山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

覗き込んで歓声上がるハート@吾妻山 日本百名山№25+

2013-09-29 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
日本百名山の吾妻連峰にある
一切経山の魅力は
ほんとの青空と吾妻小富士だけ
ではありません。
この人だかりは
そのもうひとつの魅力を
楽しんでいるのです。

正式名称は五色沼などという
昔の名前ですが、
別名
魔女の瞳
直径300mの火口湖が
170m下に
コバルトブルーのハートマークで
お澄まししています。
想像していたより
はるかに大きく
見に来たほとんどの人は
その大きさに圧倒されている
のだと思います。
それは
実際に一切経山に登って
体験してください。
これから紅葉の季節です。
きっときれいですよ。
170mを20分下って
沼のほとりに立てば
誰もいない独り占めの
魔女の瞳がそこにありました。

普通の撮り方では
全体が入りきりません。
これは写真2枚を合わせものです。
振り返れば
一切経山がピラミッド状に見えました。

近寄ります。

黄色い葉に
表現しにくい青色が映えます。
この色は何からできているのか
これ以上沼に近づくことはできません。
魔法をかけられ
ふくろうにされてはたまりません。
一切経山の反対には
家形山があずまやの形で
控えています。

そこまで登れば
本当のハートが見えるかもしれませんが
誘惑を断ち切って
一切経山の山頂に30分で戻りました。
魔女に会いに50分の旅
満喫していただけましたか。
魔女の瞳で検索すれば
たくさんヒットしますから
それもお楽しみください。
締めくくりは
日本百名山としての吾妻連峰に
したいと思っています。
end

ほんとの青空だけはご覧ください@吾妻山 日本百名山№25+

2013-09-28 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
安達太良山に登ったとき
この上がほんとの空ですという
智恵子抄の記念碑を見て
空に薄くかかる雲に
また来るからと呼びかけて
数年がたちました。
安達太良山の奥にある一切経山に
ほんとの青空がありました
これは
木曽駒ケ岳で日本中が見渡せた
あのときの以来の青空です。
磐梯吾妻スカイラインの
浄土平駐車場から
大勢の登山者が
カラフルなウェアに身を包み
一切経山を目指します。

深田久弥さんの
日本百名山より
吾妻山の名の起こりは、この東吾妻からだと思う。
「実の名は一切経山なれども、土俗総称して吾妻山という」
と古記にあるところから察して、一切経山を主峰として
崇めていたかもしれない。僧空海が山中に一切経を埋めたので
その名があるとも伝えられている。

浄土平から軽いのぼり道を進むと
硫黄のにおいが強くなり
噴煙も近くに見えるようになります。

道の脇のナナカマドが
赤く色づいているものもありました。
酸ケ平が見えると
木道を右に曲がり
避難小屋の先の上りに向かいます。

噴煙から少し遠ざかりましたが
登るにつれて硫黄の臭いが戻ってきます。
小さい沢は
ほとんど水が流れていませんが
土の下にある岩が露出しています。

この坂を登るとその先は
緑が減り
岩の露出した平坦な道になります。



緑が少ないのは
噴煙の影響もあるでしょう。
平坦な道ということもあり
眼の中は
青空でいっぱいになりました。

ケルン?には
空気大感謝塔の文字

青空は空気の色
上空には
雲ひとつありませんでした。
山頂まで120分
この後は
もうひとつのお楽しみがあるのですが
それはまた後日といたします。
浄土平に戻るときに
さすがに雲も出てきましたが
紅葉越しの一切経山


新しいレンズで
噴煙のクローズアップ

晴れれば
秋の山の空は青い
end

山に登らなくても高原の秋満喫@吾妻山 日本百名山№25+

2013-09-27 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
磐梯吾妻スカイラインの
浄土平から
蓬莱山を反時計回りに歩くコースで
酸ケ平から姥ケ原を散策しましょう。
1周すると90分くらいです。

軽い登りが終わると
樹木が減り平らな湿原が
広がります。


真っ直ぐ進まずに
一切経山に登るコースに曲がり
姥ケ原や鎌沼を見下ろすと
湿原らしい景色が広がります。


至仏山や燧ケ岳から
尾瀬ヶ原を望むと
少し高すぎる気がしますが
ここは歩いている人も見えて
ちょうどいい高さです。
戻って
茶色く色づき始めた水辺から
色の微妙な変化が夏から秋へ

