ドル円はキーとなる120.50への上値トライを一時的に果たしましたが、想像以上に重たいイメージです。
噂では120.50裏のストップロスを付けにいったようですが、その手前にストップロスを回避したいという売りもあったらしいという情報もあり、今回の上げは限定的でした。
明確に上昇するには、もう一段の円安要因が働かないと一筋縄には行かない感じです。とはいっても、諦め気味に下がればクロス円などの買いに支えられたドル円の買いが、相変わらず根強く持ち込まれているのか、一進一退の押し相撲といった様相です。
ユーロドルに目を移すと、下落トレンドを維持している様でもかなり上限に張り付いており、こちらもトレンド維持と上方へのブレークとの思惑が交錯している様なイメージです。
ユーロドルを見る場合には、最低限ポンドドルは見ておきたいところですが、こちらは概ね同じようなアウトルックでも、下限に張り付いている状況でありユーロよりは弱いポンドの立場が浮かび上がります。
欧州通貨同士のクロスも円同様に存在し、ユーロとポンドの強さを直接比べる、ユーロポンドというペアも欧州ではそれなりにポピュラーです。
これを見る限りユーロポンドは買われ気味に推移していることが概ね想像できますが、このままユーロが買われ続けポンドが売られ続ける構図は継続しづらいと思います。
ドル円上昇をドル買いと想定した時、ポンドドルでのドル買いは下落で、ユーロドルでも下落です。
だとするならば、チャンネルの上方に張り付いているユーロドルは、少なくともチャンネル下限までの下落を期待するすることはできます。
本日はユーロドルの売り戦略をチャートと共にみて参りましょう。もちろん、この前提はドル買いという想定に基づいています。
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