Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

ピコーン鳴りすぎて慣れた

2020-01-05 | 走る若人が好き
新年早々1年で最も長文になりがちな箱根駅伝記事です。
今年はどうかな?最近上位以外あまり詳しく情報収集
してない上に、個人で特別好きな学生ランナーも
卒業しちゃって今年からいないから例年より短いかな?
いや國學院クローズアップの分だけ長くなりそうだ
(投稿直前に数えたら國學院の段落1000字弱あった…)。

1年前に初優勝は応援したくなると書いた記憶がありますが、
今回は國學院の初往路優勝を願って応援しました!
1区から東洋と駒澤が遅れる展開、2区土方選手と
5区浦野選手が青学や東海に負ける気がしなかったので
「これはもらった!」と気分が高まりましたが、
青学に2区では前に行かれ3区で戻すも4区でかなり離され…。
「でも1分半なら浦野選手で逆転できるよね?」と
思ってたら5区も意外に青学の方がよくて往路優勝を
取られてしまいました…。うーん残念。
でも2位には入り、青学以外の上位候補は後ろにいる状況。
「東海にはどこかで抜かれそうだし帝京の猛追も怖いけど
目標の総合3位は不可能ではないのでは?」と復路に
切り替え(←選手じゃなくてお前が切り替えるんかい)。
案の定東海には7区で抜かれますが8区まで3位をキープ。
全日本駅伝の7区失速がちょっと頭をよぎりつつも
「戸塚まで来たら大丈夫っしょ」と余裕かましてたら
(←選手じゃなくてお前が余裕かますんかい)
9区のテレビに映ってないところでいつの間にか
遠かったはずの東京国際と明治に抜かれて鶴見で
5位まで落ちとった(汗)。しかも後ろには毎年毎年
復路後半滅法強いことで定評のある帝京が迫る状況、
10区で6位も覚悟してたら殿地選手が奮闘!
東京国際と明治を捕まえ、帝京との3位争い集団に。
OB寺田選手が道間違えた時の自分の状況と同じ
4校での争いであることを示唆するつぶやき(笑)。
しかし殿地選手は先輩のように道を間違えることなく
(そりゃそうだ)残り1kmでスパートして
他3校を振り切って3位で飛び込んできました!
10区の最後まで目が離せない展開は國學院の伝統芸
でしょうか(笑)。前田監督も到着して男泣き。
監督の母校の駒澤に箱根でもついに初勝利。
3位で胴上げしたチームは初めて見たかも?
去年は往路3位で驚かれましたが、今回は往路2位に
総合3位、青学と東海の次に強いというポジション。
高速化の波に乗って頑張りましたね!
3本柱卒業で来年度は育成の年になりそうですが、
今季の結果と部の爽やかな雰囲気が知られたことで
イメージがよくなったかと思いますので、高校生の
スカウト合戦で今後有利になるチャンスを得たかも。
高校生の中には上位常連の大学よりも優勝したことのない
目下上昇中の大学を選びたがる子もいるらしいので、
土方選手や浦野選手のようなエースになれる逸材の
原石を獲得して再び旋風を巻き起こしてほしいです!

去年以上に今年は区間新続出!
むしろ1区8区9区なぜ出なかったという(いや
伝説の1区を簡単に更新されるのには抵抗あるけど)。
テレビじゃ大人の事情で選手の走力向上と気象条件の
良さしか言われませんが、やっぱり報道されてるとおり
靴の改良の影響が大きいんですかね?
例年と比べて各区間だいたい1分くらい良くなったので
過去のタイムが参考にならなくなってしまいました。
1/1の記事で「2区68分半でブレーキになる時代が
すぐそこ」とか書きましたが、それどころか総合で
11時間切らないとシード落ちという恐ろしい時代に。
ファンよりもたぶん監督の方が戸惑っていて、おそらく
「過去のタイムをもとにした設定タイムどおり走らせたら
他校に置いて行かれた」という大学、高速化を見誤って
対応できなかった大学も少なくなかったのでは。
そんな中で明治は「時計を見ない」作戦が功を奏し躍進。
来年からは今年を教訓に(靴がもっと進化した場合は
今年のタイムを基準に戦略を練るとまた同じ失敗を
繰り返しますが)各校高速化に対応したいところですね。
区間賞の面々、事前に予想で当てるの難しすぎです。
予想可能なのはせいぜい2区相澤選手と8区小松選手、
3区投入の予想も込みでヴィンセント選手くらいかと。
6区7区は大物ではありますが当日変更でその区間に
入ってくること自体が予想しづらかったですし。

