揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
脚力回復のため
久しぶりに弥彦山に登りました。
花は少なかったのですが
目立つところに
アヤメが咲いていました。
*
342回目にして初めての
アヤメ
アヤメ科の多年草
アヤメは
水辺ではなく地面に咲くので
こんな尾根道でも大丈夫なんでしょうか?
1株だけのようなので
誰かに連れてきてもらったのかも
知れません。
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以前に花が落ちた後に見た
イチヤクソウ
今回はツボミです。
回数を重ねても
花が綺麗なタイミングに
出会えないなんて
弥彦山では稀少種なんです。
あまり日が当らないところだったため
葉の裏は赤い色をしていました。
*
1週間後にもう一度
様子を見に行ったら
咲いていてくれました。
イチヤクソウ
ツツジ科の多年草
たった1株で
下向きの白い花は
上品で控え目な印象でした。
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他にも咲いていた花で
カメラが換わったので
以前よりもきれいに撮れたかなと
思えるものを
いくつか掲載します。
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タムラソウ
キク科の多年草
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サイハイラン
ラン科の多年草
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シモツケ
バラ科の落葉低木
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シロバナヘビイチゴの実
毒はないし
甘酸っぱくていい香りだが
おいしくないらしい。
山頂近くで大量に
売れ残っていた。
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end
新潟も
スカッと晴れない梅雨らしい日が多く
花に日が射すとうれしくて
カメラを向けてしまいます。
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ノイバラ
別名:ノバラ
バラ科の落葉低木
日本各地の山野に普通に生える
茎は高さ約2m、枝は伸びて先は垂れ
鋭いとげがある
1本の木にたくさん花をつけ
花は終わりかけて色が変わっても
しがみついています。
似た花が多く
花の名前を探すのに手間取りました。
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シロツメクサ
マメ科の多年草
ヨーロッパ原産で別名オランダゲンゲ
通常はクローバーの名で呼ばれている
どこにでも咲いているから
あえて載せなかったのですが
よく見ると
複雑な形で微妙な色加減でした。
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雪国植物園にあった
ムラサキツメクサ
マメ科の多年草
ヨーロッパ原産
シロツメクサと色が違うだけでなく
大きさも一回り大きく
頭ひとつ抜け出して
目立っていました。
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モミジイチゴ?の実
オレンジ色の実が
逆光に光っていたので撮りました。
同じような実が多く
葉の形を撮り忘れたので
違う種類かも知れません。
もう一度出かけることになりそうです。
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ツルアリドオシ
アカネ科の多年草
(再掲載)
産毛まではっきり撮れたので
植物図鑑の写真を入れ替えます。
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ヤマブキショウマ
バラ科の多年草
(再掲載)
これも珍しい花ではありませんが
遠くでスポットライトを浴びて
葉の色も趣があります。
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アザミ
キク科の多年草
(再掲載)
春のアザミは
ほとんどノアザミだそうです。
咲き始めで初々しく
くっきりした写真が撮れたので。
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トレーニングのつもりで
登っていますが
平凡な花も
ドキッとするほど
きれいに見えるときがあります。
あなどれません。
end
新潟は梅雨入りしてから
天気予報は曇りや雨なのに
けっこう晴れ間もあって
割と快適な気候です。
畑のサヤエンドウの白い花が終わり
きゅうりの花が咲き始め
ほうれん草は食べられるほど
大きくなりました。
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弥彦山の水辺に
1年前の今頃にも咲いていた
ミヤマヨメナ
キク科の多年草
日本固有種であり
本州から九州に分布し
山地の林の中に生える
ミヤコワスレの原種とされる
淡い紫色の花が水辺によく合います。
花が全開していると
もっと早く
ヨメナの仲間と判ったでしょう。
1年間のお蔵入りでした。
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エビネ
ラン科の多年草
各地の山林などにごく普通に生じる
環境がよかったのか
すくすく育って
30cm以上の大株でした。
花は複雑な形をしていますが
終わりかけで
うまく花のアップが撮れませんでした。
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ケキツネノボタン
キンポウゲ科の多年草
路傍や溝の脇などの湿地に生える
痩果は金平糖の形になる
野原に生えて
葉がボタンににていることから
この名がある
茎に毛が見られたので
ケキツネノボタンにしました。
