ユーロドルの下落は想定内でしたが、ドル円でもドル買いとなり、結局ユーロ円の変動は限定的となっています。
午後になって一時的にユーロ円での売りが入り、やや下げ足を早めて162.50円水準に迫りましたが、ドル円の上昇に連れて下落の足を止めると、再度163円台前半でのもみ合いとなっています。
アメリカの経済指標で好調な数字が続き、ドルの利下げ期待が遠いた結果がこの24時間の主なドル買いの背景ですが、それまではポンドドル、ユーロドル共に金利差が拡大する期待感の中で上昇相場を継続してきましたので、やはり頭が重くなっても仕方ありません。
ユーロ円での下値トライは諦めたわけではありませんが、個人的には数日振りに時間足で先行スパンを下に割れたところを試し売りしてつかまっている状況です(デモ口座です)。やはり外貨需要が強いと想定できるうちは、いくら相場下落を想定しても売りから入ってはいけないという教訓ですね。もう少し本腰が入った下落相場時には売り戦略を立ててみたいと思いますが、基本は押し目の買い場探しという状況は変わりないようです。
一方で、概ね相場観が一致した対ドルストレートですが、こちらでは売り戦略もあり得そうな相場状況となりました。
といっても、大きく下げるには未だ安心してドルを買える状況ではないため、材料不足は否めませんが、ここは戻り売りを視野に置いて引き付けて売れれば、ロスリミットを減らしての売り戦略が成立しそうです。
では本日、チャートから何かの手がかりが無いか、探してみましょう。
対円ペア取引の仕組みを概ね理解された向きには、次の挑戦として先ず対ドルペアの取引に参入されてはいかがでしょうか。収益はペア表示の右側通貨で発生します。従って損益がドルとなりますのでやや複雑になりますが、外国為替を取引しているという実感は充分あると思います。
5月の強化月間では、ユーロドルのスプレッドを2ポイントに目標を定め頑張っています。