箱根でも繰り上げが復路鶴見までありませんでした。
いつも他の中継所でも繰り上げが出てきますし
鶴見なんか3校だけじゃなくてもっといましたが、
青学が区間賞とか出してるのに少なかったです。
ニューイヤー駅伝では別の考察をしましたが
これもやっぱり靴効果なんでしょうか?
ダメージを軽減するらしいので失速を防ぐとか?

青学圧勝でしたがこんなに強いとは思わなかったです。
出雲駅伝も全日本駅伝も優勝しませんでしたし…。
全日本駅伝の直後頃にナイキの靴を解禁、他の大学より
遅れて履き始めたのにもうフィットさせてきて驚愕。
2区4区5区が特に驚きましたが他の区間もいいタイム
バンバン出してきて他校打つ手なしという有様。
第2期青学時代到来と言いますが、実は去年の箱根だけ
小休止で青学時代がずっと継続してるだけなのかも?
(ミスで自滅しなきゃ去年も勝ってた可能性あるし)
来年度は他校が軒並み4年生卒業で戦力大幅ダウンの中で
青学は八千代松陰の佐藤選手などが加入しますので、
突出した1強になるのではないでしょうか。

2位東海は直前番組で言われてた名取選手故障明けの
ほかにも頼みの西田選手がコンディション不良の上
阪口選手欠場では厳しかったですね(瀬古さん達は
知ってたから優勝予想から外したんだろうな)。
館澤選手が6区配置しかも大幅区間新とは予想外。
区間も距離(中距離~箱根)も問わない選手ですね。
上りをぶっ飛ばすという新しい6区攻略のスタイル(笑)。
話題を集めてきた黄金世代もついに卒業、来年度は層が
薄くなりますが、現3年生3人が主要区間を上位で走れる
目途が立ったので2位候補にはなるのかなと思います。

4位はやっぱり復路で強かった帝京でした。
復路で帝京に追われるって本当に脅威感じます(笑)。
5区は敢えて強化しないスタイルなんでしょうか?
ここ強化したら優勝候補になれるのに…勿体ない…。
でもスカウトが強力じゃなくても毎年戦力を整えてくる
帝京ですので、戦力ダウンする大学の多い来年度は
相対的に序列がもっと上がるかもしれませんね。
帝京が優勝争いしたら復路絶対面白いと思うから
今度から山の対策してよ(笑)。

5位は東京国際大学が予選会から躍進。
ヴィンセント選手は誰も太刀打ちできない感じ。
次の出雲はアンカーで大逆転優勝しても驚きません。
2区伊藤選手は相澤選手には負けましたが日本人選手
歴代2位の好タイム。ライバル視している相澤選手
との並走になって(普通は並走できず置いて行かれる
のでずっと並走できるのは相当強い証拠ですが)、
嬉しそうに微笑みながら走ってるように見えました。
その結果twitterやコラムではランニングデートとか
ランデブーとか書かれてましたが(笑)。
あと真船選手の7区出走直前の御姿が眩しかったっす…

6位は明治。故障者がいそうなエントリーで大丈夫かと
思ってたら序盤うまく乗り切って山も好走し往路5位、
7区エース阿部選手区間新でシード確保のダメ押し。
ここはさっきも書きましたが高速化の適応ができてた
大学の一つですね。「トラックの持ちタイムはいいのに
箱根では…」という評価が多かった大学でしたが、今回は
覆してきました。ひょっとしたら靴の影響で、トラックの
スピードがある選手が有利になってくる傾向なのかも?