季節の曲がり角にあることを
教えてくれます。
木道を真っ直ぐ進むと
今年はたくさん見た
コバイケイソウの名残とともに
鎌沼が広がります。

黄色く色づいたカエデ越しに
水辺にのんびり戯れる人たちが
見えます。

木道を青空に向かって進み
 
下り坂にさしかかると
右も左も元気のいい黄色が
目に飛び込んできました。
八甲田山の毛無岱の
ミニチュア版のようです。
左から右へカメラをまわすように
写真を撮りました。
 
 
奥の山が東吾妻山です。
穏やかな山容ですが
標高1975mもあります。
さらに進むと
この日一番カラフルな小川が
まだ早い秋の気配を
感じさせてくれました。

道沿いには
ヤマハハコの白

シラタマノキの白

そして
エゾオヤマリンドウの紫が
花を添えていました。

紅葉は
これから見ごろを迎えます。
皆さんどちらへお出かけですか。
end

絵はがきと吾妻小富士・七景@吾妻山 日本百名山№25+

2013-09-25 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
小学校の修学旅行で訪問した
福島県会津地方で
わずかなお小遣いで買ったお土産の中に
絵はがきがありました。
その内の1枚に
修学旅行の行程にはなかったけれど
印象的な場所がありました。
長い時間を越えて
始めて訪問します。
8月に登った
吾妻山の東の端に
それはあります。
深田久弥さんの
日本百名山より
それらの峰がいずれもずんぐりした形で顕著な目印がないので、
遠くからこの山群を望んでどれがどの峰かにわかに識別しがたい
ほどである。そのなかで吾妻小富士が名の通り、一つのまとまりを
見せているが、しかし千七百米しかなく形も小規模なので
これをもって吾妻山の代表にする訳にはいかない。
紅葉の混雑を避けて
ゆっくりと散策したかったので
9月の遅い快晴の日に
出かけることにしました。
出かける早朝の月

その絵はがきにはもう1枚
山を縫うようにくねくねした道が
あったような気がします。

どこの道かおぼえていませんが
こんな感じだったと思います。
車の目的地
浄土平はこの日
まだ余裕の駐車場です。
あたり一面みどりの世界から
映画のシーンのように色彩が変わり
インディージョーンズの世界に
迷い込んだようでした。
この地は
アトラクションが多いので
今回は
吾妻小富士をまとめて
ご報告します。

駐車場から一切経山に向かい

朝早いけれど小さなグループが多く
さすがに名所であります。
一切経山をぐるっと回って
吾妻小富士が見えるところまで
来ました。

小学校の修学旅行で買った絵葉書は
こんな絵でした。
東吾妻山に登ってみれば
一切経山と吾妻小富士が
親子のように見えます。

浄土平への帰り道は
気の早い紅葉のなかに吾妻小富士が
正面に拝めます。

戻って見れば
観光客でいっぱいの
吾妻小富士が
絵葉書になる名所でした。


end

弥彦山 2013-9② オヤマボクチ・ヒメキンミズヒキ・キッコウハグマ・エノコログサ・ツリバナ

2013-09-23 | 弥彦山の足跡 9・10月
信濃川の大河津分水から
寺泊の河口近くで
大雨が一気に流れ下りて
濁流になっていました。


日本海も
海の色を茶色に変えるほどの
水の量でした。

山の秋は収穫の季節です。
色んな樹木や草に実がなっていました。
実の形はほとんどが丸く
識別は葉の形ですることになりますが
まだそこまでの知識はついていません。
オヤマボクチ(つぼみ)
キク科の多年草
火打石の火花を移しとる火口(ホクチ)にした
ことから名がついた
別名ヤマゴボウ

