山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2013-7 中・下旬

2013-07-29 | 弥彦山の足跡 7・8月
新潟はまだ梅雨明けせず
エアコンもたまに使う程度です。
青空が一日続く日は少なく
遠出には向きません。
弥彦山を登れば
9合目からのあじさいが
今年は花盛りで
涼しい青に出会うことができます。

*

去年は花が咲く前にカットされ
暑いときに登る楽しみが
半減してしまいました。。
登山口では
夏の色に変わった
ミヤマカラスアゲハ♂が
お気に入りの場所でお休み中。

春よりも近づくことができました。
登山道は
夏草の下刈りがされ
新顔の花は少ないようです。
アオヤギソウ
(シュロソウ)
ユリ科の多年草
葉の脈がシュロ糸のようになって
何年も残るのでこの名がある

至仏山のタカネシュロソウは
色が赤くて存在感がありましたが
色が違うと
花が小さいので控えめになります。
カタバミ
カタバミ科の多年草
庭や路傍に普通に生え
雑草として広く分布する。

花の色は他に
白やピンクなどがあります。
三つ葉の形の葉が目印です。
夏に花を咲かせる生命力は
雑草の中でも強靭な方でしょう。
ナツツバキ
ツバキ科の落葉高木
北海道を除く日本各地の山中に自生する
幹の肌は滑らかな黄褐色で
サルスベリに似る

高いところに花を咲かせるので
花が落ち始めて気づくことが多い
再掲載ですが
クルマユリ

花の色と林の様子が
きれいに対比できました。
ヤマユリ

6輪を咲かせた元気な1株
キンミズヒキ

明るい黄色が
真夏の濃い緑に映えます。
雨が降ったり止んだりで
計画が立てにくいのですが
弥彦山は
コンビニエンスです。
end

最後は苦笑い@至仏山 日本百名山№24

2013-07-22 | 24至仏山(夏)
長くなってしまいましたが
もう少しお付き合いください。
小至仏山から少し下ると
ぴたりと風が止みました。
東側の斜面に入ったようです。
ゆっくり写真が撮れます。
待ちかねた
オゼソウ

*

今回はこの花を見に
この時期に来ました。
もっと大きいのかと思っていましたが
このくらいがちょうどいいですね。
近寄ってみたくなる花でした。
イカリソウ

クモイイカリソウ独特の
葉の縁が赤茶色ではありませんが
ほとんどのイカリソウにある
葉の縁のトゲが見当たりません。
つるんと丸い葉でした。
これも希少種でしょうか。
ハクサンコザクラ

この花は緑の草原にあると
色がとても美しい
今頃は
火打山の天狗の庭は最高でしょう。
 
数年前の火打山です。
ちょうど今頃
ハクサンコザクラが一面に咲いていました。
奥の白い点はワタスゲです。
シナノキンバイ

木道が現れ

まだガスっていますが
家族連れがベンチで休んでいて
尾瀬ヶ原がうっすらと見えました。
小湿原もあります。

ガスっているので幻想的で
時が止まったようです。
ベンチがあれば
ゆっくり休みたいところです。
再び下りになりますが
展望が開け
雲が引いて
遠くの山が顔だけを隠して
視界いっぱいに広がります。

尾瀬ヶ原もきれいです。
 
この後
樹林帯に入りますが
遠くの山並みがときどき目に入ります。
関東最高峰の日光白根山は
ついに雲から顔を出してくれました。

草津白根山や平標山で見た花が
ここでもたくさん咲いていました。
ゴゼンタチバナ
ツマトリソウ
マイヅルソウ
ミツバオウレン
カラマツソウ
(写真は省略します)
これだけ花の種類が多い山は
初めてです。
来た甲斐がありました。
距離も高低差もそれほどではないのに
体力を奪われましたが
鳩待峠で待っていたのは
青空でした。

なんで今頃晴れるかね~
靴の泥を落とすのに行列し
花豆ソフトクリームに未練を残し
乗り合いタクシーで
帰路につきました。
晴れた日にまた来いと
言われたような終わり方でした。
本日の歩数
22,442歩
end

