朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

柚子の里(京都市水尾)のフジバカマ

2014-09-28 | 京都の文化(秋)


京都市右京区に柚子の里があります。



この里の休耕田を利用して、減少著しい野生の「藤袴」を保護育成するため2010年から栽培を始めました。

市内からの直線距離は近いのですが、とても信じられないくらいの山里です。山陰線で嵯峨嵐山駅の次、保津峡駅があってここから地元集落が運営するミニバスでアクセスすることができます。

すれ違いが難しい屈折した細い急坂を15分ほどミニバスが登っていくと、ユズ畑に囲まれた静かな村が現れました。すぐ東には愛宕山が迫っています。愛宕山には、清滝から登り、ここ水尾に下りたことがあります。その記事はここ



数軒の民宿では、ユズの季節にはゆず湯(日帰り)と地鶏すき焼きをセットにして提供しています。



さて集落の中を5分ほど歩くと、



こんな畑が現れました。



アサギマダラの蝶が舞っていて、多くのカメラマンがその姿を撮影しようと集まって来ていました。

ハイキングやスケッチのグループ、家族など、好天に恵まれて和気あいあい。



こんなオレンジ色のやや小さい蝶もきれいでした。



キタテハ?、ツマグロヒョウモンでしょうか? 



特に入場料を取らないので、多少なりとも地元に貢献するためテントで地元住民の皆さんが販売している「ゆずジュース」「おでん」(6種でなんと300円!)「缶ビール」(300円)を賞味し、「ユズ大根漬け」を買って帰りました。



とても楽しいイベントです。

~~

ここで貰ったパンフレットによると、アサギマダラは渡り鳥ならぬ、わたり蝶なんです。春には南方の台湾などから日本へ、秋には日本から香港や台湾へ飛んでいきます。マーキング(羽に印をマークして放す)による記録では、最大で和歌山県から香港までの2,420kmを83日間で飛行しています。



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