山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

5月の花と浜辺の駅☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-11 | 〇新潟100名山(上越)
米山は、訪れる登山者が
温かく見守ってくれているから
自然が豊かな山の証として
山野草が群生していました。
(13年前の自分のアルバムには
花の写真がまったくないのに驚かされます。)
赤色
ユキグニミツバツツジ(ツツジ科)

ユキツバキ(ツバキ科)・ハウチワカエデ(ムクロジ科)

イワカガミ(イワウメ科)

紫ケマン(ケシ科)
紹介済みのため省略
青・紫色
ショウジョウバカマ(シュロソウ科)・スミレ(スミレ科)

カタクリ(ユリ科)
(花が終わりかけていたので写真は省略)
白色
ニリンソウ(キンポウゲ科)・トキワイカリソウ(メギ科)

ニシキゴロモ(シソ科)・チゴユリ(ユリ科)

ムシカリ又はオオカメノキ(スイカズラ科)

時間と体力があったので、帰りに、
JR信越本線の米山駅に立ち寄りました。

山の名前がついている海辺の駅です。
無人駅で
改札の前から、ガラス越しに
米山が見えました。

(上の左のガラスの中です)
新潟県は
長い海岸線を持っていますが
最近は山にばかり出かけています。
end

ブナ林~山頂☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-08 | 〇新潟100名山(上越)
ブナの巨木の林を横目に
階段を上り続けます。
再び、豪雪のため横に延びる樹木と
雪道用に張られたと思われるロープを
過ぎると

ガンバレ岩に再会です。
13年前はデジカメの性能上
岩そのものをを撮るだけでした。
今回はフィッシュアイにて
周りの様子も記録しました。
手前の階段より

ブナの新緑とともに

岩の先の階段

ガンバレ岩の先は雪が残っていて
歩きにくくなってきました。

尸羅場(しらば)跡

明治の初めまで女人禁制で
女性はここまでしか登れませんでした。
雪道が続き
駐車場で車を隣に止めた方とすれ違い
お早いですねと言葉を交わし
ガンバレ岩の続編か?あと
3分

の文字で、脚に力が戻ります。
5分かかって
山頂の立派な避難小屋に

そして
ブナ林から40分で
山頂の薬師堂と三角点到着です。

休んでいる登山者は5,6名でした。
地元の人はあまり長居をしないのでしょう。
関東からと思われるご夫婦の声しか
聞こえません。
それも長くは続かず、静かです。
振り返って
避難小屋越しの南東方向は
妙高・火打と日本海

避難小屋のガラスが
手づくりの特注品のように
妙に歪んでいて、写った
案内板の真ん中が膨らんでいます。

避難小屋の奥には、芝生の広場があり
寝転んで休んでも
180度の風景が楽しめます。

(フィッシュアイにて)
さて、日本海は北東から南西に
広がっています。
北東の柏崎市街・弥彦山方向

南西の上越市街・妙高・火打方向

α6400のパノラマモードで

春の海は青さが綺麗に撮れました。
(左から順に)妙高山・火打山・焼山

その右奥に、うっすらと
コントラストを上げても
白くつぶれてしまい
山の形がはっきりしませんが
雨飾山と白馬三山

遠くに白く浮かんだ山は
日本二百名山の守門岳

緑の中に孤高の存在感があります。
暑くもなく、寒くもなく
風もない山頂で1時間ほど
郷土の風景を楽しみました。
上り:駐車場⇒(1:00)⇒711米峰⇒(1:05)⇒山頂 計2:05
下り:山頂⇒(0:45)⇒711米峰⇒(0:45)⇒駐車場 計1:30
この日の歩数:16,526歩
ワークマンの5本指ソックスのおかげで
テーピングなしでも快適でした。
とりあえず合格です。
もっと長い距離や急坂でどうか
テストを続けます。
珍しい花はありませんでしたが
たくさんの花が咲いていました。
花編につづく

大平登山口~ブナ林☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-05 | 〇新潟100名山(上越)
雪が残る山頂下までの登山道は
わかり易く、道に迷うことはありません。

最初は杉林の林道ですが

すぐに階段が現れます。その後、
粘土質の足型のようなステップがあり

浮いた木の根をまたぎ歩く平坦な道や

寝曲り竹ほどに横に延びる枝をくぐり

450mのところで
赤い距離標識がありました。

山頂までと登山口までの距離が併記され、
ほぼ一定の間隔で設置されていて
おおよその位置がわかり易いです。
その後も色んなアトラクションがあるのか
と思ったら、ほぼ林の中を、
急登の階段で登っていきます。