ロックガーデンと強風@至仏山 日本百名山№24

2013-07-20 | 24至仏山(夏)
至仏山の山頂が空いていたのは
訳がありました。
鳩待峠から直接登った登山者が
強風のため
小至仏山で引き上げたようです。
一人歩きの山女さんのブログで
知りました。
そんなことは知らぬまま
小至仏山に向かいます。
登りでは気にならなかった
濡れてすべる大きな岩や小さな石に
足をとられながら進みます。


西側の斜面から
真っ直ぐ歩くことが困難なほどの
強風が吹き付け
薄紅色のシャクナゲが咲いていますが
写真が撮れる状況ではないので
通り過ぎます。
深田久弥さんは
この西斜面から初登頂されたそうですが
その足跡を
今日は目でたどることもできません。
岩の多い道は
ルートを間違えやすいのですが
このルートは
登山道がロープではっきり区別され
迷うことはなさそうです。
一瞬、雲が切れて
視界が広がりました。
本来ならこの正面に
武尊山が見えるはずですが
残念ながら
そこまでの時間は与えられませんでした。
 
写真を2枚撮るくらいの間ですから
1分くらいだと思います。

強風は小至仏山まで続きましたが
所々
岩の陰で可憐な花が
精一杯咲いていました。
過酷な環境を乗り越えて
花を咲かせる植物を
岩で風が弱まり
何とかカメラを取り出せるものだけですが
写真にしました。
ホソバツメクサ
ナデシコ科の多年草

キバナノコマノツメ
スミレ科の多年草

ホソバヒナウスユキソウ
キク科の多年草


小至仏山の標柱には
ご夫婦が休まれていました。
この間30分ほど
一人もすれ違いませんでした。

振り返っても
雲の中に至仏山は見えません。
どこまで
この強風とすべる岩が続くのか?
オゼソウが撮れたに
つづく

高天ケ原の高嶺の花@至仏山 日本百名山№24

2013-07-18 | 24至仏山(夏)
登山道の階段の傾斜が緩むと
 
ガスの中に岩と花の世界が広がる
至仏山の高天ケ原です。
雨の中の登りがきつかったのと
山頂が近いという安心感で
ほっと気が緩みます。
ガスっていますが
見渡せば右も左も
高嶺の花が咲いていました。

*

いつの間にか雨も止んでいます。
所々に
大きな岩がアクセントとなり
自然にできた庭園のようです。

高天ケ原の花たち
小さい花専用のカメラが
お休みになりましたので
少し物足りない写真になりました。
登山道の近くの花しか撮れませんので
一番きれいな花という訳にはいきませんが
雰囲気は伝わるでしょうか。
ヨツバシオガマ
ゴマノハグサ科の多年草
 
タカネシオガマ
ゴマノハグサ科の一年草

ホソバコゴメグサ
ゴマノハグサ科の一年草

ジョウシュウアズマギク
キク科の多年草
雨に打たれて
色が変わってしまったようです。

コメツツジ(ツツジ科の落葉低木)
タカネバラ(バラ科の落葉低木)

チングルマ
バラ科の落葉小低木

ムラサキタカネアオヤギソウ
(タカネシュロソウ)
ユリ科の多年草

コバイケイソウ
ユリ科の多年草

シナノキンバイ
キンポウゲ科の多年草

ヒメシャクナゲ
ツツジ科の常緑小低木

写真を撮りながら
ゆっくりと
至仏山山頂に到着です。

登山口から2:30かかりました。
山頂の人影はまばらで
10人前後だったでしょう。
天気がよければ
座る場所を探すのが大変なほど
名山にしては狭い山頂です。
それはよいのですが
ガスって展望はありません。
深田久弥さんの
日本百名山より
美しい尾瀬の第一印象を至仏の頂上で得たことは私の幸福であった。
空は完全に晴れ、秋の陽のサンサンと降る中に私たちは1時間半も
山頂にいて、周囲の山を数えながら倦きることがなかった。
展望はありませんが
深田さんが初めて登った頃の
尾瀬の静かなときを体感しました。
強風の小至仏山に
つづく

雨とすべる蛇紋岩@至仏山 日本百名山№24

2013-07-17 | 24至仏山(夏)
尾瀬の
山ノ鼻から至仏山登山口まで
尾瀬植物研究見本園を歩きます。

振り返ると
燧ケ岳も雲の中でした。

雲の中を歩く覚悟を決めて登ります。
深田久弥さんの
日本百名山より
燧の火山岩に対して至仏は古生層に属しているそうで、
森林限界が低くそのため灌木帯が広くて、豊富な高山植物を
保有している
至仏山は花の百名山でもあります。
山には随分雨が降りましたから
階段の水溜りは想定内です。

