揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
秋田駒ケ岳の6月上旬は
まだ早春といえる季節で
大群落となる花たちも、まだ
力を貯めているところです。
露に濡れて
最高ではない状態のものもありましたが
初めてみる花もあり
十分に楽しむことができました。
*
<赤・紫>
シラネアオイ・スミレ
ショウジョウバカマ(写真省略)
<黄色>
オオバキスミレ・ミヤマキンバイ
タカネスミレ
<白色>
サンカヨウ・ヒナザクラ
チングルマ・イワテハタザオ
ツバメオモト・コマクサ(葉のみ)
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調査中
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<花に関する補足>
オオバキスミレ(スミレ科の多年草)
高山型のミヤマキスミレもあり
3枚の茎葉が輪生状となる
この写真では判別不能。
*
タカネスミレ(スミレ科の多年草)
葉に毛があるキバナノコマノツメに似ている
タカネスミレの葉はツヤツヤしている
この写真では判別不能。
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ミヤマキンバイ(バラ科の多年草)
ミヤマダイコンソウに似ている
ミヤマキンバイの方が葉は小さい
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サンカヨウ(メギ科の多年草)
雨にぬれると透明になる花が美しい
カヨウ(荷葉)とはハスのこと
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ヒナザクラ(サクラソウ科の多年草)
八甲田山から吾妻連峰までの湿地に大群落をなす
東北を代表するサクラソウ
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イワテハタザオ(アブラナ科の多年草)
イワハタザオの亜種
イワハタザオより大型で花柱が短い
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ツバメオモト(ユリ科の多年草)
葉がオモト(万年青)に似ている
夏に付ける瑠璃色の実が燕の頭に例えるなど
ツバメの名の言われは複数あり
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車の運転をする前に
風呂に入ると眠くなるので、帰りには
温泉には入らないのですが
あまりに有名な乳頭温泉が近いので
鶴の湯に立ち寄ることにしました。
*
秋田駒ケ岳を降りると、雨が降り始め
鶴の湯に着くころには
本降りになりました。
屋根から雨がしたたり落ちています。
山で、晴れるまで粘らなくてよかったと
幸運に感謝です。
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内風呂と露天風呂で別れ
それぞれに2つと3つの風呂があり
両方はしんどいので
露天風呂の3つの風呂に入りました。
写真撮影禁止とありましたが
たまたま無人でしたので、内緒で
1枚撮らせてもらいました。
風呂の底の砂利が動くと刺激的で
貴重な体験をさせてもらいました。
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帰路、予想通りに眠くなり
途中休憩の道の駅おおうちで休憩し
登山の後に恒例のソフトクリームを
いただきました。
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東北の日本百名山で未登頂は
早池峰山だけになりました。
終わってしまわないように
あえて残しておくことは
嫌いではありません。
早池峰山の今頃は
ハヤチネウスユキソウの季節でしょうか?
悩ましいところです。
end
ムーミン谷から大焼砂の尾根に出ると
台風並みの秒速20m級の
強風が吹いていました。
真っすぐに立って歩けません。
写真だけ見ると
のんびりした尾根歩きのようですが
遠くが曇っているのに
ここだけ見渡せているのは
強風だからです。
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振り返って、国見温泉方向。
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緑の草の葉が所々あります。
花が咲いていないので素通りしましたが
タカネスミレかもしれません。
立ち止まって
観察する余裕はありませんでした。
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ガスに近づくほどに風が弱まって
ハイマツ帯に入ると
横岳山頂です。
ムーミン谷の駒池から30分です。
ベンチもあり、ホッとして小休止。
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まだ時間が早いので、帰りは
阿弥陀池経由の片倉岳コースにすることにして
焼森まで往復します。
タカネスミレの大群落があるということでしたが
途中の登山道脇に紫色のスミレが見えるだけで
焼森は雲の中でした。
ここも焼森という山のようです。
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横岳に戻り
男岳に向かう道を途中で右折し
阿弥陀池分岐を下ります。
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木道が現れ
*
シラネアオイとサンカヨウの大群落の中を
阿弥陀池小屋に下りました。
人の気配はありませんでした。
焼森の往復と阿弥陀池小屋への下りを
合わせて30分くらいです。
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まだ時間は早いのですが
雲の中、何も見えないし
この日の天気予報は曇りでしたので
心残りですが
男女岳・男岳は登らず
帰路につきました。
*
下山途中も雲が取れることはなく
阿弥陀池小屋から50分で
8合目小屋に到着し
靴を洗って、車で山を下りました。
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時間のまとめ
(各行程はおおよそ30分です)
8合目小屋⇒片倉岳⇒阿弥陀池⇒ムーミン谷⇒
横岳⇒焼森往復・阿弥陀池⇒8合目小屋
合計:約4時間
(男女岳は未登頂)
*
この日の歩数:20868歩
*
エリアごとに山の特徴が異なり
ゲームのように楽しめました。
ただ、歩行距離が少し物足りない気がしましたので
標高820mの国見温泉からのルートが
おすすめかもしれません。
歩行距離:10㎞
高低差:820m
マイカー規制もありませんしね。
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最終回
花と温泉に
つづく
片倉岳から阿弥陀池に向かうと
雲の切れ間から薄日が差しました。
しかし、低い雲がさえぎり
田沢湖もうっすらとしか見えません。
コントラストを100%上げてようやく
写真の左の中ほどに楕円状に見えるのが
田沢湖です。
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途中から木道となり
片倉岳から30分ほどで阿弥陀池に着きました。
花の百名山にある地図のコースタイムは
あまり参考になりません。
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男女岳は雲の中なので登らず
男岳方向に右折し、奥に進みます。
振り返って見下ろす阿弥陀池
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峠のような鞍部に着くと
風が強くなり寒くなりました。
男岳も雲の中なので登らず
馬場ノ小路に進みます。
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かなりの急降下となる下り坂です。
(下りるとちゅうで振り返り)
通称ムーミン谷と呼ばれる火口原が
少しずつ見えてきました。
足元に黄色い花がたくさん写っています。
花の百名山選定の根拠である
タカネスミレでしょうか?
