鮎釣人の日々(5/21)

　我家のシャクヤクが沢山の花をつけました。２０年近く管理をしてきた中で最高の出来です。狭い庭ながら、昨年の花の終わりからしっかりと肥料をやり、草を取ってきたからでしょう。手を掛ければ、それだけの結果を出してくれました。
　このシャクヤクの本(元)ですが、私が昭和５１年に隠岐に赴任し、結婚して住んだ借家の庭にあったものです。株の一部を松江の義父の庭に持ち帰り管理してもらい、私が今の住宅を購入した時に移植したものです。この花は小振りながら品のある美しさがあります。
いつまでも大切にしたい思い出の花です。

鮎釣人の日々(5/20)

　「釣りも仕事も」と言った二足のわらじは履けません。どちらかに絞る必要があります。両方を満足できる方法は、釣った鮎をそのままお金にする方法です。
　まずは、手間隙かけずに釣った鮎をそのまま売ることを考えます。さらに儲けたくなったら、付加価値を付けて売る方法へと移行します。方法は考えてあります。

鮎釣人の日々(5/18)

　流れを受ける川石の輝きは気持ちを昂らせます。石垢を食む鮎がいるのです。オトリを導けば突っかかってきます。しかし、元の石の色によってはハミアトが見えない場合もあります。
　そんな時は、ハミアトの見えやすい石を探します。ヘチの方にそんな石があれば大丈夫です。水面にヨレを作るほどの石を目指してオトリを誘導します。

鮎釣人の日々(5/17)

　この時期のしとしと雨は、心を落ち着かせてくれます。しとしと雨にカエルが快い伴奏をします。
　雨の日のカエルの鳴き声と対照的なのは、晴れた日のイソヒヨドリのさえずりです。私にとっては、イソヒヨドリのさえずりは気持ちを高ぶらせる効果があります。

鮎釣人の日々(5/16)

　最低気温が上がって、地温が上昇・安定すると草花がしっかりします。日差しを浴びると大きく育ちます。
　川の鮎も同様です。水温が上がって、日差しがあれば大きく育ちます。植物も動物も成長の原点は温度と光です。

鮎釣人の日々(5/15)

　この時期のしとしと雨は恵みの雨です。花や野菜の苗が急成長します。併せて雑草も伸びます。これから夏まで、我家は雑草との戦いです。雑草を取りながら、毎年繰り返される営みに生きがいを見出します。
　人間の営みも草取りのようなものです。生えてくる草がなかったら侘しいものです。鮎釣りも草取りの様なものです。

鮎釣人の日々(5/14)

　母や叔母を行楽地に連れて行きます。皆、杖をついたり車椅子だったりで、案内に時間が掛かります。年寄は、普段、自分で出かけられないこともあり、子供が遠足に行くような気分でルンルンです。
　年寄には今後に対する時間感覚がありません。今が満足出来ればいいのです。親孝行は疲れるものです。

鮎釣人の日々(5/13)

　新緑の季節になると、日々変化する木々の緑から目が離せなくなります。数日置きに大山に出かけます。ついでに、実家の母も誘います。
　ブナの原生林の木漏れ日に新緑が輝きます。この色は癒しです。夏も深まり葉が濃緑に染まるまで楽しめます。濃緑になればなったで、落ち着いた気分になります。
　新緑から濃緑までの間が私の鮎釣りシーズンです。川に立ちながら、木々の緑と空の青を眺めます。

鮎釣人の日々(5/12)

　週末に旅に出ます。帰ったらキッチンアルバイトを募集している店を訪ねます。最初の求職経験から年配者をスムーズに雇用してくれるかどうか分かりませんが、当たってみます。
　先般の求職経験から求人側の採用姿勢が業種により異なることが分かりました。シルバーでも良いと思っている業種もあれば、使いやすい若者を対象に考えている所もあります。採用側は個人の能力を見る前に年齢を見るのです。

鮎釣人の日々(5/11)

　何の仕事もしないでぐずぐずしている内に、時間だけが過ぎていきます。そのうち鮎釣りシーズンが始まります。シーズンが始まってしまうと、鮎のことしか考えません。四ヶ月のシーズンがあっという間に過ぎてしまいます。気がつけば十月です。
　竜宮城で遊んだ浦島太郎のような心境です。その後は来シーズンまでの過ごし方を考える日々が続きます。