雨が降ったりやんだりで
レインウェアを着れば暑いし
脱げば濡れるし
数少ない至仏山登山者の皆さんも
苦労されています。
それでも
登山道に咲く花に励まされ進めば
30分ほどで森林限界を超え、
時折、雲が薄くなって
尾瀬ヶ原が霞んで見えました。

高天原の手前までの登山道の
花たちをまとめて 紹介します。
雨でカメラを出すのが ためらわれ
撮らなかった花もありました。
ダイモンジソウ
ユキノシタ科の多年草

ウラジロヨウラク
ツツジ科の落葉低木

イワシモツケ
バラ科の落葉低木

イワイチョウ
ミツガシワ科の多年草

ミネウスユキソウ
キク科の多年草

シブツアサツキ
ユリ科の多年草

オトギリソウ
オトギリソウ科の多年草

オトギリソウは
葉の色まで確認しませんでしたから
ミヤマオトギリかもしれません。
この写真を撮ったとき
この日一番の強い雨でした。
1時間ほどで
中間地点の標柱に着きました。
尾瀬ケ原はまだ霞んでいますが
だいぶ下に見えます。

こんなに花が見れたのに
花の百名山は
これからのお楽しみ。
その前に
前門の虎のような大雨の蛇紋岩です。

蛇紋岩は
登るのにそんなに困りませんが
降り続く雨は足取りを重くします。
レインウェアを上下使ったのは
久しぶりです。

蛇紋岩の壁を越えた後にある
高天原への階段はガスって
永遠に続くように見えましたが

雨は小降りになり
傾斜も緩くなってきました。
振り返って見ると
 
まだ続きます
ここで
小さな花用のカメラが電池切れです。
雨の中で使ったので
水が入り壊れたかと思いましたが
家に帰って確認したら
ちゃんと動きました。
高嶺の花へ
つづく

梅雨は明けたが至仏山 日本百名山№24

2013-07-15 | 24至仏山(夏)
至仏山2228m
が後回しになったのは
トップシーズンの鳩待峠が
交通規制になるからでもあります。
尾瀬は4回目になりました。
秋以外では初訪問です。
深田久弥さんの
日本百名山より
至仏山とはいい名前である文字もいいし発音もいい
文学的でもある。おそらく至仏は宛字であろう。
昔の人は山には素朴な直接的な名をつけるのが例で
ひとり至仏だけに文学的な名をつけるはずがない。
直線距離は近いのですが
自宅からは
遠回りの道しかありません。
鳩待峠の出発は9:30
 
山の鼻から高天原へのルートは
上り限定のため
反時計回りで周遊します。

山ノ鼻までは50分の下りです。
オフシーズンの秋とは違い
木道に自然に行列ができます。

珍しく川の近くで休憩しました。
雨の多い季節でしたから
水が多いのかと思ったら
いたって普通です。

林の中のためか
花は少なかったのですが
少しだけ紹介します。
ヤグルマソウ
ユキノシタ科の多年草

オオレイジンソウ
キンポウゲ科の多年草

ケナツノタムラソウ
シソ科

*
シャクナゲ
ツツジ科

シャクナゲは山頂付近に
きれいな花がたくさん咲いていました。
山ノ鼻のテントの花
軽装の来訪者でにぎわっています。

夜は静かなのでしょうが。
少しだけ寄り道をして
尾瀬ヶ原に入ります。
ニッコウキスゲの黄色が華やかです。

花を入れるため
手を伸ばして撮りましたので
少し傾いていますが
お許しを
振り返ると
至仏山は雲の中。

覚悟はしてきたんですが・・・
紫色の花はカキツバタ

すごく遠くに群生している
カキツバタもありました。
枯れた茶色の世界専門でしたから
とても新鮮で
雲の中を心配するのを
忘れてしまいました。
所々に色づく花が見えます。
近寄れないので
小さい写真でご容赦を。
トキソウ
ラン科の多年草

サワラン
ラン科の多年草

キンコウカ
ユリ科の多年草

満開にはまだ早いようで
気のはやい個体が少しだけ
黄緑色だよと教えてくれました。
不思議な形の植物があったので
写真を撮っていると

何の花ですがと聞かれ
判りませんと正直に答えると
イカリソウがどうのこうのと
検討会を始めてしまいました。
イカリソウとは形が違いますが?

