揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
新潟は雨の多い季節になり
何も降っていない時を狙って
弥彦山へ。
∨
山頂までの幸運は
あふれる光でクライマックスに。
何かが舞い降りてくる?
∨
海も風にあおられて
金色の波が水面に風紋となり
港に押し寄せていました。
∨
双耳峰の多宝山は
吹き付ける風で
秋色の山肌を隠す
雲を襟巻きにして
じっとたたずんでいました。
∨
遠くを見れは何事もないように
濁った鉛のような海なのに
足元では
冬の訪れを感じさせる白い波が
ふもとまで色づいた森と
バトルしていました。
∨
幸運にも
傘の世話にならなかったのは
ここまでです。
*
濃密な湿度の中で
一瞬・日が差して
雨に濡れた黄色い葉が
輝きを増しました。
∨
温度が高ければ
熱帯の雨季と勘違いする
森を潤す雨によって
機械の眼をしたカメラさえも
動作不能の極限です。
人通りのない登山道で
この沢はいつもと違う光景を
見せてくれました。
∨
色づいた木々は
次第に姿を変え
冬の支度の真っ最中ですが
3合目付近のもみじは
緑の葉と黄色になりかけの葉が
重なり合い
新緑のような錯覚に落ちました。
まもなく来る
白い季節の前に
まぶたに残る山のうつろいでした。
end
弥彦山の紅葉の時期は
ふもととあまり変わりません。
今年は10月まで暖かかったので
遅くまで秋が楽しめました。
∨
スカイラインの紅葉
*
山頂から国上山を見る
∨
山の花も
遅くまで楽しめました。
せっかくなので
今まで掲載した種類も含めて
数多くの花に登場してもらいます。
∨
アザミ
この花は葉が大胆に割れていたので
ナンブアザミではありません。
∨
ノコンギク
虫がホバリングして
蜜を狙っています。
∨
カワミドリ
まだ咲いていました。
葉を1枚ちぎって臭いを嗅ぐと
ハッカほどさわやかではありませんが
似た臭いがしました。
∨
カタバミ
草刈の後の日当たりで
仲良く咲いています。
∨
待宵草
日が短くなったからか
日中も堂々と咲いています。
∨
タンポポ
茎が短いので
冬になる前に
あわてて咲いたみたいに見えます。
∨
イヌトウバナ
ハーブみたいに
臭いがしそうだったので
葉を1枚破いてみましたが
無臭でした。
∨
イヌタデ
タデ科の1年草
幼い女の子たちが
この花をバラバラにして盛り付け
赤マンマ(赤飯)として
ままごとに使ったことから
アカマンマの別名がある
以前からあまりに普通に咲いていたので
カメラを向けませんでしたが
11月ですから特別です。
∨
ノダケ
セリ科の多年草
山野の日当たりのよいところに生える
濃い紫褐色がセリ科では珍しい
これも以前から咲いていたのですが
花の名前がわかってから見つけられず
この花は小さいですが
年を越えずに済みました。
∨
雪の天気予報もあり
野の花は終わりかもしれません。
約2年間で
180種の花や実を掲載することができました。
end
弥彦神社の
菊まつりや
もみじ谷の紅葉を見て
鬼の歯型などという珍景まで
写真に収めたものですから
弥彦山に登るのが
遅くなってしまいました。
*
鬼の歯型は
このトンネルのすぐ近くにあります。
おもしろい名前がついていますが
看板がある訳ではありませんから
皆さん素通りです。
∨
遅くなったので
弥彦山はいつもの静けさです。
4合目の少し下の
国上山が良く見えるお気に入りポイントで
谷の向こうは錦秋の彩り
もみじの紅葉も素敵ですが
自然任せの素朴な
山の紅葉も悪くありません。
∨
山頂には3時半ころ到着し
人影はありません。
太陽が西の雲越しの光を灯し
遠くの青い山並みと薄紅色の雲が
迎えてくれました。
左から