新緑の森が爽やかで
足元には山野草が色とりどりでした。
花は最後にまとめてご紹介します。
ただ、階段は段差が大きく、
踏み幅に余裕がないので、下りでは
一歩ごとに膝にくるしんどい道でした。
駐車場から50分で二ノ字に到着です。

正面に米山山頂がドーンと見えます。

腰掛けられる角柱が何本か
横たわっているのを横目に
まだ休まなくても行けそうなので
写真を撮り、先に進みます。
このすぐ先で、

尾根を渡る冷たい風が急に強くなり
ウィンドブレーカーを羽織りました。
その間に、
単独登山者1名に追い越されました。
ここまでに、下りてくる人に
何人かすれ違いましたが、
登っていく人は初めてです。
二ノ字から10分ほどで、711米峰です。

先ほど追い越された単族登山者が
ちょうど休んでました。

南から西の方向が見渡せて
真っ白い火打山が目を惹きました。

残念ながら、白く霞んでいて
カメラではα6400でも
クッキリという訳にはいきません。
ここから道はけっこう下ります。

鞍部まで10分ほど
地図によれば道はほぼ真っすぐで
最後の上りはしんどいことを
覚悟しました。
左の尾根がゆったりとしていて
うらやましいです。

この大平コースでは、
それほど大きくない段差でも
木製の梯子がかかっています。

コース保護のためだと思いますが
時々、梯子を避けて地面を登りました。
梯子はちょっと苦手です。
711米峰から20分で
見事な巨木のブナ林に到着です。

ここは
13年前の記憶が鮮明に蘇りました。
(フィッシュアイにて)

駐車場から1時間25分でした。
つづく

大平登山口まで☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-03 | 〇新潟100名山(上越)
2022年の登山シーズンの始まりは
13年前の登った新潟百名山
米山を記録し直すことから始めます。
弥彦山の花を写真に残し始めたのが
2011年ですので、13年前の2009年はまだ、
山に登ること自体が目的だったころで
デジタルカメラも2代目の小型カメラ
キャノンIXYでした。
遠くの山を撮る望遠も、花を大きく撮る
マクロも楽しめる環境ではありません。
2022年から使い始める
2つのアイテムを紹介します。
ワークマンの5本指ソックス

今の登山靴は
靴の中で足の指が遊ぶため
親指と小指にマメができるので
毎回テーピングをして出かけました。
不満解消のため、快適な靴下を探していました。
安価な魚眼レンズとして
TG-5用フィッシュアイ・コンバーター

フルサイズ換算で焦点距離18mmです。
山道をあるいていて今までに何回も、
近すぎて風景が画面に入りきらず
あきらめた写真がありました。
高級で重たい交換レンズが欲しいほど
切実な願望ではなく
写真プリントに行ったキタムラに
中古レンズとして販売されていたので
思わず購入しました。
重さ125gはカメラに取り付けると
ずっしりと感じるのが難点です。
駐車場に向かう山道で
山頂の避難小屋が見えたので
車を止めて写真に記録します。

左が、米山山頂で、右が711米峰です。
少し近づいて

ネットで調べた
3D地図の通りに見えました。

13年前と同じ大平登山口駐車場には
9;30くらいに到着です。

登山口にも車は止められますが
台数が少ないので
ここに止めることにしました。
それと、山道を走るとタイヤが傷んで
何回もパンクした苦い経験からです
米山の歴史を刻んだ石碑があります。

登山口までは
車道をショートカットした山道を
ここから歩いて10分ほど登ります。
紫ケマンの群生

ケシ科の越年草
(秋に発芽して春に花が咲く)
有毒。
すぐに二股となりますが
案内板が劣化して、謎解きのようです。

左がショートカットの道で
右が登山口への林道です。
帰りにショートカットを使おうと
右に進みます。結果として、
帰りにショートカットの道がわからず
往復とも林道を歩きました。

米山薬師堂の階段を左に見て
舗装された道を真っすぐ進みます。

帰りに地元の方が杉の枯れ枝を掃いて
道をきれいにしてくれていました。
5分ほどで、大木を回り込んだ道となり
フィッシュアイの出番です。

何とか、幹の全体が画面に入り
木の大きさが表現できたでしょうか?

2回ほど車道に出て
10分で登山口に到着しました。

車は5台くらい止められるでしょうか。
この日は車1台とバイクが2台
止まっていました。
大きな案内板に
米山の全体図がありました。

大平口からは標準2:30だそうです。
つづく