山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

お釜deカモシカ@草津白根山 日本百名山№23

2013-07-09 | 23草津白根山(春)
深田久弥さんの
日本百名山より
草津白根山は絶頂を極めて快哉を叫ぶといった山ではない。
顕著な頂上らしきものもない。火口をめぐり一高一低の稜線が
連なっていてその最高点が頂上とは言うものの、この山の特色は
頂上よりもむしろ断崖をなした火口壁や火口湖の妙にある。
火口湖は三つ並んでいて、中央の一番大きいのは湯釜と呼ばれ
白濁した碧色の水をたたえている。その色が実に美しい。
その当時は
湯釜を一周できたようですが
今はガスが多いので
遠くから眺めることしかできません。
そして
草津白根山と本白根山も
その山頂に立つことはできません。
これが
俗っぽくなるのは避けられないという
深田さんの杞憂に対して
山が考え出した
解決策なのかもしれません。
白濁した碧色の湯釜

遠くからしか見れないけれど
言うことなし
左から
本白根山の山頂・から釜・展望所

反時計回りが基本みたいです。
皆さん同じ方向に回っていました。
一方通行ではないようですが。
本白根山展望所の先に上州の山々

梅雨時ですから
霞んでいます。
展望所の大きな岩を見上げると
この日も?
ツアー客を乗せたバスが多く
関西弁風の中高年女性たちが
かしましくおしゃべりをしていました。
(国籍は日本だが出身地は不明)
聞いていないのに
声が大きいので
聞こえてきます。

クラブツーリズムは1部のツアーだから
ウェアがカラフルだし
列がきれいな等間隔で
おしゃべりもしない
わたしら2部だから
列はバラバラでおしゃべりし放題

展望所で昼食をとり
団体さんをやりすごして
少し静けさが戻りました。
浅間山から湯の丸山まで
山のテッペンは雲に隠れています。

草津からはクッキリではありませんが
他の山が見えますから
よしといたしましょう。
穏やかな散歩道



この日の主役は
カモシカの親子です
 
から釜の中央でのんびりと
食事中
みんなの注目の的でした。
鏡池のほとりに
カラフルなツアー客が
静かに休んでいました。

絵になるツアー客は初めてです。
草津白根山越しに見える横手山山頂
 
写真左の
レストハウスから上る道は
立ち入り禁止でした。
来る途中・帰りの道中の景色に
つづく