る。
木陰の下りで余裕と最初思ってたら
最後上りだった。

桜本坊前のベンチで柿の葉寿司の昼食。
8個とも鯖だけど美味しいから飽きない。
柿の葉の香りがいいですね。
桜本坊を通って竹林院前バス停へ。
1本早い奥千本行きバス(11:35)に
乗れました。先払い400円。後の方に
乗ると100円玉不足で釣り銭のないよう
出せと言われがち。そのうち500円に
値上げして釣り銭問題解消しそう。

奥千本口バス停からいきなり急坂きつい。
桜本坊前と違ってこっちのトイレには
洋式ある。山上った方がちゃんとしてる。
金峯神社まではコンクリート上り坂で
日差しもあるからダメージでかい。
その後は木陰が増え土の山道が多くなる
から同じ上りでもまだ体力的には楽。
山道で引き返してた人いたけど、最初の
急坂が一番きついからあれ越えられた
人は(時間があるなら)大丈夫。
普通のスニーカーでも歩けました。
足元注意(特に西行庵付近は崖沿いの
細い道もあるので、観桜期じゃなくても
一方通行の方がいい気がする)だけど
前も見てないと毛虫が糸垂らして落下。
上りだと思ってたら途中からどんどん
下る。逆に帰りどれだけ上らされる
のかと戦々恐々。

西行庵に到着。ヤマツツジ?と
青もみじに囲まれた素朴な庵。
最低限のものしか持たなかったに
しても狭い庵です。
どんな暮らししてたんだろうなあ。
あずまやでは弁当食う人達。
帰りの道は植林中で意外に開けた
ところが多く、危なくないところでは
日傘差してました。上りでもそんなに
険しくなかったと思います。
バスの時間(13:05)まで神社前の
休憩所で一休み。この一休み覗いたら
ざっくり往復1時間。
バスでまた竹林院前に引き返します。
時間と体力ないので歩いて下ることは
しません。途中の展望台は桜の時期
じゃないとそんなに見所ないかなと。

バス降りたら近くの竹林院群芳園へ。
旅館だけど泊まらない観光客も
拝観料払って庭園に入れます。
大和三名園の一つ、池泉庭園。
室町末期に竹林院住職が造った庭を、
秀吉の吉野山観桜の際に千利休か
細川幽斎が手を加えたと伝わる。
蓬莱石組は桃山時代の作風、
二重集団二重護岸の石組などは
室町時代の遺構が残ると。
池のほとりの桜の支柱を池に立てる。
各島に小さな木が生えてて盆栽みたい。
この島は七五三の配置だとか。
帰りは裏山上って下る。

ここからケーブルカー駅方面に道を
下っていったけど、距離も傾斜もある
のでこれ上り続けるの絶対キツいな。
竹林院周辺は人が少なかったけど
もっと下にはいました。竹林院まで
上って来られずギブアップしたのか、
一時的にどこかの飲食店や土産店に
吸い込まれてたか。そういえば
吉野って外国人あまり多くないな。

ところでGWは実は冬以外では
吉野の交通が最も不便な時期です!

①路線バスではGWは観桜期(もう
 咲いてないけど)に当たるので、
 上千本への直通バスが中止となり、
 ケーブルカー駅から竹林院までの
 バスがない。
②桜の開花時期に運行される
 如意輪寺へのシャトルバスは終了。
③一方でロープウェイはGWは
 観桜期ではなく通常期扱いなので、
 始発が観桜期よりも遅い。

金が惜しくなければ私みたいに
タクシーで上るのが楽です。
惜しければGWは避けて、
普通に①のバスが走ってる時期に
訪れた方がいいです。
ウォーキング目的なら別だけど。

吉水神社は門入って左側に桃山期の
庭があります。分かりやすい亀島。
左側に須弥山、蓬莱島、亀島、
右側に鶴島、舟石の蓬莱式庭園。
吉野山観桜時に秀吉の本陣宿坊となり、
秀吉自ら基本設計をしたと伝わる。
元は修験道の寺院だったのが後醍醐
天皇の南朝皇居となり、そのため
明治の神仏分離令で廃仏毀釈を免れ
神社にされたそうです。
書院にも入ってみた。撮影可。
鎌倉時代の建築なので現存する書院造
としては最古らしい。義経と静御前が
別れた地でもあるそうです。
後醍醐天皇の間は勿論上段が設けられ、
四季の花を描いた黄金の床の間が豪華。
ただし障壁画は秀吉が花見の時に修繕・
滞在した時に狩野永徳が描いたもので、
後醍醐天皇の時代はこうじゃなかった。
天井は格子じゃないんですね。
襖絵や屏風絵は狩野派、一つは傷んでる
けど狩野永徳で、秀吉が花見で使った
のをここに置いていったとか。
そのほか、後醍醐天皇直筆の書、花見の
際に秀吉から賜わった壺、義経着用と
伝わる鎧、弁慶使用と伝わる七つ道具の
一つ武装槍、一休の墨書などを展示。

金峯山寺は蔵王堂がでかい。
特別開帳でかなりお高いから中には
入らず外観だけにしました。
ロープウェイまでの道には土産屋や
飲食店が並びます。ソフトクリーム
200円など割と良心的な店もあれば、
観光客価格にしてもぼったくりすぎ
だろって店もある。
だが客も坂を上りながら店を比較する
元気がないので、食べたくなった時に
見つけた店に入ってる感じ。
町家っぽい建物もある。山伏おった。

ケーブルカーで帰るつもりだったけど
七曲りの下り坂歩いても1.3kmで大して
時間掛からないので450円浮かせた。
皆もケーブルカー使わずにこっち来る
と思ったら、坂を下るんじゃなくて
駐車場があるようです。
時々あるショートカット階段は危なく
なさそうなら使った。所要15分弱。
駅前で実家のお土産買って発送。
近鉄行ったばかりで30分待ち。
青の交響曲(シンフォニーと読ませる)
という特急が停車しててドア開ける
タイミングでクラシック音楽鳴った。
内部覗いたらヨーロピアンスタイル。
勿論私は特急じゃないのに乗る。
急いでないしどうせ寝ちゃうし。
爆睡しすぎて橿原神宮駅で下車
しないと大阪に連れて行かれるが。

大和西大寺駅改札内の焼肉ライク
夕食。目当てのセットがなく悩んだ挙句
ライククワトロセット1600円。
バラカルビ、匠カルビ、ハラミ、豚タン。
久々に焼肉食ったがやっぱハラミうまい。
匠カルビはスジあるからバラカルビの
方が食べやすいまである。タレ塩辛い。
前日は各国料理だし柿の葉寿司以外
現地の名物食ってない。なお翌日
以降もおおむねそんな感じの模様。

ホテルでは連泊だと掃除されないので
バスタブの汚れたお湯を見ないように
しながら入浴しました…。
そして10000m日本選手権をテレビ観戦。
女子と男子の合間に洗濯に行ったら
エレベーター1台しかないからなかなか
来なくて「男子始まっちゃうじゃん!」
とイライラ。幸い洗濯機は1台空いてた。
レース後にサブチャンネル延長、
洗濯終わってそうなのに取りに行けん。
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