山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

冬の貴重な青空2015.2@弥彦山№313

2015-02-21 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
新潟の貴重な青い空が
誘っているかのようで
今年初めての弥彦山へ
裏参道の駐車場は満車でした。
雪は見当たりませんが
山のひんやりとした空気が
久しぶりのアウトドアの感覚を
よみがえらせます。
本日はカメラの小道具のお試しですから
山頂まで登りません。
PLフィルターを装着した標準レンズで
通行止めの弥彦山スカイラインから
残雪の山頂を撮りました。

空はもともと青かったので
その通りに写りました。
この日は遠くの山までクッキリと
見ることができました。

米山

妙高山・火打山

北アルプス

遠くを撮る写真は
マニュアルでピント合わせです。
光学ファインダーのないカメラなので
晴れた日は特に
ピント合わせがうまくいきません。
花は咲いていました。
日当たりのよい場所で
雪割草
いつものリコーの花用カメラで

クローズアップレンズ№3を2枚付けて
50mmレンズ絞り2.5-1.8

近接撮影も絞りが開放値に近いと
ピント合わせに苦労します。
ソニーEマウントでは
明るいマクロレンズがないので
工夫しながら花を撮っています。
今回の組み合わせで撮った写真は
ボケの使い方がまだ適正ではありませんが
うまくコントロールできれば
高級なレンズに負けない
写真が撮れそうです。
花は少なく
冬の山らしい弥彦山でした。
小道具が多いので
写真撮影が手間取って
時間経過とともに水蒸気が上がり
お昼近くになったので
撤収しました。
帰りの信濃川の土手から
飯豊連峰・白山・粟ケ岳・守門岳
東の白銀の山々がきれいでした。
冬の山は美しい。
これは
まぶたのシャッターだけにしました。
そして
家に帰って気がつきました。
今までで一番美しいふるさとだったと。
end

弥彦山@300回記念 2014-2 冬景色

2014-03-01 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
中学校の古文で必修の
清少納言の枕草子は
春はあけぼの(明け方)で始まり
・・・
冬はつとめて(早朝)
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
と続きます。
1000年以上昔のことですから
言葉も人の心も
移り変わるのは自然のことだと
思います。
遠い昔の生活をしのぶことができる
タイムマシンみたいなものでしょうか。
寒い朝に
1日の準備のために
まず火をおこす
森や樹木と共存した時代から
今は遠ざかってしまい
ボタンを押せば暖かくなる
便利な時代になり
カタカナ語が多くなりました。
雪のある山に行くと
そんな昔の生活がしのばれる
人間も自然の一部であることを
思い出させてくれます。
回数を重ね
300回も登った弥彦山は
今年
小雪で登りやすく
しかも
雪が絶えない
白い冬を満喫できる
とても気持ちの良い場所になりました。
表参道
時々見かける
目の細い雪だるま

よいお顔をしています。
8-9合目の
たっぷり雪のついた道に
スパイク長靴の足跡

弥彦山山頂から
ロープウェー山頂駅のある鞍部の先に
もうひとつのピーク
多宝山を見る

裏参道
信濃川の大河津分水の河口から
別荘群越しに見る
青空に白い弥彦山

別荘からは
夕日がきれいに見えるのでしょう。
初めて見た
雪で入りにくい真っ白な駐車場

見つけたふきのとうも
雪の下
能見平のすぐ下にある
いつもはきつい
段差のある階段も

雪で歩きやすく
歩数カウンターも
いつもより少なくなります。
白いハイウェイ

裏参道9合目の
まったりとした雪の道

時間は止まってくれません。
春の芽吹きは始まっています。
雪の山で遊べるのも
あと少しです。
今の新潟は
インフラも整備され
四季が楽しめるという意味で
住みよい場所になりました。
end

弥彦山 2014-2∽田んぼに群れる白鳥

2014-02-04 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
今日は大雪警報の寒い夜ですが
ほんの少し前の
暖かい日のことです。
今年初めて海側の登山道で
弥彦山に登ってみました。

9合目まで
登山道に雪はありません。
天気が下り坂なので
視界全体に薄くモヤがかかっています。
ここから上は所々で
足が雪を踏み抜いてしまう
歩きにくい道になります。

まず咲くマンサクも
まだ咲いていませんでした。
ふもとの駐車場付近で
やっと見つけました。
今年の花1号。
フキノトウ
キク科の多年草
フキの根茎から生え出る花茎のこと
わが国最古の野菜のひとつ

