朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

十五夜の月は満月か?

2015-09-29 | 京都の文化(秋)
昨夜9月28日の月は満月の「スーパームーン」でした。おまけに、地球の裏側では「皆既月食」となって赤い月が現れたようです。



昨夜19:30頃の京都大文字山の上にかすれながら輝く満月。

ですが、一昨日9月27日が十五夜で「中秋の名月」なのに、なぜ満月が翌日だったのか。

考えて見ると、十五夜とは旧暦で決めるその月の15日目。一方で、満月は天文学的に決定される現象(太陽と地球、月が一直線に並ぶ日に見える月)。

旧暦月の初日の決め方から15日目と、天文学的満月の日とは、確かに一致しないことがありそうです。

調べてみると、丁寧な説明がありました:

[十五夜、必ずしも満月にあらず]
(出典:http://www.tv-tokyo.co.jp/newsanswer/blog/kubota/2012/09/post136586.html

 ”十五夜の語源は、中秋の名月が旧暦の八月十五日であることから来ます。
 ウサギが十五夜お月さん見てはねる・・・ように、十五夜は満月のシンボル。
 (中略)十五夜は天文学的な満月でもあります。
 え!?あたりまえでしょうって?

 いやいやそうでもないのですよ。
 論より証拠、20年分の中秋の名月と満月の関係を調べました。・・・

 旧暦の十四日~十七日までが満月になる可能性を持つ日付です。
 いちばん多いのが十六日、次いで十五日です。
 ですから、中秋の名月と満月が重なるより、満月が中秋の翌日(旧暦の十六日)になることのほうが多いことがわかります。
 そして十四日に満月になることもごくごく稀にあります。”


人間にとって、月と太陽はもっとも身近な天体なので、暦の決定や季節との関係など長い文化と習慣があります。

コメント
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