妙高山・火打山・焼山
右奥に
北アルプスの白馬岳
∨
しばらくの間
冷たい空気を肺に感じながら
写真を撮っていましたが
ふと
水平線の近くは雲が薄いので
夕日が見れるかもしれないと思い立ち
今は3:45
日没は4:30前後
間に合わないかもしれないと思いながらも
夕日がきれいだと言う
ある場所に行ってみることにしました。
∨
普通に下りても間に合いませんから
最短距離のルートで駆け下ります。
この時期になれば暗くなるのは早く
駐車場から見る空は
もう夜の暗さを宿していました。
道は混んでいて
飛ばせませんでしたが
4:40到着です。
∨
移転した寺泊中学校の跡地
汐見台
残念ながら
日没には間に合いませんでしたが
空をオレンジ色に染める夕焼け
*
街灯のともる町並みと寺泊港
海の向こうは佐渡ケ島
∨
少し前に撮った昼間の写真はこちら
*
やはり
夕景の方が風情があるようです。
ここは
寺泊ロマンス街道の始まり。
end
11月もやっているという
ちらしに誘われて
ご本家の長岡市大手通の
美松大手店ではなく
ガトウ専科・見附工房店へ
やってきました。
*
シュークリームが10個で
390円(消費税別)
∨
仕事の関係で
毎週通り過ぎていたのですが
建物の外観が素敵なので
いつかは行ってみようと思っていたお店です。
∨
工場の隣接店で、開店は朝8時
限定300箱とあったので
9時ごろ行ったのですが
すでに駐車場は満車
店内は行列が出来ていました。
∨
喫茶室もあるのですが
サンキューまつりのため
11月1日から4日まで休みだそうです。
4名の店員さんが順番に
注文を受けて包装までしてくれるのですが
シュークリームは
箱詰めが間に合っていないため
時間がかかります。
てきぱきと作業されていますから
お客さんも辛抱強く待っています。
∨
店内を見回すと
色や形が美しい洋風の甘いものが
ショーケースにきれいに並び
子供たちがなりたいというのがわかる
ケーキ屋さんです。
∨
会計のすぐ横には
ガラスケースにケーキが並べられ
長いイチゴのティラミス(20cm以上)
値段は1050円だったかな?
がおすすめ・売れ筋のようでした。
行列の何人かは買っていました。
∨
行列の皆さんが
シュークリームを2箱以上買っていたので
私も2箱購入し
外の庭に花が咲いていたので
車に常駐している昔のカメラを引っ張り出して
*
記念撮影後、帰宅しました。
∨
箱を開けると、香ばしい香りと
甘い香りがミックスされた
作りたての臭いが広がります。
これだけで
朝行列をした甲斐がありました。
∨
たまにしか頂かないので
味の表現は難しいのですが
クリームはサッパリして
シューはもっちりで
普通においしかったです。
3個食べてギブアップ
*
結局20個は食べきれず
塾の生徒に
おすそ分けしました。
*
こちらがうれしくなるくらい
すごく喜んでくれました。
end
弥彦山の花はほとんど終わり
その代わりに
紅葉が中腹まで下りてきました。
∨
以前写真を撮っておいたもので
1つの花の名前がわかりました。
*
カワミドリ
シソ科の多年草
ハッカに近い特有の香気がある
花はニガクサと似ている
悪臭と記するものもあり
来年見つけたら
臭いを嗅いでみることにします
∨
10月の花②に調査中とした花が
我が家の庭に咲いていました。
<画像消失>
花の大きさや枝葉のつき方が同じなので
元気なときは
こういう色だと思いますが
まだ花の名前はわかりません。
∨
10月は具合が悪く
計画していた紅葉を
ほとんど見逃してしまいました。
悲しい知らせもあり
少し凹んでいますが、
11月は
弥彦の菊まつりや
美松の39まつりが
盛り上げてくれると期待しています。
<画像消失のための代替>
*
end