小さいけれど3つが
片寄せあって生えていました。
冬の長い雪国では
この香りと苦さが
一層引き立ちます。
ツバキ
ツバキ科の常緑樹
北海道を除く日本全土と
中国・朝鮮半島に分布する

おしべの花糸が白いので
ヤブツバキでしょう。
弥彦山では何故かあまり見かけません。
おまけに
フデリンドウの芽生え

弥彦山に行く途中で
今年の新潟は暖冬なのか
田んぼに雪がなく
白鳥の群れが白く目立っていました。

あいにく
望遠レンズを持たないで出たので
近寄って脅かすわけにもいかず
ショボイ写真になってしまいました。
限界まで近寄ると
白鳥は首を伸ばし
警戒しているのがわかります。

一番左の白鳥が羽ばたくタイミングで
撮りましたが
ゆっくり時間をかけないと
いい写真は撮れません。
我関せずの若者が
自転車で白鳥のすぐ横を通り過ぎ
5羽くらいが飛び立つ場面を
取りそこねたのは大失敗でした。
鳥で思い出すのは
以前
車の前を横切るキジも見ました。
一瞬の出来事で
青や紫に輝く羽根の色に
目がくらみました。
地方では高齢化で
だんだん人が少なくなり
豊かな自然に回帰するのでしょうか?
end

今年初めて詣でる・無風の冷気2014@弥彦山№292

2014-01-16 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
長引いた風邪もようやく完治し
忙しい中にも
晴れた日には
遠い春を感じることができる
余裕が出てきました。
受験勉強も終盤になり
志望校の最終決定で
すでに悲喜交々の1月です。
里の雪は去年と同じか
少し少ないくらいでしょう。
弥彦山は見上げれば
白く輝いていました。
1合目付近

雪は少ないのに
溶けかかった雪が凍りつき
足元が滑る厳しい状態でした。

風はないのですが
冷たい空気が頬を通り過ぎ
張り詰めた心地よいテンションを感じました。
今年買ったニューアイテムを装着し
グリップ力を上げます。
3合目の上

この辺りからは
人に踏まれた圧雪ですが
表面は雪なので
つるつるではありません。
5合目の上

雪崩れて
危ない場所ですが
まだ普通に歩けます。
6合目の橋

雪が多いときは
積もった雪が踏まれて
歩く道の高さが
欄干の辺りまでになります。

写真の右下に
弥彦山で今年初めて見た
雪だるま
9合目の上

階段の形跡が見えます。
多くの人が踏んだ雪が
広い道になっています。
その横にウサギの道もありました。
山頂へ

青空も見える
穏やかな冬の日
こんな日が貴重な新潟です。
晩秋よりも多くの登山者が
弥彦山を登ります。

この日
大活躍のニューアイテムは
こちら

普通の長靴のグリップ力が
大幅に向上しました。

登山靴にも装着可能のようですから
軽アイゼンの代わりに
なるかもしれません。
1000円で買いましたから
1シーズンもってくれれば
うれしいのですが
できるだけ多く使ってみて
冬シーズンの終わりに
耐久性の報告をいたしましょう。
end

弥彦山6 2013-2

2013-02-16 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
2月に入り
暖かくて日差しのある日も
周期的にやってくるようです。
今週の弥彦山は多めの雪で
木に花が咲いたように
白く輝いていました。

弥彦山の冬は
晴れた日になると
皆さん待ちかねたように
大勢の常連さんでにぎわいます。
今年の雪は今のところ
去年のような大雪ではないので
楽チンです。

山頂の様子

山の名前の入った石も
綿帽子をかぶっています。
雪に覆われた長い冬に飽きたので
本屋でつい買ってしまいました。
花の百名山

1冊2200円
2冊で4400円
消費税220円
ちょっと高めだったけど
登山コースのどこにどんな
花が咲くのかが書いてあったので
思わず買ってしまいました。
花の調査に手間がかかっているから
しかたがありません。
今年は
日本百名山の既に登った山も
花の百名山として
登り直してみたいと思いました。
花の季節は短く
夏は生徒さんが夏休みなので
忙しくなるかもしれませんが
早く春が来ないかな~
end

穏やかな日に遅い登り初め2013@ 弥彦山№241

2013-01-20 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
新潟の冬は
鉛色の雲が名物で
高い確率で見ることができます。
それでも穏やかな薄日が射すと
出かけたくなります。
去年から冬の弥彦山も
楽しむようになりました。
今年はこの日が1回目でした。
弥彦神社からの登り
0合目から見上げると
まだ雪の中に葉の緑も見えます。

