山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

時間がなくて薬師岳中腹より☆早池峰@日本百名山№65

2024-07-12 | 65早池峰(初夏)
山のシーズンが始まって
どこに行こうか思案していると
入梅してしまい
6月の週末は雨の予報が続きました。
かろうじて晴れ間のある
東北地方で唯一残した
早池峰に出かけることにしました。
新潟からはどのルートでも440㎞あり
休みなしで7時間はかかりますが
走り慣れた日本海側を北上し
河原ノ坊に到着したのは
午後の2:30を過ぎていました。

土日祝日は車の通行規制がありますが
午後1時からは規制が解除されるので
通行は可能です。シャトルバスが
大きいのですれ違いに苦労しますが。
深田久弥さんの
日本百名山より
登山路は岳から川に沿って六粁ほど上った河原ノ坊から始まる。
昔、快賢という僧が早池峰に詣で、ここに一寺を建てて河原ノ坊と呼んだ。
その後、洪水で寺は流出して名前だけが跡をとどめている。
すぐ横の谷川は昔の登拝者が垢離場(こうりば)と称して身を清めた所だという。
河原ノ坊から早池峰に向かう
正面コースは崩落のため通行止めとなっており
小田越コースを往復することになります。
シャトルバスに乗り
小田越までは10分ちょっとです。
小田越には帰りのバスを待つ人たちが
10人以上いました。
この日は早池峰を展望してみたいので
小田越から林道の反対側の
薬師岳への登山道に入ります。

時刻は午後3時になりました。
下りの最終バスが4:12発なので
往復3時間かかる薬師岳の山頂は
あきらめるしかありません。
展望が開ける所まで登れるのか?
自信はありませんでした。
歩き始めは木道です。

木道はすぐに終わり
普通の山道になります。

早池峰のサブルートですが
しっかりとした道になっていて
歩きやすいです。
何組かの下る人とすれ違いました。
小田越から30分で
真新しい標識があり

④ここは標高1450m
と表示されていました。
④とは4合目のことでしょうか?
傾斜がきつくなり
樹木が少し低くなって
早池峰が樹の間から見え始め

小田越から40分で
鉄の2連梯子が現れると
そのすぐ上で展望が開けました。





蛇紋岩の赤い岩肌と草木の緑に
登山道がくっきりと見え
肉眼ではわかりませんでしたが
山頂のオレンジ色の避難小屋も
写っていました。
左の河原ノ坊からの正面コースは
かなりの傾斜で
登山道が崩落し修復できていないことに
納得します。
下りのバスに乗りたかったので
ゆっくりしていられずに
急いで下山しました。
下りは30分で
バス出発の2分前に小田越に
到着です。

河原ノ坊にある
早池峰総合休憩所です。
誰もいませんが、パトロールの人
の車が1台止まっていました。
河原ノ坊の駐車場から
晴れれば、早池峰の稜線が見えます。

土日祝日は
午前5時~午後1時まで
上り・下りともに
一般車両は通行禁止のため
ふもとの岳駐車場まで戻りました。
翌日につづく


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