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クロバナエンジュ
別名:イタチハギ
北米原産のマメ科の落葉低木
日本へは大正時代に渡来し
砂防用に植栽された
スカイラインのすぐ脇に
たくさん咲いていました。
電波塔のメンテナンスの時
作業用の車が止まるところです。
色が濃いので目立ちます。
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オオキンケイギク
北米原産のキク科の多年草
繁殖力が旺盛で
在来種に悪影響を与えるため
特定外来生物に指定され
除去活動を実施した自治体もある
弥彦山へは
クロバナエンジュと一緒に
侵略してきたようです。
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ガマズミ
スイカズラ科の落葉低木
材は堅いが小さいので
つまようじなどをつくる
以前の写真より
きれいに撮れたので
インデックスの写真を差し替えます。
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弥彦山の花インデックスが
とうとう
200種を超えました。
end
前回入りきらなかった弥彦山
6月中旬の白い花を含め
その後の花をまとめてみました。
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行く度に
見たことのない花や
もっときれいに撮って欲しいという花などが
出迎えてくれます。
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ギンリョウソウ(銀竜草)
イチヤクソウ科の多年草
腐生植物
東アジアの温帯に広く分布する
山地の暗い林下に数本ずつ生える
根の他は全草が白色であるが
乾燥すると黒くなる
葉のつき方が竜の鱗のようで
体全体が白いためこの名がついた
別名ユウレイタケ
<腐生植物>
葉緑素を持たないため
死んだ生物や排泄物から
必要な有機物を受けている植物のこと
弥彦山のユウレイタケは
奥ゆかしいのか
1本立ちしていました。
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ヤマボウシ
ミズキ科の落葉高木
日本各地で普通に見られる
花序全体を4枚の大きな白色の包葉が包み
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ギボウシ
ユリ科の多年草
東アジア特産であるが
150年くらい前から
ヨーロッパでも栽培されている
若い花序の形が欄干のギボシに似ることから
この名がついた
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ツルアリドオシ
アカネ科の常緑多年草
東アジアに分布し
日本では各地の山地の木陰に生える
花は2個ずつ並んで咲く
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ドクダミ
ドクダミ科の多年草
アジアに広く分布し
日本でも本州・四国・九州で普通に見られる
花びらに見えるのは総苞である
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ホオズキ
ナス科の多年草
アジア東部に広く分布し
日本でも山地にまれに生えるが
通常は観賞用として人家に栽培される
誰かが遊んだ名残でしょうか?
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シモツケ
バラ科の落葉低木
アジア東部に分布する
日本では各地の山地に自生する
栃木県で最初に見つけられたため
下野の名がついた
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<虫>
大量発生のため
注意報発令中
end
毎年のことですが
梅雨入りしてから
数少ない休みの日がいつも雨で
遠出する気になれません。
晴れていれば
雪が融けて花も咲く
いい季節だと思うのですが
この雨がないと
夏に水不足になるから
しかたありません。
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6月の弥彦山から
今年一番の佐渡が
クッキリと見えました。
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何故か
気の早い葉が紅く染まっていました。
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ノギラン(つぼみ)
ユリ科の多年草
日本各地の日当たりのよい草地に生える
花は穂状の総状花で
淡黄赤色という
なんとも表現しづらい色らしい
以前見たときより
つぼみが膨らんできましたが
まだ花は咲きません
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ナワシロイチゴ
バラ科の落葉低木
アジア東部に分布し
日本では原野や路傍に普通に見られる
花が平らに開くことはない
果実は赤熟し食べられる
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ウツボグサ
シソ科の多年草
北半球の温帯に広く分布し
日当たりのよい山野や草地に
普通に見られる
名前は
花穂が弓矢を入れるうつぼに似ているから
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エゾアジサイかヤマアジサイ
ユキノシタ科の落葉低木
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ウリノキ
ウリノキ科の落葉小低木
日本各地の山地で普通に見られる
花弁は細く開花すると反転する
細長い花は白いはずだが
まだ若いからか色づいていない
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キツリフネ
ツリフネソウ科の一年草
触れると種をはじき飛ばすらしい
