外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

3月24日のユーロドル相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-03-24 19:48:22 | ☆相場分析-ユーロドル
◎今日のテクニカル分析は、ユーロドル相場です。

下値を見ていた期間では乱高下し、レンジ相場と想定した後には、下値をさぐるという、ちぐはぐな分析が継続しています。世界の思惑があまりに一致しており、不気味ではありますが、年初来安値のトリガーを引いた以上は、決定的なイベントがない限り、ついてゆく覚悟が必要かもしれません。まずは、本夕のユーロ指標が試練でしょう。今日は、このまま順調に下落した場合の下値目標を探ってみます。



月足で見ると、2004年末から2005年初にかけて作ったトップを割り込んだことで、下落の目が優勢になった印象です。同じトップの肩を作っている水準、および雲の下限、加えて一昨年の年末以降の乱高下から、昨年の上昇相場を作る起点となった4月十字足の実体部分が、おおむね1.3200を中心に集まっています。まずはこの辺りが目先の目標になるイメージがあります。

ここをしっかり抜けた場合、2002年末にパリティを超えてから、およそ7年半ぶりに月足が雲の下を覗くことになり、やや未知の世界になる可能性がありそうです。ゾーンとして薄く塗っている部分がその後のターゲットゾーンになるかもしれません。


◎最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。



欧州経済指標の後にも、重要な米国指標が控えています。ドル買い材料となればある程度の方向は決定するかもしれません。個人的には、指標改善によるドル売りは対抗すべきで、昨夜のように、株高を受けた債券下落による、利回り上昇がドル買い材料になる予感がしています。

相場シナリオの想定は必要ですが、思い込みは禁物でしょう。混乱相場はあえて見送るということも、十分勇気ある選択だと思います。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の記事を含めた内容を、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。動画ニュースページの、動画プレーヤー脇にあるメニューの「市況」から選択してください。動画は下記YouTubeでもご覧いただけます。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。

チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州序盤の流れ★03月24日「FXフラッシュ1930」

2010-03-24 19:20:22 |    -ドル円

◎先ず始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が3月24日に切り替わる、日本時間午前6時時点のドル円相場は、



前日終値と同じ水準の90.38円付近で寄り付いたあと、小幅でもみ合いながらも底堅く推移し、2日前に空けたギャップをようやく埋めながら、終始ドル買いを継続し90.64円の高値をつけています。
欧州時間に入っても底堅さは変わらない展開です。

◎では、変動要因などについて順番に見てゆきましょう。

昨日の米国株式市場が大きく上昇したことは、根底の円売り材料にはなっているはずです。東京株式市場も堅調で、決して強くないものの円安株高のスパイラルが功を奏している模様です。ほかにもユーロ懸念による欧州売りドル買いは本日も継続しており、ドル買いムードを支援している形です。

今日に限っては、欧州時間早々のユーロ売りは観測されていません。ここから数時間以内に、ユーロ圏の経済指標発表予定が多く控えており、まずは見極めようとしている印象です。

日本時間17:00以降、相場は大きく動き、ユーロドルは1.3364まで年初来安値を更新、ポンドドルは東京時間につけた1.4955の安値を維持、ドル円は91.16円の高値をつけています。
--------------------------------------------------------
本日の「FXフラッシュ1930」のテクニカル分析は、ユーロドル相場分析ですが、ここで一旦ページを改めます。以上の内容とテクニカル分析は、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。動画ニュースのページにあるプレーヤーと併設したメニューから「市況」をご指定ください。
動画は下のYouTubeからもご覧いただけます。

当サイトの責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


PM外国為替テクニカル分析-3月24日 ユーロ円相場

2010-03-24 19:07:17 |    -ユーロ円

こんばんは、
ForexTVジャパンの浅野です。

本日もPM外国為替テクニカル分析をYouTube経由の動画でお届けします。
ForexTVのWEBサイトからもご覧いただけますが、画像がところどころ粗い部分があり、今後の調整課題となっています。

ユーロドル、ドル円が、ドル買いでブレークアウトしました。経済指標はさほど悪くなかったようですが、いよいよ崩れ始めました。フランス、イタリアの指標が悪化する一方で、ドイツが一人で頑張っている様子がわかり、メルケル首相の気持ちが分からないわけでもありません。この辺りが、ドイツの、ギリシャ救済策合意拒否の機運高まりにつながって、ユーロが売られた・・・可能性がありそうですね。


当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


3月24日午前の東京外国為替市場概況と、ポンドドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-03-24 15:02:40 |    -ポンドドル

