揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
春の花を求めて
弥彦山
今年は海側の
裏参道が多くなりました。
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西生寺にある
登山者用駐車場は
地元ナンバーの車で
大賑わいで
いつもほぼ満車になっていました。
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新潟の3月は晴れの日も多く
里山の探検くらいなら十分楽しめる
よい季節になりました。
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弥彦山からの遠景では
西南に雪を頂き真っ白な
米山
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米山の奥に、妙高山・火打山
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肉眼では白馬岳も
見えました。
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北には
佐渡島のドンデン山も
真っ白に雪化粧しています。
富士山が日本一でしょうが
見慣れた山が
白いベールに包まれているのは
厳しい冬を感じ
気が引き締まります。
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春を告げる花は
雪割草がたくさん咲いていました。
その中でも濃い色の花
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雪割草に並んで
多く咲いている
黄連(オウレン)
春の明るい日差しを浴びて
線香花火のように輝いていました
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カタクリ
絨緞のように地面を覆うのは
まだこれからです
日の当たる幸運なものだけが
フライングで咲いています。
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スミレサイシン
とても小さいのですが
パステルな色が
優しい気持ちにさせます。
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コシノカンアオイ
冬でも青く立派な葉の陰で
小さく地味な色で咲いています。
何だかほほえましく思えるのは
アンバランスなせいでしょう。
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つぼみ
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苔
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新潟の3月は
冬の名残りの雪と
春のきざしの花が
同居していました。
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今日の天気予報は晴れ
少し寒い
遠出したので
2週間ぶりの海側の弥彦山へ
裏参道の駐車場は
満車でした
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皆さん
早春の日差しに誘われて
春の山に最初に現れる
ピッカピカの
雪割草を見に来られたのでしょう
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自生する雪割草は
登山道のすぐ脇から生えていますから
足の踏み場にも注意しながら
慎重に進みます
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2~3合目は花園に
なっています
白い花が多いけれど
ときどき
紫やピンクの花も見られます。
販売されているものほど
華やかさはありませんが
雪を割って出てくるほどたくましい
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冬は
9合目まで登って
もう背中しか見えなくなりました
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弥彦山スカイライン
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冬と比べて
はるかに大勢の登山者が
山頂で休んでいらっしゃいました。
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そのほかの花
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マンサク
まだ
黄色にリボンは
折りたたまれている木が多かった
雪のある春に
明るい黄色が映える
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黄蓮(オウレン)
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キクザキイチゲ
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海側の春と対照的な
里側の登山道
花はまだ
開店準備中のカタクリ
春を待ちかねて
海側の西生寺から
弥彦山に登ってみました。
白い道が
いつもと違ったアクセント
になっていました。
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登山者用駐車場の脇の小川
雪解け水が
勢いよく流れていました。
登山口にも
まったく雪はなく
風もないので
陽だまりの中の散歩のような
のんびりとした気分です。
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それでも
5分ほど歩くと
春の残雪に木の陰が
太陽のありがたさを
教えてくれます。
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雪に負けない緑
もうじき花畑になるのですが
今はまだ
もう少し行く冬を楽しみましょう。
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むささびの宿まで来ると
真っ白になりました。
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5合目の標識を過ぎると
能見平から海の向こうに佐渡が見えます。
海と雲の間の
黒い帯が佐渡です。
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雪の
弥彦山スカイライン
3月31日まで冬の通行止めです。
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右上の黒い帯が
佐渡です。
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白黒の犬を連れた
トレイルランをするような若い人に
すれ違い
雪道を駆け下りて行きました。
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9合目付近から
山頂方向を見ると
木の根の周りは
土が顔を出してきました。
青空に
ジェット機が2基
北と南に通り過ぎます。
相当高いところを飛んでいるから
音はかすかにしか聞こえません。
どんな人たちが乗っているのでしょう。
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山頂に着くと
奥宮の上に
鏡餅をひっくり返したような雲が
浮かんでいました
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まだ
弥彦山花のトレイルは
雪の中
end
寒かった2月も終わり
雪の弥彦山も
あと少し
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去年より雪の少ない登山道ですが
毎年の難所は雪崩れて
ロープが埋まっていました。
それでも
通れるからよしとしましょう。
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登山道には
上から落ちてきた雪の塊が
あちこちに転がっています。
いつもより足早に通り過ぎます。
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9合目の案内板は
半分雪の中
去年は全体が埋まっていましたから
今年は小雪ですね。
その先の
雪庇
日本海からの
冷たい北風がつくったもの
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階段は雪の中
足跡はスパイクだらけ
弥彦山名物
スパイク長靴の道
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双耳峰の多宝山
海側の
西生寺から登ってくる人もいたようです。
今度は
海側から登ってみようかな。
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弥彦山の春は
海からやってくる。
end