◆今日のテクニカル分析は、ポンド円相場です。
(動画では、もう少しわかりやすく説明しています。是非一度、ご覧ください。)
昨日の動きは、個人的にサプライズだったため、先ほどから注意深くチャートを見直し、ファンダメンタルなどももう一度、考えてみました。
結果は、中期的なトレンドに、替わりは無いものの、短期的な調整相場を開始しそうだという結論です。したがって、ここまでイメージしてきた欧州売り円買いは、一旦ニュートラルになるべきという印象です。
例えば、
円はダイバージェンスを伴いながら売られ過ぎたチャートとなっています。
また、ポンドは
対ユーロ相場に下落の兆しがあり、対ドルではやはりダイバージェンスを伴った、売られ過ぎが見えています。
ポジションとしても、円は買われすぎ、ポンドは売られすぎというのは相場の動きからも判断でき、期末となる今月ではポジション調整が進むと想定すれば、ポンド円は上昇だということになりました。特にポンドクロスは、どれもギャップを空けた、アイランド状態で推移しており、万が一でもそれを埋めるとなると、ポンドの中期的なレジスタンス程度までの調整反転が、あるかもしれません。
4時間足で見ると、
ギャップは135.20前後に見えています。一応、ヒゲでの穴埋めを終了していますが、一気に上へ抜けた場合のチャートは、アイランドボトムに似た形となり、それなりの反転パターンを暗示しそうです。
先日レジスタンスと考えた133.50円をサポートにその手前でポンドを買い、1日安値の132円台割れではストップ。場合によってはドテンも視野にいれます。ギャップの中心と想定した135.30円を越えるようならストップ買いで追いかけ、この場合のストップは、130ポイント程度の下値を想定します。
上値目標は、
2月17日の高値から、年初来安値となった132.00の38.2%戻しで、136.50円、50%戻しで137.80円です。
中期トレンドのレジスタンスとなると、
1月19日の高値と2月17日の高値で引けるレジスタンスラインが、本日で140円前後に指しかかっています。さすがに、一気にここまでというよりは、今後底堅くなりながらの調整反転をイメージしています。
雇用統計を控えた週末でもあり、来週に入ってから取り組んでも遅くはなさそうですが、ポンドのショートと円のロングのカバーが入りやすい地合かもしれない、ということをお伝えする意味も込めてみました。
◆最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。
なんと言っても一大イベントとなる雇用統計が控えています。
産業統計とは異なり、NFP(非農業文門雇用者数)、失業率共に市場は悪化を予想しています。
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