山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

穏やかな日の弥彦山 2012晩秋

2012-11-23 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦神社の菊祭りも
もうじき終わります。
今年の菊祭りはほとんど雨で
残念な祭りになりました。
こういう時は
寺泊の魚のアメ横が
にぎわうそうです。
屋根のある場所は
天気に関係ありませんから
来年こそ
よい天気に恵まれますように
雨の合間に弥彦山に登りました。
それでも途中で
雨に降られましたけど
<多宝山と越後平野>

*
今年一番の花photoご覧ください。

草むらの奥にひっそりと咲く
センブリ
日差しがスポットライトのように
花を照らしていました。

山頂から柏崎方面の日本海

この日は
風もなく穏やかな日本海です
7合目から
紅葉で有名なモミジ谷

5合目付近で
ほんの少し日差しが射して
まだ紅葉が残っています

国上山と信濃川
ふもとの里の風景

空気が湿っているので
写真では遠くが白くなってしまいましたが
肉眼では真っ白な山も
新雪の飯豊連峰?
写真ではよく見えませんが
日が射して真っ白に輝いていました

もうじき来る
冬の仕度が続いています。
end

ゆっくりと散策したい尾瀬沼と大江湿原 (燧ケ岳の帰り)

2012-11-11 | 22燧ケ岳(秋)
燧ケ岳の長英新道を下りて
尾瀬沼の3本カラマツ到着が
午後3時になりました。
ガイドブックと
逆廻りのルートを選択したので
時間がオセオセなのは
仕方がありません。
山から下りて
その山を下から眺めるのも
自分の歩いた道が
どうなっているのかが分かり
楽しみの一つです。
ましてや
ここは観光地の尾瀬です。
写真スポットも数々あります。
3本カラマツを真下から
画面いっぱいで

秋の小川

黄葉の3本カラマツと燧ケ岳

撮影スポット
長蔵小屋から燧ケ岳

こちらからはミノブチ岳が主役みたいです。
ピークが4つもあるので、見る方角から
山容がおおきく変わるんですね。
それでは
時間もないので
帰ることにいたしましょう。
大江湿原とお別れの3本カラマツ


沼山峠のバス停まで
緩やかな上りですが
疲れた体にはこたえましたが

それでも、がんばって
4時のバスに乗ることができました

国道352号線はしだいに
暗闇に変わり
前の車に必死でついて
家に着いたのは
8時をまわってしまいました。
本日の歩数:26181歩
ずいぶん歩きました
おまけ
至仏山からの燧ケ岳

end

足元に秋色の尾瀬ヶ原 燧ケ岳 日本百名山№22

2012-11-10 | 22燧ケ岳(秋)
まないたぐら(俎嵓)から
しばやすぐら(柴安嵓)まで
下って登る
時間にして片道20分。
 
間近に見るピークと
360度の絶景が
いろんな形に切り取られたり
貼り付けられたり
楽しみは尽きません。

しばやすぐら(柴安嵓)の
山頂を示す石柱

山頂は意外と広いんです。
皆さん思い思いのところで
くつろいでいます。

それとお楽しみは
秋色の尾瀬ヶ原

至仏山の左に武尊山
その少し下の左端に
アヤメ平も写りました。


深田久弥さんの日本百名山には
ここから見る燧ケ岳が
一番だとありました。
まだまだ見なければならない所が
多いようです。
日帰りなので
下りは長英新道で
尾瀬沼ビジターセンターを
目指します。
本当は
初めての山は往復同じルートが
安心ですが、いきなり
岩場の急斜面にタジタジです。

 
しかし
程なく景色のよい山道になり
ミノブチ岳に到着。
まないたぐら(俎嵓)を振り返ると
時間がかかった岩場が
その左に白く見えます。

尾瀬沼が近くなり
再び絶景が広がります。

正面の一番奥に日光白根山
左の奥の山頂が平に見えるのが
日光男体山
沼尻をアップで

ミノブチ岳からは左に折れて
林の中に突入します。

ふつう林の中も
それなりの楽しみはあるのですが
あまりにも
絶景があふれていたので
花も枯れ果て
時間に追われて
ひたすら距離を歩く
下りになりました。
遠回りして損したかな
と思ったのに
視界が開けるといきなり
三本カラマツ
有名ですよね。

1週間前のkimichanのブログでは
まだ緑っぽかったので
黄色く色づいたカラマツが見れて
なんだか得した気分です。

山頂からここまで
2時間かかりました。
急斜面はまないたぐら(俎嵓)の
すぐ下だけなんですが、
だいぶくたびれています。
絶景はつづく

和田小屋まで・・・苗場山@もういちど日本百名山

2012-11-08 | 09苗場山(夏・秋)
苗場山は
9番目に登った日本百名山で
5年前の7月のことでした。
とても暑い日でしたが
平坦な山頂に吹く涼風に
高い山に登ったという充実感を
覚えています。
休みの日になると天気が悪く
紅葉には1ヶ月以上遅くなりましたが
秋晴れの日に再び
ご近所の名峰・苗場山に向いました。
魚沼駒ケ岳の反省をふまえて
午後の暑さに備えて薄手のウェアと
出発前に消炎鎮痛剤で
筋肉痛の予防をしての出発です。
車で移動中に夜が明けて
山が赤く染まってきました。

11月は晴れが続いたせいか
魚沼駒ケ岳の日よりも
薄く霧がかかっています。

この日のリコーの花用カメラは
好調でした。
車で国道17号線から
みつまたスキー場に入り
その上にあるかぐらスキー場まで
長い山道を標識もなく
心細くなるほど長い時間を走り
和田小屋の手前にある
登山者用駐車場に着きました。