ヒメキンミズヒキ
バラ科の多年草
山地の日陰に普通に見られる
キンミズヒキに似ているが
細く小型である

キッコウハグマ
キク科の多年草
葉の形が亀の甲羅(亀甲)に似ている

エノコログサ
イネ科の一年草
野原・畑地・路傍などに最も普通に見られる雑草
和名は犬の子草の意味である
別名ネコジャラシ

短いものはかわいらしい上に
太陽光に照らされて
輝いていました。
ツリバナ(実)
ニシキギ科の落葉低木または小高木
中国などアジア東部の冷温帯に広く分布する
6月ごろ白い小さな花をつける
和名は花が垂れ下がっていることによる

(再掲載)
クサボタン(花の後)
キンポウゲ科の多年草

テンニンソウ
シソ科の多年草
日本全土に分布し山地に生える

センボンヤリ
キク科の多年草
東アジアの暖帯・温帯に広く分布する
春には白い花を
秋には閉鎖花をつける

新しいレンズが仲間に加わりました。
練習して
今まで満足に撮れなかったものにも
挑戦したいと思います。
(庭の花)
ムクゲ

end

コルから山頂まで+α@皇海山 日本百名山№27

2013-09-20 | 27皇海山(夏)
深田久弥さんの
日本百名山より
頂上は木立に囲まれた静寂な小平地で見晴らしは利かない。
しかし、庚申から皇海まで至る途中で、快晴に恵まれた
私たちは素晴らしい山の展望を得た。私たちの足はそのため
しばしば楽しい停止にゆだねられた。
不動沢を登り
コルといわれる鞍部は
さほど広くはないけれど
平らな地面があることで安心して
休めます。
ガスがなければ
林の低い前方には
鋸山方面が見えるはずですが
この日は白いベールに包まれています。
深田久弥さんも通った本来の登山道を
北に向かい皇海山を目指します。

稜線にも関わらず深い林で
地面は笹が、
岩はコケが、
覆っています。

かすかに山の形が見えた林の切れ目も
わずかな間で
深田久弥さんのいう
原始的自然美を保っている山域という
舞台の中であり
鋸山周辺から見た皇海山が
颯爽と峰頭をもたげと表現される
急登が続きます。
大きな岩が扉を閉めているように
立ちはだかると

*

その先には
苔むした庭園の中に
木村惟一さん奉納の青銅の剣が立ち
庚申二柱大神と記されて
この深い森に包まれた山が
信仰の山であることが再認識されます。
皇海山の山頂は
この剣のすぐ先になります。
コルから35分かかりました。
木立に囲まれ見通しはききません。

ましてや
ガスで覆われていました。

静まり返る山頂を後に
コルまで30分で戻り

天候の回復を期待しましたが
相変わらずガスっています。
鋸山から皇海山を眺めたいのですが
期待できません。
楽に行けるとこまで行って
引き返すことにしました。

コルから鋸山への道は
さらに登山者が少ないようで
道が見えないほどに
藪がはびこっていました。

10分ほどして少し下るところまでで
引き返します。
どのみちガスで
皇海山を見ることはできないでしょう。
コルから1時間半
ゆっくりと写真を撮りながら
登山口に戻りました。
カラマツ林・苔・沢
今まで登った山とは違う魅力のある
名山でした。
この日の歩数
12,178歩
end

清流・苔岩を愛でる不動沢@皇海山 日本百名山№27

2013-09-20 | 27皇海山(夏)
皇海山の登山ルートである
不動沢は豊かな水がつくる
自然が魅力です。
水の流れ
流れる水をどのように撮るか
いまだに
自分なりの方法が定まりませんが
撮った写真を見ながら
次はこうしてみようなどと反省したり
比較的うまく表現できたと満足したり
帰った後の楽しみになっています。
 
流れの速さを表現するため
シャッタースピードを遅くして
1枚の中に
長い時間を閉じ込める
一般的な方法ですが。
 
山登りのついでと思えば
それなりの写真になっているでしょうか。
大きな岩に窪みがあり
水が
その岩の上を反時計回りに回転しながら
流れています。
 
しばらく眺めていました。
見ていると面白く
動画なら楽しめるのでしょうが
静止画で表現する方法が
見つかりません。

登山口に近いところは
水辺を離れても
樹木が水を蓄えているためか
岩の表面はびっしりと
苔で覆われています。
 
もっと倒木が多ければ
もののけの姫の森といってもいい
苔の緑の美しさです。
 
岩の上に種を落とし
芽を出した木が何とか根を張って
ここまで大きくなるのは
幸運に恵まれたのか、優しい環境なのか
じっと見つめてしまいました。
花は
季節を外れているせいか
珍しいものはありませんでした。
その中でも
川の近くで可憐に咲いている
小さなトリカブトの青が眼に入りました。