帰って調べました。
マイサギソウ
ラン科かな?
どの花も形が違っていましたが
2枚目の写真の小判型が根拠です。
希少種だそうですが
違っていたら教えてください。
蛇紋岩の登山道に
つづく

弥彦山 2013-7 上旬

2013-07-13 | 弥彦山の足跡 7・8月
弥彦山から見るいつもの国上山です。

梅雨の空と
雨で育ち始めた稲で緑の田んぼが
季節を感じさせます。
9合目のアジサイも大きな花をつけ
アジサイの青い色が
梅雨時の湿度と真夏の暑さに
一瞬の涼しさを運びます。
光を受けて輝く放射状の花
ネムノキ

マメ科の落葉高木
アジア東南部に広く分布し
日当たりのよい山野の湿地に生える
小枝の先に散形状に紅色の花をつけ
日没前に開花する
小葉は夜閉じて
眠るように見えるのでこの名がある

大きな樹でたくさん花をつけているので
この樹だけが輝いているように見えました。
ただ
ツルがたくさん絡まってかわいそうでした。
ムラサキシキブ
クマツヅラ科の落葉低木
アジア東部に広い分布をもつ
果実は球状の液果で
秋に美しい紫色に熟する

クガイソウ
ゴマノハグサ科の多年草
高原の草地に生じる
盛夏に穂状の花序をなして
青紫色の小花を密につける
花が何段にも重なってつくので
この名がある

開花前のつぼみの状態では白いのですが
開花すると色が変わり
違う花のようでした。
オトギリソウ
オトギリソウ科の多年草
山野の日当たりのよい草地に普通に見られる

薬草なのですが
兄と弟の悲しい逸話があります。
アクシバ
ツツジ科の落葉低木
北海道・本州・四国・朝鮮半島に分布し
山地の林縁に生える

全長1cmくらいのとても小さい花です
ツユクサ
ツユクサ科の1年草
アジア東部に広く分布し
近年では北アメリカでも野生化している
路傍・荒地・畑地などに普通に生える

朝早く開花して
午後の露がなくなる頃には
花が閉じるのでこの名がついた
タチイヌノフグリ

花が5mmくらいと小さいので
オオイヌノフグリではないと思います。
ノギラン
やっと開花しました

ヒヨドリバナ
(再掲載)

おまけ
ネムノキの大きな樹

弥彦商工会館の隣の
今は地域交流センターにあります。
弥彦キッズの集合場所です。
大切に育てられた樹は
発色のいい花の色で帰ってくる。
地域交流センターは
保育園か幼稚園のような建物です。
車で来園しにくいので
別の場所に移転したのでしょう。
end

国道のすぐ脇にある高層湿原と花@志賀高原

2013-07-10 | 23草津白根山(春)
草津は
1949年に国立公園に指定された
上信越高原国立公園
の中にあります。
今なお活発な火山活動地域を含み
日本で最も火山が密集した地域
になります。
志賀高原から
草津に向かう途中にある
横手山の渋峠の近く
日本国道最高地点は
ただ高いところというだけでなく
展望も高いレベルにあります。

真っ先に目に飛び込んでくるのが
すぐ下の芳ケ平湿原です。

遊歩道が整備され
赤い屋根のヒュッテがアクセント。
笹原の緑に映える
ナナカマドの紅葉の時期は
この10台も止められない駐車場は
空き待ちの渋滞になるようです。
その先には草津温泉
遠く榛名山が見渡せます。
間に挟まれて高間山。

右には
火山色の草津白根山2160mと
緑濃い本白根山2171m

今いるところは2172mですから
ほぼ山頂と同じ高さです。
帰り道
横手山はちょうど霧の中でした。

トイレを借りた渋峠ホテルは
建物の中に県境があることで
珍百景に登録されました。

仕方なく先に進み
動く歩道スカイレーターのある
のぞきにて
寒いけどソフトクリーム。

今回は白桃で
しっかり桃の味がして
おいしかった。
食べる間に
多くの自転車が行き交い
ヒルクライムが流行っています。
志賀高原の丸池で
黄色い花が満開でした。

ニッコウキスゲ

滝のあるホテル
シャレードイン志賀

馬の親子のいる
丸池ホテルのレストラン前

避暑には早いため
静かでのんびりしていました。
帰りの道の駅で
変わった樹がありました。
ニュージーランド原産の
フラミンゴカエデ

夏が近づくと、葉の色が
緑から白や赤に変わるので
その色から名前がついたそうです。
日本では園芸種ですが
成長が早いので
庭木には向かないようです。
志賀高原経由
草津白根山の旅は
これでおしまい
次はどこに行きましょか?