◎続いて、本日3月24日午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

市場全体がややドル買い傾向となっていますが、ドル円、ポンドドルは揉み合いの一調整相場に見える一方で、ユーロドルは安値更新を狙っている印象です。

◎今日の通貨フォーカスはポンドドル相場です。

ユーロドル共に、下値を刺しては上昇反転する相場から、反転の兆しが無くなり、明らかにこれまでのプライスアクションとは異なってきました。
ユーロポンド相場の対ドル調整が、売りなのか買いなのかが判断し難かったのですが、どうやらドル買いが結論になりつつあるようです。



フラッグ上に収束しつつある相場は、近い将来、上下どちらかに離れる動きとなるでしょう。確率は五分五分ですが、ユーロが下げてポンドが上がるという想定はしにくいでしょう。EUサミット前に大きく変動するとは思いにくいのですが、相場が促している感じがします。

本来、下値線割れで追いかけるところですが、23日安値割れで追いかけてみます。22日安値割れでも追随の準備はしますが、下値を拡大できずに折り返すような相場の場合は、持値での決済を念頭に取り組みたいところです。

ユーロもドテン売りが視野に入ってきました。
--------------------------------------------------------
以上、1本前の投稿内容と一緒に、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。動画ニュースページのメニューにある市況タブからご利用いただけます。下記YouTubeからも、ご覧ください。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


3月23日の外国為替市場、復習とキーポイント-3月24日「FXフラッシュ1400」

2010-03-24 14:37:51 | ☆外国為替を読む

前日の外国為替市場の動きについて、主要通貨の視点から考察します。

◆3月23日火曜日のトピックス
ギリシャ救済策合意にくすぶる懸念と、好調な米国株式市場の2点を挙げたいと思います。

それでは、各主要通貨の推移を、30分チャートをご覧いただきながら、確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



午前中一杯は前日の流れを受け底堅く推移したものの、午後に入ってそれまでの安値を下回ると1.3500を割り込んで下落しました。米国時間では1.35半ばまで一時回復したものの、終盤では再度1.3500を割り込む展開でした。

(ファンダメンタル)
昨日も欧州時間に入るとユーロ売りが先行しました。途中、ユーロポンド相場が上昇したことで、ユーロ買いも入りましたが一時的でした。米国時間では一時ユーロが回復しましたが、好調な経済指標や医療改革法案が可決したことなどを受けて株式市場が堅調に推移したことや、大手格付け機関が、IMFを前提条件にギリシャ格下げは無いとの見通し発表が要因として指摘できそうです。しかし、その後ドイツからは再度ギリシャ支援拒否を表明する報道などがあり、値を崩す展開でした。

ポンドドル相場



概ねユーロドルに連れた動きとなりました。米国時間前には一時1.5000を割り込んだものの、以降は1.50台を維持しながら、上値下値を縮める展開です。

(ファンダメンタル)
欧州時間ではユーロポンド相場が上昇する局面があり、ポンドは対ドルでも売られましたが、英国経済指標の悪化が一因との見方もありました。

ドル円相場



前日の下落から値を回復する動きが終始穏やかに入る展開となり、90円台前半から半ばへと小幅上昇となりました。

(ファンダメンタル)
クロス円は大きく水準を変えておらず、ユーロやポンドの対ドル相場が下落する時はドル買い反応するなど、動きだけを見れば昨日は全体的にドル買い相場だったという印象です。

◆その他の米国市場動向
株式市場は、米国の医療改革法案が可決したことや堅調な経済指標を受けて大幅上昇しています。債券市場は株式市場に向かう資金手当ての売りが勝る形で価格は下落していますが、米債入札の結果が幾分さえなかったことも売りに繋がっていたとの報道がありました。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。以上の内容および通貨フォーカスは動画番組「FXフラッシュ1400」でもご覧いただけます。動画ニュースページのメニューにある市況タブからご覧いただけるようになりました。下記のYouTubeからもご利用いただけます。

当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。


AM外国為替テクニカル分析-3月24日ドル円相場

2010-03-24 09:47:43 |    -ドル円
おはようございます、
ForexTVジャパンの浅野です。

本日もYouTube経由の動画を添付します。
WEBサイトからも見られるようになりましたが、画像などのクオリティ調整は必要ですね。今後進めてゆきます。

さて、相場はユーロ圏会合を前に、完全に収束してしまいました。安値圏に張り付いたままで迎えるユーロドル相場などの各相場は、ギリシャ救済策は、破談となる確率が高いと踏んでいるメッセージが伝わってきます。いずれにしても今後もかなり重要なチャートポイントとなる現状水準は、よく覚えておく必要がありそうです。

では、本日も宜しく御願いします。

AM外国為替テクニカル分析 3月24日 水曜日
当サイトの責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。