環境がよいのか
色がとても濃いので
見逃さずに
足を止めることができました。
 
調査中

マメ科ような花の形ですが
葉の形が変わっています。
季節によってどう変わるのか
写真を目的に
来てもいいような風景がありますが
もう一度来るとなると
林道がもう少し整備されることを
望みます。
次回
皇海山の山頂まで
つづく

美林の続く不動沢をコルまで@皇海山 日本百名山№27

2013-09-20 | 27皇海山(夏)
深田久弥さんが
日本百名山を選んだ頃
皇海山への日帰りルートができるとは
思いもしなかったでしょう。

日本百名山より
私たちの行ったのは五月連休の晴天だったにも拘らず
登山者は他に誰もいなかった。
それはこの山の奥深いことによるのだろう。
まず庚申山に登り、それから十ほど小さなピークを超えて
鋸山に達する。ピークに一々名前のついているのは
信仰登山の名残である。鋸から一たん深く鞍部へ下って
それから皇海の頂上まで一途の登りになる。

不動沢登山口からほんの少し
車が通れるような道で始まります。

その道を数回曲がると
ふかふかの地面と
バス停のような看板を従え
みごとな国有林が向かえてくれます。

ふかふかなのは
カラマツの落ち葉が
敷きつめられているからです。

水音も聞こえ
ハイキングに来たようですが
水音の正体である川は
渡らなければなりません。
今日は水が多いのか少ないのか
なんとか濡れずに渡れました。

*

その後も
川に沿って歩きますから
沢登りをしているような
真夏なら爽やかな山登りです。
 
この日は涼しく虫もいないので
長い林道を来てよかったと
すぐに思いました。
登山道はピンクテープの通りに
進めば迷うことはありません。
川を何回か渡りますが
最初の渡渉ほどの水量はありませんから
楽々です。

登山口から50分かかって
登山口と山頂のどちらからも1.8km地点
に着ました。

だんだん傾斜がきつくなるのは
山登りでよくあることです。
距離で時間を推測することはできません。
水の流れが消えると
予想通りの急登になりました。
そして
樹木がカラマツから
ブナなどの広葉樹に変わります。
変わらないのは
地面が笹に覆われているところが
多いことです。

ロープに助けられて
笹の中にある一筋の道を行けば

不動沢のコルに到着です。
ここまで1時間半。

コルの先に鋸山が見えるはず
ガスっています。

登ってきた道を振り返るが
密集した林しか見えません。

展望はないけれど
美林と苔むした岩と
水の流れが
疲れを癒してくれます。
美林のベストショット

もうすぐ始まる紅葉の季節に来れば
黄金の国ジパングそのままの
まばゆい黄色を眼にすることでしょう。
回を改めて
この道筋で気に入った写真を
いくつか紹介します。
つづく

延々と続く悪路・夏毛の鹿@栗原川林道

2013-09-17 | 27皇海山(夏)
オフロードのライダーのブログに
登場することが多い林道が
群馬県沼田市の東にあります。
栗原川林道
皇海山への日帰りできる
不動沢コースの登山口があるので
百名山ハンターにも知られた林道です。
ご近所の登っていない百名山も
少なくなり
いよいよこの林道に
車を進めることになりました。
自分の自家用車では心配なので
レンタカーを調べて
100円レンタカーの
沼北自動車を見つけました。
沼田インターの近くにあります。
借りたのは軽トラです。
当日返却で
2800円+カーナビ500円の
破格のお値段でした。

返却のとき
あまりにもドロで汚れていて
申し訳なく、心から
お詫びしました。
営業時間が
朝9:00~夕方19:00
と短めなのが難点ですが
今回の目的には
問題ありません。
栗原川林道は
2箇所から入れるようですが
一般的な
吹割の滝近くから
国道120号線を右に入る
追貝ルートから進みます。