お釜deカモシカ@草津白根山 日本百名山№23

2013-07-09 | 23草津白根山(春)
深田久弥さんの
日本百名山より
草津白根山は絶頂を極めて快哉を叫ぶといった山ではない。
顕著な頂上らしきものもない。火口をめぐり一高一低の稜線が
連なっていてその最高点が頂上とは言うものの、この山の特色は
頂上よりもむしろ断崖をなした火口壁や火口湖の妙にある。
火口湖は三つ並んでいて、中央の一番大きいのは湯釜と呼ばれ
白濁した碧色の水をたたえている。その色が実に美しい。
その当時は
湯釜を一周できたようですが
今はガスが多いので
遠くから眺めることしかできません。
そして
草津白根山と本白根山も
その山頂に立つことはできません。
これが
俗っぽくなるのは避けられないという
深田さんの杞憂に対して
山が考え出した
解決策なのかもしれません。
白濁した碧色の湯釜

遠くからしか見れないけれど
言うことなし
左から
本白根山の山頂・から釜・展望所

反時計回りが基本みたいです。
皆さん同じ方向に回っていました。
一方通行ではないようですが。
本白根山展望所の先に上州の山々

梅雨時ですから
霞んでいます。
展望所の大きな岩を見上げると
この日も?
ツアー客を乗せたバスが多く
関西弁風の中高年女性たちが
かしましくおしゃべりをしていました。
(国籍は日本だが出身地は不明)
聞いていないのに
声が大きいので
聞こえてきます。

クラブツーリズムは1部のツアーだから
ウェアがカラフルだし
列がきれいな等間隔で
おしゃべりもしない
わたしら2部だから
列はバラバラでおしゃべりし放題

展望所で昼食をとり
団体さんをやりすごして
少し静けさが戻りました。
浅間山から湯の丸山まで
山のテッペンは雲に隠れています。

草津からはクッキリではありませんが
他の山が見えますから
よしといたしましょう。
穏やかな散歩道



この日の主役は
カモシカの親子です
 
から釜の中央でのんびりと
食事中
みんなの注目の的でした。
鏡池のほとりに
カラフルなツアー客が
静かに休んでいました。

絵になるツアー客は初めてです。
草津白根山越しに見える横手山山頂
 
写真左の
レストハウスから上る道は
立ち入り禁止でした。
来る途中・帰りの道中の景色に
つづく

コマクサの咲く草津白根山 日本百名山№23

2013-07-07 | 23草津白根山(春)
深田久弥さんの
日本百名山より
草津白根を最初に訪れたのは6月のことで
信州の須坂から雲の上を行くバスで万座温泉に
そこから白根山・本白根に登り草津温泉に下りた。
(中略)
そのうち草津白根山一帯は花やかな、しかし俗っぽい
観光地の賑わいを呈することは必定である。
私が日本百名山の中で
草津白根山を後回しにしていた理由が
ストレートに書かれていました。
今回は思い切って
もっと*俗っぽく
6月から7月にかけて咲く
コマクサを見に行きました。
昨年
四阿山から見えた草津白根山
左に横手山
右下は万座スキーリゾート

登山ルートの案内は省略します。
まずは花から
コマクサは
高山植物の女王
本白根山の山頂近く
から釜の周りの岩場に
たっぷりと見ることができました。
花の色が違うものを
いくつかアップします。



まとまって咲いている様子


周回する道には
びっしりと花が咲いていました。
ゴゼンタチバナ・ツマトリソウ

マイヅルソウ

コケモモ

数は少ないですが
ミツバオウレン
シャクナゲ
ギンリョウソウ
ハクサンチドリ

最高点の標識

はたして
本当に俗っぽいのか?
道中の景色を含めて
次回といたします。
つづく