去年は大雪で
雪崩の危険があり
いつもの道が通れませんでした。
その危険地帯(5~6合目)は
この日は
雪を整備してくれた人がいて
スムーズに通ることができます。

感謝
登るほどに雪も深くなり
8合目から9合目を見上げれば

9合目にあるレストランは
冬休みに入りました。
3月中旬に再オープンだそうです。
雪だるま発見

お顔の表情が穏やかです。
9合目から山頂へ向かう階段の道も
今のところ
去年ほどの雪はありません。
もちろん階段は雪ノ下。
翼をつけた小枝

白いひげの幹

デコレートされた鳥居の文字

対照的に
穏やかな海

西方向の海は
黄金色に染まっていました。
この日は肉眼ではうっすらと
佐渡の山脈の雪が見えました。
今年が
よい年になりますように。
end

至福の童心がえり 豪雪弥彦山 2012冬

2012-02-14 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
登山道に雪のある弥彦山を登るのは
経験がありますが、
これほどの積雪で登るのは初めてです。
仕度はいつもの通り。
防寒具を多めにしたので、
バッグを背負います。
足元は長靴。
長靴隊に入りました。
何故か、下りが楽なんです。
登っている途中
姿勢を安定させるため
雪をつかんだり
抱きかかえたりしていたら
何も考えず
ただ雪と格闘していた
子供の頃の雪遊びを思い出しました。
最近の子供は
雪が降ってもあまり外で遊んでいません。
少子化で一緒に遊ぶ仲間が少ないのでしょうか。
それとも
他に面白いことがたくさんあるから、
雪遊びも1日で飽きるんでしょうか。
寂しいですね。
それでは、
豪雪の弥彦山の写真をいくつか
ご紹介します。
4合目の少し上

みごとなV字谷と
オブジェのような鉄塔群

5合目からは
なだれの危険があり、
裏ルートの尾根道へ。
*
雪がないと岩場にロープという
ハードなコースなんです。
雪があるおかげで
足場が確保できるので、
少しは楽になります。
それでも汗だくで登りました。
8合目から豪雪の越後平野

9合目
雪に埋もれた案内板

一瞬
ベンチかと思われます。
雪が2m以上あるということです。
 
9合目
佐渡は雪に覆われた山脈に
雲がたなびき
印象深かったのですが、
上が切れてしまいました。


山頂
雪で少し標高が高くなったようです。

豪雪の越後平野
南のほうは霧でしょうか。

雪の世界を楽しみましょう。
end

弥彦山から見た佐渡島の金北山と日本海 2012冬

2012-01-19 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
新潟でめずらしく晴れた冬の日に
カメラを持って出かけました。
レンズを何本も入れると
バッグが重いんです。
 今までの最高の天気という訳でもないので、
あまり期待していなかったのですが、
佐渡が
これまででは一番きれいに撮れたので
アップします。
<こちらが佐渡島>
左上の白い山はドンデン山でしょうか?

<そして雪化粧した金北山>

奥が大佐渡山脈で、
手前が小佐渡山脈です。
佐渡には何回か行きましたが、
メインは海・海の幸でした。
今度は山をメインに行ってみたいな。
おまけ
<弥彦山名物のうさぎ>

遊び心タップリ
ウサギ以外は
<NEX-5 zuiko 200mmF4>
 *
おまけのおまけ
<霧氷>

寒さが身にしみる

<波紋>

冬の日本海も静かな時がある
end

2012冬 点描@弥彦山№204

2012-01-08 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
新潟の今
弥彦山の写真
子供の頃より
四季のはっきりした新潟が
好きになりました。
電信柱

少し日が射して明るい
9合目から
風が強くなった

雪庇の上の雪を吹き飛ばす
顔に当たると一層冷たい
山頂にて
新潟のわずかばかりの青空

山の天気は変わりやすい
9合目に戻って
冬の日本海・田ノ浦

夏と違い
建物が健気に見える
4合目に戻って
登るときにはなかった
雪だるま

ちょっとだけ冬景色に
お付き合いいただき
ありがとうございました。
冷たい雪
が射すとキラキラして
いいものです
end

弥彦山の花 山野草入門

2011-11-27 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
今日は
弥彦山の山野草について
少し紹介します。
名札を見つけたものの一部を
写真に撮ってみました。

*

*

*

*

同じくアキノキリンソウ

*

センボンヤリのその後

*
野菊(関東嫁菜?)

∨ 
名前にナギナタと槍はおもしろい
形状からつけたみたいです。
* 
弥彦山・国上山エリアの
トレッキングガイドにある花は
ほとんど見れていません。
主目的が違ったので、
しかたありませんが。
end