とねしん

ここからのルートは
皇海山の案内表示がわかりやすいので
迷うことはありません。
路面の状況がどうか
ご覧ください。
アスファルトから砂利道へ

大きな石の落石あり
草ぼうぼうの道から
次第に路面が荒れてきて
時速20km以下の走行になり
カメラも驚いてしまうほどの
一番の難所

有名な掘りっ放しのトンネル

この先は少し路面状況が改善して

この黄色いゲートの少し先に
駐車場とトイレがあります。
アスファルトの終わるあたりから
約20km
1時間20分かかりました。
駐車場には
普通の乗用車もありました。
注意して走れば
なんとかなるということでしょう。
これだけ長いオフロードの
ドライブを楽しんだのは
初めてです。
股関節や膝の関節がきしみます。
帰りは疲れて
事前情報では
最近整備されて
少し路面状況がよさそうなので
来た道を戻らず
根利コースにしました。
<山小屋風トイレ>

橋を渡り
駐車場の先に進みます。
距離は長いのですが
路面状況は追浜コースより
よかったので
時速20~30kmで走れます。
途中の十字路で
鹿がこちらを見ているので
車を降りて写真を撮りました。

近寄ると逃げますが
人になれているのか
一定の距離があれば
気にしないようです。

以前
丹沢山でも鹿を見ましたが
今回は
夏毛なのでかわいいです。
その先に
鹿などが農作物を荒らさないように
動物よけのゲートがあります。

自然と人間が共存することの
むずかしさを考えさせられました。
登山口からゲートまで50分で
この先も林道が10分くらい
続きましたから
1時間かかったことになります。
上りと下りの違いがありますから
この時間だけでどちらが早い
ということはできませんが
自分の車を使うなら
今なら
間違いなく根利コースを選択します。
今回は
沼北自動車さんにお世話になった
軽トラでよかった。
オートマで、ほぼ新車でした。
皇海山の登山については
改めて
記事にすることといたします。
今日でブログ始めてから丸2年です。
topics:332
visiter:28016
日本百名山:27座
ブログに黄色い星が1つ付きました。
これからも
よろしくお願いします。
end

弥彦山 2013-9① ゲンノショウコ・クルマバハグマ・ミヤマママコナ・ノブキ・ウド・アキノキリンソウ

2013-09-12 | 弥彦山の足跡 9・10月
暑かった8月も終わり
青空たっぷりにして多宝山を撮ってみました。

その奥は角田山と日本海。
弥彦山で2年間に
160種類以上の写真を撮りましたから
目立つきれいな花はほぼ終わり
これからは
地味な花が多くなるでしょう。
そんな花も
美しさが引き出せるような写真が撮れたら
今まで以上の喜びが得られると思います。
ゲンノショウコ
フウロソウ科の多年草
日本全土・台湾・朝鮮半島に広く分布する
下痢止めなどの薬として
効き目が著しいことから
現の証拠と呼ばれている

雪国植物園のものより
随分小さい花が咲いていました。
弥彦山のほうが
厳しい自然環境なのでしょう。
クルマバハグマ
キク科の多年草
本州北東部の山地樹陰に生じる
葉は茎の中間に輪生し車軸状になる

ハグマとは
中国のヤクという動物の毛の生えた尻尾のこと
ミヤマママコナ
ゴマノハグサ科の半寄生植物
花唇に
ご飯つぶのような黄色い二つの突起がある

こんなにいっぱい寄生して
大丈夫なんでしょうか?

ノブキ
キク科の多年草
東アジアの暖帯・温帯に広く分布する
葉が腎臓形でフキに似ている

佃煮にして食べられるようです。
ウド
ウコギ科の大型多年草
北海道から九州まで山野に普通に自生する

春の5月ごろが旬の山菜ですが
花も大輪で美しい。
(再掲載)
アキノキリンソウ
キク科の一年草
山野に普通に自生する
キリンソウに似て黄色い花をつけ
秋に咲くのでこの名がある

9月になって
急に気温が下がりました。
紅葉の混雑の前に
行ってみたいところがあるのですが
雨が多いので
思うようになりません。
end