5年前と同じ
和田小屋が5合目の
最短登頂の祓川コースです。

この日の先客は10台くらいで
登山口を示す標柱の左にある
トイレは既に冬季閉鎖され
使用できません。
出発は7:30
今回は
登山口を示す標柱からの山道に入らず
足元が平らな車道を
和田小屋まで上ります。

下りも
草が枯れた土の上を歩けば
楽に下りることができました。
和田小屋まで25分です。
人工降雪機やナイター照明などの
スキー場の準備は整いつつあり
ゲレンデ整備の赤い雪上車が
チェーンを付けてくれるのを
待っています。

この先は
ゲレンデ右にある登山道に入り
林の中を進みます。
ゲレンデに見える先行のご夫婦とは
下りまで所々で
声をかけていただきました。

案内板には
登山道整備のお知らせがありましたが
もう完成しているのだと思います。

5年前と比べ
木製階段や木道が整備され
随分、登りやすくなっていました。
帰りに撮った和田小屋

つづく

熊沢田代と燃える会津駒 燧ケ岳 日本百名山№22

2012-11-07 | 22燧ケ岳(秋)
広沢田代からの急な登りを
20分くらいで高度が上がり
振り返ると
会津駒ケ岳の山頂が
姿を現します。

まわりの紅葉の山々を従えて
堂々とした山容です。
さらに高度が上がると
どんな風に見えるのか
自然と歩みが速まります。
熊沢田代の手前の小さな林の奥に
まないたぐら(俎嵓)?が見えました。


燧ケ岳は
どこから見るかで形を変える
それなのに
独立峰の広い裾野をもつ
不思議な山です。
広沢田代から熊沢田代まで
30分で到着しました。
熊沢田代は
真ん中がくぼんでいて
池が二つあり
その真ん中を

木道が伸びています。


ちょうどひとり 登山者が休んでいました。
風もなく穏やかな晴天で
時間があれば
私もゆっくりしたい所です。
周りには
紅葉の山がいっぱいです。
特に気に入ったのが

平ケ岳のまっすぐな稜線

写真一枚では入りきりません。

水面に映る青空と 紅葉の山が美しい。

ここから1時間

崖を横切ったり
雪解け水が通る沢のような道があったり
足元は岩が多くなり
山頂は岩山なのだろうと
想像しながら登ります。
このルートのよいところは
振り返れば

奥会津の山々が励ましてくれます。



山が燃えています。
それに
通ってきた道のりが
ほぼ丸見えです。
山頂に近づくと
涼しいはずです。

霧氷がお出迎え


ゴツゴツした岩ばかりになると

その向こうに 初めて見る尾瀬沼

燧ケ岳の山頂は
しばやすぐら(柴安嵓)ですが
まないたぐら(俎嵓)にも
が建っていました。

御池駐車場の登山口からここまで
230かかりました。
深田久弥さんが登った日のように
きょうも快晴です。
つづく

やっと会えるあこがれの 燧ケ岳 日本百名山№22

2012-11-03 | 22燧ケ岳(秋)
10月中旬
国道352号線が開通したので
燧ケ岳に日帰りしました。
標高2356m
関東北部と東北地方で
日光白根山に次ぐ高さです。
尾瀬は3回目です。
山の鼻や牛首から見て
堂々とした山の姿と 
少し変わった頂上付近の形
 遠くから見てもすぐわかる山。
もっと早く来たかったのですが
国道が1年以上通行止めで
開通の事前情報を入手する方法もなく
 いたしかたありません。
最近お気に入りの
kimichanのブログで
開通したことを知りました。
奥只見湖の銀山平付近で
早朝の景色を楽しんだ後
この国道は
奥只見湖の湖面に沿って延々と
曲がりくねっています。
その上に
災害復旧工事が未完了のところも多く

アップダウンも繰り返します。
例えるなら
ミニジェットコースター。
 運転手は曲がりや上下動を
予測できるからまだよいのですが
同乗者はたまりません。
1時間ほどの運転技能講習は
県境を越えるあたりで
突然終わりました。
ご褒美は
畑の向こうに
燧ケ岳のシルエット

待ってましたという感じです。
思わず車を降りて
写真を撮りました。
程なく御池の駐車場に
9:00ちょうどに到着しました。

車は

3分の1くらいの入りだと思います。

紅葉も終わりに近づき

国道の開通も10月になったので

新潟からの車は少ないようです。

ナンバーはほとんど関東方面でした。

バスに乗って沼山峠から入るのが

ガイドブックのお勧めでしたが

最後の最後まで迷って、逆廻りの

熊沢田代経由で直接山頂を目指します。

山頂に早く着きたいの気持ちが

勝ってしまいました。

時間と体力は消費してしまいますが。

駐車場奥の登山口から

9:24出発



里山のような紅葉の道は

すぐに終わり

燧ケ岳山頂の標柱が現れ

それを左に曲がるとすぐに

急な登りが始まります。


樹林帯の中の石や階段の急な登りを

30分で、さっと視界が広がりました。

広沢田代です。


草紅葉の真ん中の木道の両脇には

池塘やハイマツが

目を楽しませてくれます。



思わずたくさんの写真を撮りましたが、

お楽しみはまだまだ続きました。

正面の林を登るのですが

その始まりは凍っていました。


階段が滑ります。


つづく