山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

平標山・仙ノ倉山④-新潟百名山№3-4+

2013-07-04 | 〇新潟100名山(中越)
仙ノ倉山からの帰路
仙ノ倉山を下りて
お花畑の向こうに遠く
やっと
雲の間から見えた
平標山の山頂
 
お花畑から見上げる姿が
一番だけれど
砂を盛ったような
なだらかなカーブを描く山容
遠景もいいですね
仙ノ倉山を振り返ると
その右手に
ゴジラの背中のゴツゴツを
身にまとった
エビス大黒の頭が顔を出しています。
 
何度も振り返りながら進むと
ゴジラの背中が雲に隠れ
ピラミッドのような三角形に
なりました。
 
晴れないから見れた。
晴れていれば気がつかない
かもしれない風景です。
仙ノ倉山とエビス大黒の頭に
はさまれて
万太郎山に続く県境の稜線が
うっすらと見えました。
 
平標山の登りで
縦走してきた女性に追いつき
ここまでの縦走ルートの話を聞き
ついてきてくれたら
越後湯沢駅まで車で送る約束をし
歩きながら
今まで登った山の
思い出話を聞かせてもらいました。
一ノ肩から松手山の下り
松手山から振り返る
<画像消失> 
登りでこのルートがはっきり見えたら
精神的に苦しいかもしれません。
林に入り
ここでも
ギンリョウソウを
見ることができました。
 
女性は
路線バスの時刻まで調べてありましたが
せっかくですから
登山口から越後湯沢駅まで送り
ヘリコプターを呼ばないようにして
楽しんでくださいと
お別れをして
帰路に。
この日の歩数
26,057歩
久しぶりの長い山道でしたが
弥彦山に鍛えられたので
翌日に疲労が残りませんでした。
end

平標山・仙ノ倉山③-新潟百名山№3-4+

2013-07-03 | 〇新潟100名山(中越)
平標山から仙の倉山方向へ
少し下ったところで
昼休みをとった後
真新しいザックを背負います。
あまり期待はしていなかったのですが
今までの
濡れてヒヤッとする感じが
ありません。
このザックも正解でした。
馬の背のような花畑を後にして
仙ノ倉山に向かいます。
花畑の中には
ときどき
違う花も見られます。
ミツバオウレン
 
マイヅルソウ
 
木の階段の下に
ベニバナイチゴ
 
ミヤマキンバイ
 
白っぽい色が混ざっている
1本だけ見つけた
クチバシシオガマ?
 
花を楽しみながら歩けば
次第に近づく仙ノ倉山です。
左から2番目のピーク
 
最後の登り
(帰りの平標山も少し登るけど)
 

仙ノ倉山の山頂にも
10人以上の人が休んでいました。
 
休憩場所から仙ノ倉山まで
約40分です。
また雲で視界はありません。
山頂を通り過ぎて
もう少し先に進むと
登山道が急降下します。
その手前で雲の切れるのを待ちます。
 
足元に
小さな花がいくつも咲いていました。
ゴゼンタチバナ
 
ツマトリソウ
 
スノキorウスノキ
実がならないとどちらか不明
 
コケモモ

30分くらい待ちましたが
望みはかなえられず
縦走してきた
男性1名・女性1名を
お迎えして
帰路につきました。
帰路では
少し雲が引いてくれましたので
山の姿が
少しだけ登場します。
つづく

平標山・仙ノ倉山②-@新潟百名山№3-4+

2013-07-02 | 〇新潟100名山(中越)
松手山(1613.6m)は
平標山への登山道の途中にある
小さなピークです。
この日は
曇っているので先は見えませんが
平坦な明るい登山道が続きます。
咲いている花が
道を進むにつれて変わり
イワカガミ
ミネカエデ
 
シャクナゲ
虫が多く
ここら辺で
防虫ネットを被ることにしました。
視界はそんなに悪くありません。
花も十分に確認できます。
登りが
次第に急になっていき
咲いている花が
高山のものに切り替わります。
ハクサンチドリ
 
コバイケイソウ
 
ヨツバシオガマ
 
ハクサンイチゲ
階段の道を進んでいると
山ガールの歓声が聞こえました。
雲の切れ間から
下界が見えるようです。
傾斜が緩んで一ノ肩へ。
 
写真中央のグループは
大学のOB会だそうです。
若い女性が
虫に悩まされているようなので
防虫ネットの予備を
たくさん持って来ればよかったと
残念な気持ちになりました。
この小ピークの先で
平標山の山頂が見えました。
 
 
休まずに登りましたが
花の写真に時間を取られたので
平標山頂まで
2時間30分
前回とほぼ同タイムでした。
雲で何も見えないので
休まずに
仙ノ倉山方向の
お花畑に向かいます。
進む方向の
仙ノ倉山は雲で見えませんが
足元のお花畑は
霞んで幻想的な雰囲気です。
この日の花畑に
たくさん咲いていたのは
ハクサンイチゲ
 


ハクサンコザクラ
 
*
 
チングルマ
ハクサンコザクラの写真に写っている。
チングルマは終わりかけで
白い花びらが散って
黄色い花のように見えます。
オノエラン
たくさん咲いていたので
つい写真撮り忘れました。
前回休んで昼食にした木製デッキで
今回も早めの昼食にしました。
何しろ
雲で視界が利きませんから
もう一つの目的
谷川岳方向の縦走路を見るための
時間稼ぎも兼ねています。
つづく

平標山・仙ノ倉山①-@新潟百名山№3-4+

2013-07-01 | 〇新潟100名山(中越)
休みになると雨という悪循環から
開放され
6月遅くに谷川連峰の西端
平標山(1983.7m)に
登りました。
初めての2000m級として
数年前に登って
今回が3回目になります。
8月>10月>6月
初めて花の多い時期に登りました。

自宅から近く
早めに到着したので
駐車場の車はまだ半分以下です。

今回から増えたり変わったりした
アイテムが3つあります。
ザックが壊れたので
軽くて
背中が涼しい日帰り用のもの

五頭山で欲しいと思った
防虫ネット
車のタイヤをエコタイヤに
タイヤは
車の直進性が増し>正解でした
残りの2つはこれから答えが出ます。
7時35分出発
今のところ空は曇っていますが
天気予報で
湯沢町の日中は晴れ
に期待しています。
登山口は草が刈ってあり
歩きやすいようになっています。
 
その分
花は期待できませんが
所々に
弥彦山ではよく見かける花が
咲いていました。
写真は気に入ったものだけにします。
ヤマツツジ
アカモノ
黄色いニガナ
(タカネニガナ?)
 
タニウツギ
エンレイソウ
ツクバネソウ
ガマズミ
鉄塔を通過

今日は花の写真を撮りながら
進んでいるので
ゆっくりですから
休まないで行きます。
5-6人のグループが休んで
お腹を満たしていました。
朝ごはんでしょうか?
地元の花はまだ続きます。
カラマツソウ
シオデ
マイヅルソウ
クサイチゴ
ウラジロヨウラク
 
少し見慣れぬ花が見えます。
ツマトリソウ
 
ベニサラサドウダン
 
昨夜の雨が水滴になって
花を潤しています。
その分
登山道は水を含み
足を下ろす場所を選びながら
進みました。
松手山が見えてきました。
このあたりからしばらく
高い木が少なくなり
虫が多くなりました。
足元は
アカモノがびっしりです。
 
雲は相変わらず晴れませんが
少し明るくなってきた気がします。
 
松手山まで
1時間40分かかりました。
山頂は広くないのですが
10人くらい休んでいました。
さすがに
人気の花の山です。
今までとは
登山者の数が違います。

つづく