風景と急な下り坂に目を奪われ
足元を見る余裕はありませんでした。
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一番奥に見える
真ん中が窪んだ山は小岳です。
コントラスト100%上げています。
形は火口のようですが
全体が草に覆われているので
現実感のない漫画のようで
ムーミンが出てきそうな気がしました。
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谷の奥の右側に木道がありますが
その手前は雪に埋もれて
登山道がはっきり分かりません。
雪渓に踏み跡も見えず
軽アイゼンも持たなかったので
勘を頼りに
平らで安定していそうなところを
ゆっくりと歩きました。
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阿弥陀池から40分で
ムーミン谷の一番低いところ
木道左に見えるのが駒池です。
振り返ると
下りてきた道は雲に隠れ
谷を囲む高いところはすべて雲の中です。
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誰もいません。
ザックを下ろして休むことにしました。
仙北市内のスーパーで見つけた
3種のおこわをいただきます。
一口食べて、とてもおいしかったので
写真に残しました。
製造場所は仙台市でしたので
新潟にもあるかもしれません。
しばらく
頭の隅に置いておくことにします。
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八合目小屋に戻ったら
熊情報の案内板に眼が止まりました。
このときは知りませんでしたので
出会わなくて幸いでした。
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30分ほど休憩して
先に進みます。
雪渓には踏み跡があり
滑り落ちないように気を付けながら進むと
雪の先に
真っ黒な斜面が現れました。
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つづく
せっかく八幡平まで遠出したので
帰り道に少し寄り道をしようと
秋田駒ケ岳から田沢湖が見てみたいと思い
秋田駒ケ岳に登ることにしました。
日本百名山ではないので
いつものガイドブックは使えず
花の百名山を読みましたが
マイカー規制についての記述が小さく
見落としていました。
8合目に向かう道の入り口に大きな看板があり
この日は規制のない日で
そのまま8合目まで
車で行くことができました。
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朝早く、余裕があったので
出発前に小屋で情報収集して
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マイカー規制のカレンダー
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手書きのマップ
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乳頭温泉郷の一覧
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片倉岳コースへ出発します。
曇っていますが、山の形は
はっきりと見えています。
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歩き始めてすぐに灰色の壁が現れ
活動中の火山の雰囲気です。
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定期的に書き直しているのか?
石に白ペンキの文字が
はっきりとわかります。
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10分ほど歩くと高度が上がり
八合目小屋を見下ろします。
広々とした谷にポツンと四角い小屋があり
ここがムーミン谷と呼ばれても
いいんじゃないかと思いました。
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ベンチがあるのできっと
晴れていれば素晴らしい展望が
あるのでしょう。
うっすらと田沢湖が見えました。
*
雪渓を横切ります。
帰りには
小屋の管理人さんが雪をつついていて
近くまで寄って声を掛けたら
集中していたのか、すごく驚かれました。
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8合目小屋から30分で
片倉岳に到着です。
土が赤いのも火山の印でしょうか。
富士山の土も赤かったのを
思い出します。
山頂には雲がかかり始めました。
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つづく
八幡平は春まだ早いため
花はこれからだと思います。
水芭蕉・ショウジョウバカマ・
ミツバオウレン・スミレの他は
シラネアオイ
が畚岳に少し咲いていました。
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この日は
歩行距離・高低差ともに
軽いレベルでしたが
アメニティが揃っている
日帰り温泉施設を調べていたので
予定通り
新玉川温泉に立ち寄りました。
800円なり。
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写真は撮らず
パンフレットをスキャンしています。
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建物はホテルのようです。
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内風呂のある空間は広く
天井も高く
開放感があります。
湯船の数も種類もシャワーの付いた洗い場も
たくさんありました。
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露天風呂も広く
地方ロケのあるテレビ番組で
見たことがある気がします。
この時の露天風呂には
私の他にお客さんは1名しかおらず
舞台から眺める自然の中に
鳥のさえずりが
はっきりと聞こえました。
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登山の後はいつも
ソフトクリームにするのですが
今回は秋田名物
ババヘラアイス
シャーベットのような食感でした。
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連続した歩行ではないので
この日の歩数計はOFF
end