ラテン名は『私にふれるな』
end
新潟も梅雨の前で
夏のように暑い日が続きます。
弥彦山の山頂は日陰がなく
真夏のようですが。
林の中で風が吹くと
避暑地に来たような気がします。
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八枚沢登山口の小さな滝
木陰にあり
とても涼しいのですが、
妻戸尾根と雨乞尾根の登山道は
傾斜がきつく汗だくになります。
登山道は藪に近くなってきましたが
どなたかが
必要最小限の草を刈ってくれているようです。
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いつもお気に入りの国上山方面
この日は
ヤマツツジが良いアクセントです。
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6月も
たくさんの花が咲いています。
赤系統の花からご覧ください。
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ヤマオダマキ
キンポウゲ科の多年草
日本各地の日当たりのよい山地に生える
おだまきとは
麻の糸を中が空洞になるように巻いたもの
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ウラジロヨウラク
ツツジ科の落葉低木
北海道から本州中部以北の山地に生える
日本海側に多く分布する
ガクウラジロヨウラクはガクが長いが
たまたまこれはガクが短いようです。
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青・紫系統
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イワカラクサ
ゴマノハグサ科の多年草
ヨーロッパアルプス・ピレネー原産
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デワノタツナミソウ
シソ科の多年草
下唇に紫斑がない
水辺などの湿り気のあるところを好む
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クルマバナ
シソ科の多年草
原野に広く分布する
車状に花が咲く
花はカキドオシに似ているが小さい。
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白系統
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ササバギンラン
ラン科の多年草
本州・四国・九州・朝鮮半島に分布する
山地の木陰に生える
ギンランに似ているが
背丈が高く50cm前後になる
白い花は全開しない
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ヤマブキショウマ
バラ科の多年草
北半球の温帯から亜寒帯に広く分布し
日本では各地の山地に普通に見られる
葉がヤマブキに似ているので
この名がついた
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エゴノキ
エゴノキ科の落葉小高木
アジア東部の温帯に広く分布し
日本各地の山地に普通に生える
花が美しいので
庭木にされることもある
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ハルジオン
キク科の越年草
北アメリカ原産
昭和に入って東京付近を中心に帰化した
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カラマツソウ
キンポウゲ科の多年草
山地に生える
花のようすがカラマツに似ている
以前紹介したアキカラマツは同属の種
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ヤマムグラ
アカネ科の多年草
あまりに小さい花なので
ピントが合いにくい
カメラ泣かせの花です
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ヒメタガソデソウ
ナデシコ科
山の草地に生える
別名:オオヤマフスマ
フスマとはふとんのこと
これも小さい花です
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ホタルブクロ(再掲載)
キキョウ科の多年草
花の中は紫色の斑点模様がある
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黄系統
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ウマノアシガタ
キンポウゲ科の多年草
日当たりのよい山野に普通に生える
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コウゾリナ
キク科の越年草
日本各地の山野に普通に見られる
茎や葉にトゲがあり
触れるとひっかかるので
カミソリナともいう
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コナスビ
サクラソウ科の多年草
アジア東南部に広く分布する
日本全域の山地や原野に普通に自生している
若いナスに似た実をつける
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キリンソウ
ベンケイ科の多年草
山地の岩の上などに自生する
観賞用にも栽培される
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ノギラン(つぼみ)
ユリ科の多年草
日本各地の日当たりのよい草地に生える
花は穂状の総状花で
淡黄赤色という
なんとも表現しづらい色らしい
(写真は後日)
ノギランは咲いた花が
撮れるといいのですが
また後日といたします。
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end