朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

予算削減で公立学校、金曜日休校

2009-12-18 | 外国の風物
ガイドのドイさんから聞いた話し。

 さすが米国の草の根民主主義。
 ハワイ州の知事さん、州政府の財源不足により、公立学校の人件費(教員)をカットするため毎週金曜日を休校にしたとのこと。

 この写真はホノルル郊外の公立中学校。金曜日には用務員が一人掃除しているだけでした。



 この町にある海岸に行ってみると、家族で公園に備え付けの大きなテーブルにてピクニックをしていました。
 学校が休みなので、家族で楽しんでいます。これも立派な教育ですね。



 こちらは、浜辺で小学生たちがキャッキャと遊んでいました。



 こっちの「小錦ジュニア」みたいな男の子たちは、黒い子犬を連れてきてワイワイと砂遊びや相撲をやっていました。後ろのほうにマクドナルドの大きな袋が置いてあります。この子たちは、昼食代もらってハンバーガーをテイクアウトしてきたようです。一人2個は食べるのでしょう。



 いずれの子供たちも、公園には親らしき大人が付き添っていました。米国では誘拐事件が多いので、子供だけで外出させるのは法律違反になります。友人宅に遊びに行くにも、お隣くらいは別でしょうが、大人がエスコートします。高校生になると車を持つそうです(15歳から免許)。

 こういうのが、本当のゆとり教育。
 ただし、貧しい家の子供は学校がないと困ります。
 さすがに、連邦政府が調整に乗り出しているとか。

 昔、ニューヨーク市では予算不足で警察や消防の人員削減をしたことがありました。地下鉄の車両がラクガキだらけになって、治安も悪くなりました。

 よくもわるくも、住民が直接選んだリーダーが税金の大きさや予算の使途を決めるという、西部劇のようなコミュニティ民主主義の原則が生きています。

コメント
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