山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2013年3月のまとめ

2013-03-30 | 弥彦山の足跡 3月
春の花を求めて
弥彦山
今年は海側の
裏参道が多くなりました。
西生寺にある
登山者用駐車場は
地元ナンバーの車で
大賑わいで
いつもほぼ満車になっていました。
新潟の3月は晴れの日も多く
里山の探検くらいなら十分楽しめる
よい季節になりました。
弥彦山からの遠景では
西南に雪を頂き真っ白な
米山

米山の奥に、妙高山・火打山

肉眼では白馬岳も
見えました。
北には
佐渡島のドンデン山も
真っ白に雪化粧しています。

雪化粧した山は
富士山が日本一でしょうが
見慣れた山が
白いベールに包まれているのは
厳しい冬を感じ
気が引き締まります。
春を告げる花は
雪割草がたくさん咲いていました。
その中でも濃い色の花

雪割草に並んで
多く咲いている
黄連(オウレン)

春の明るい日差しを浴びて
線香花火のように輝いていました
カタクリ

絨緞のように地面を覆うのは
まだこれからです
日の当たる幸運なものだけが
フライングで咲いています。
スミレサイシン

とても小さいのですが
パステルな色が
優しい気持ちにさせます。
コシノカンアオイ

冬でも青く立派な葉の陰で
小さく地味な色で咲いています。
何だかほほえましく思えるのは
アンバランスなせいでしょう。
つぼみ


新潟の3月は
冬の名残りの雪と
春のきざしの花が
同居していました。
今日の天気予報は晴れ
少し寒い
end

弥彦山9 2013-3 春の便り

2013-03-17 | 弥彦山の足跡 3月
遠出したので
2週間ぶりの海側の弥彦山へ
裏参道の駐車場は
満車でした
皆さん
早春の日差しに誘われて
春の山に最初に現れる
ピッカピカの
雪割草を見に来られたのでしょう
自生する雪割草は
登山道のすぐ脇から生えていますから
足の踏み場にも注意しながら
慎重に進みます
2~3合目は花園に
なっています
白い花が多いけれど
ときどき
紫やピンクの花も見られます。
販売されているものほど
華やかさはありませんが
雪を割って出てくるほどたくましい
冬は
9合目まで登って
もう背中しか見えなくなりました
弥彦山スカイライン

冬と比べて
はるかに大勢の登山者が
山頂で休んでいらっしゃいました。
そのほかの花
マンサク

まだ
黄色にリボンは
折りたたまれている木が多かった
雪のある春に
明るい黄色が映える
黄蓮(オウレン)

キクザキイチゲ

海側の春と対照的な
里側の登山道
花はまだ
開店準備中のカタクリ

end

弥彦山8 2013-3 雪のスカイライン

2013-03-06 | 弥彦山の足跡 3月
春を待ちかねて
海側の西生寺から
弥彦山に登ってみました。
白い道が
いつもと違ったアクセント
になっていました。
登山者用駐車場の脇の小川

雪解け水が
勢いよく流れていました。
登山口にも
まったく雪はなく
風もないので
陽だまりの中の散歩のような
のんびりとした気分です。

それでも
5分ほど歩くと
春の残雪に木の陰が
太陽のありがたさを
教えてくれます。

雪に負けない緑

もうじき花畑になるのですが
今はまだ
もう少し行く冬を楽しみましょう。
むささびの宿まで来ると
真っ白になりました。

5合目の標識を過ぎると
能見平から海の向こうに佐渡が見えます。

海と雲の間の
黒い帯が佐渡です。
雪の
弥彦山スカイライン
3月31日まで冬の通行止めです。


右上の黒い帯が
佐渡です。
白黒の犬を連れた
トレイルランをするような若い人に
すれ違い
雪道を駆け下りて行きました。
9合目付近から
山頂方向を見ると

木の根の周りは
土が顔を出してきました。
青空に
ジェット機が2基
北と南に通り過ぎます。
相当高いところを飛んでいるから
音はかすかにしか聞こえません。
どんな人たちが乗っているのでしょう。
山頂に着くと
奥宮の上に
鏡餅をひっくり返したような雲が
浮かんでいました

まだ
弥彦山花のトレイルは
雪の中

end

弥彦山7 2013-3 雪に残った足跡

2013-03-01 | 弥彦山の足跡 3月
寒かった2月も終わり
雪の弥彦山も
あと少し
去年より雪の少ない登山道ですが
毎年の難所は雪崩れて
ロープが埋まっていました。

それでも
通れるからよしとしましょう。
登山道には
上から落ちてきた雪の塊が
あちこちに転がっています。
いつもより足早に通り過ぎます。
9合目の案内板は
半分雪の中

去年は全体が埋まっていましたから
今年は小雪ですね。
その先の
雪庇

日本海からの
冷たい北風がつくったもの
階段は雪の中

足跡はスパイクだらけ
弥彦山名物
スパイク長靴の道
双耳峰の多宝山

海側の
西生寺から登ってくる人もいたようです。
今度は
海側から登ってみようかな。
弥彦山の春は
海からやってくる。
end