7位は早稲田。1区で中谷選手が集団を積極的に引っ張って
ハイペースに持ち込み、シード争いのライバルになる
大学を次々と振り落としていったのがシード復帰に
かなり効果大だったのではないでしょうか。
1区スローで読んでた大学は出鼻挫かれましたので。
2区太田選手は調子戻ったらやっぱり強いですね。
全日本のシードも獲りましたし、来年度はこれで三大駅伝
全てに復帰です。瀬古さんも喜んでることかと(笑)。

出雲全日本と上位に入っていた駒澤がまさかの8位。
ルーキーの田澤選手はファンの期待どおり速かったですが、
全体的に今回の高速化に乗りきれてないという印象を
受けました。でも2区や5区が昨年よりもタイムを落としてる
ところ、駒澤らしい粘りが目立たなかったところを見ると、
ひょっとしたら何か調整ミスもあったのかもしれません。
平成の常勝軍団が令和に入ってどうなるか、高速化の
流れへの今後の対応次第になりそうです。

9位には1区10区で区間賞を獲得した創価が入って初シード。
区間賞(しかも1つは区間新)獲ってくるとは予想して
いませんでした。これで予選会からは4校がシードですか。
平成の常識が通用しなくなった今大会、高速化への対応に
成功したか失敗したかで各校明暗が分かれ、シードと
予選会の入れ替えも多くなりましたね。

10位東洋は一体何があったんだ…という感じ。
故障・不調の選手が多く、あのメンバーで組むのが精一杯
だったんでしょうか。2区5区6区と区間新を並べましたが
うまく行かない区間が複数あり上位に絡めませんでした。
2区相澤選手は流石でしたね!文句なしのMVPです。
大エースって服部選手もそうですが東洋から生まれる
ことが多いですね。何か英才教育でもしてるのか(笑)。
相澤選手と今西選手が卒業しますので、再び上位に
返り咲くには新戦力の育成が不可欠です。

今西選手といえば…こんなブログ日テレのスタッフが
読んでるわけないので星に祈るのみですが…
「もうひとつの箱根駅伝」で今西選手の
特集組みますように☆彡

青学小野田選手への「人間じゃねえ」だけじゃなく、
いちいちコメントが面白いんですよ彼(笑)。
今回が最後なので、小田原中継所でどんな愉快な
発言が飛び出したか、ぜひ放送してほしいです。
小野田選手の記録を超えたので今西選手も人間じゃ
なくなりましたよね(そうすると館澤選手もついでに
人間じゃなくなってしまうんでしょうか…)。
もう一つ、伊藤選手に並走時の心境をインタビューして
ほしいですが、これはたぶん頼まなくてもやる(笑)。
あと10区ラストの前田監督の監督車映像がほしい!
寺田選手の時に番組で流してくれました(道を間違えた
瞬間に監督硬直)ので、ぜひ比較したいです。

来年の日テレのゲスト、青学代表は4区吉田選手
でしょうか?競技引退したOBも呼んだ実績あるし。
現役縛りありなら鈴木キャプテンなのかな?
で、区間記録保持者の中からMVPの相澤選手を往路に
呼び2区4区の解説を、2位候補であろう東海の館澤選手を
復路に呼び6区8区の解説をしてもらうと予想。
ただ、五輪で服部選手が活躍した場合、各校1人まで
なので東洋の相澤選手と服部選手両方は呼べませんね。
もう1人が分からないですが、相澤選手と組むなら
学法石川同期の明治阿部選手か、今回仲良く並走した
東京国際伊藤選手をファンとしては希望しがち(笑)。
そういう計らいなしなら、1区5区を走り山上りの
解説ができる浦野選手と2区4区経験者の相澤選手の
組合せが一番バランスがいいかなと思います。
ということで青学OBは復路にしてほしい(笑)。

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2020.1.12追記。

日テレ「もうひとつの箱根駅伝」見ました。
区間新ラッシュだからかいつもより放送時間長かったらしい。

相澤選手vs伊藤選手もしっかりインタビューしてくれました。
相澤選手がワクワクしたと言えば伊藤選手はこれまでで
一番楽しかったとか、両者とも最高の時間だったようで。
浦野選手の場面で追う側が追いつけずに焦って調子を
崩すというのがありましたが、こういう時って監督も
「差を詰めてるぞ」と嘘を言って選手に元気出させた方が
いいんでしょうかねえ?5区だとカーブが多くてどっちみち
前は見えないし。勿論選手の性格にもよりますが。

監督車の國學院前田監督のハイテンションぶり好き!
ヒヤヒヤの寺田選手のアレの時とは違うラストでしたね。
前田監督の胴上げシーンで番組が終わって
そこだけ見たらどこが優勝したのか分からん(笑)。
國學院結構取り上げてくれたのはよかったけど
東洋今西選手の愉快なコメントが全然なかったのが残念…。
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