外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

GBPJPY ポンドドルも密かに下値抵抗割れ ドル円短期で一目均衡表が悪化…つまり

2007-05-22 21:51:06 |    -ポンド円

ユーロドルが順調に下げる中で、一時期は2.0000台定着かに見えたポンドドルもギブアップ気味に下値を辿っています。

ポンドドルのチャートは、ユーロドルをトレースするように下落の目を出していますが、市場はさほど敏感に反応していません。ストレートだけを見れば下方にブレークしても良いように見えますが、やはりクロス円の買いにポンドも下支えられているのでしょうか。

ドル円は121.60円をせめている様で攻め切れておらず、本日の短期チャートとなる時間足は、ポンドドル同様に下落を示唆するシグナルが点灯し始めました。ポンドドルで下落気味、ドル円も短期的に下落プレッシャーがあるとするなら、ポンド円は自然と下落の可能性が高まります。

本日は、ポンド円相場の下落を占ってみます。

 
外為ガイドブック
TOPへ


スプレッドのお話 2.外国為替の取引価格変動(1)

2007-05-22 14:49:02 |   -【特集】スプレッドのお話

(1)   仲値に例えて

前編では仲値の解説から始まりました。
仲値を正確に言うと、TTS/TTBを決定する際に最も近い時間に取引が成立した価格をベースに、スワップポイントを加味した価格です。この仲値から1円高い価格を売り価格(顧客の買い価格)、1円安い価格を買い価格(顧客の売り価格)が導かれるわけですが、ここでは、最も近い時間に取引が成立した価格を基準に売値と買値が提示される、という事実を把握してください。

つまり、取引が成立するためには、その瞬間において売りのニーズと買いのニーズが一致しなければなりません。このニーズが一致した価格(成立価格)が朝一番のものであれば始値、その日の最後のものであれば終値、一日の中で最も高いものであれば高値、最も低いものであれば安値ということになります。仲値は、決まったある時間での成立価格から派生した価格といえますが、いずれにしてもその瞬間では、ニーズが一致した価格であることはまちがいありません。

この直近の成立価格を為替用語では、“ラスト(出合い)”と呼び、次の価格形成の基準になります。


 
外為ガイドブック
TOPへ