東京、渋谷にある美術館で、スイスの絵本作家の展覧会がありました。幸い出張の仕事先に近かったので見学しました。
クライドルフという作家の100年前の作品。今回初めて知ったのですが、現代でも十分通用するモダンなイラストで驚きでした。
その当時のスイスは、とても貧しい田舎国でだったので、クライドルフさんは、隣国ドイツに行って絵を勉強したのですが、仕事がないので似顔絵描きをしていたようです。
ある時、子供向けの絵本というマーケットを発見して、この道で成功しました。
(引用:http://www.myswiss.jp/jp.cfm/home/mailmagazine/40/kreidolf/ )
アルプスの花を擬人化するところから始まって、蝶など動植物が人の形になって登場します。
(引用:同上)
(引用:同上)
こんな乗り物は、すぐにでも作って遊園地にあれば人気でるのでないでしょうか。
(引用:同上)
明るい作品も、暗い絵本もありました。
グリム童話もそうですが、明るく楽しいお話だけでなく、暗くて怖いストーリも伝えるべき教訓なのでしょう。
この美術館は地下にあるのですが、前庭は吹き抜けとなっています。
パリのカフェ、ドゥ・マゴの支店があり、おしゃれな雰囲気でお茶したり、軽食をとることができます。
この日は、パリ祭に合わせて、フランス屋台でいろんな小物を販売していました。
パリ祭は毎年7月14日、フランスの祝日です。1789年のこの日に、フランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃を記念しています。ブルボン王朝を倒した革命の始まり、悲劇の王妃マリー・アントワネットが逮捕されてギロチンにて処刑されます。王政から共和制に移行しました。でもその後、すんなりと近代的な民主主義に進化したわけではなく、コルシカ島出身のナポレオンという英雄が現れて、再びフランスは皇帝をいだくことに。・・・世界史の復習でした。