山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

庭の花2012春 take5

2012-05-28 | 庭の花+花のまとめ
6月から始める
塾の準備でバタバタしています。
今年は夏山に行けるでしょうか?
君子蘭が満開になりました。
 
玉すだれ
ヒガンバナ科の多年草
アルゼンチンのラプラタ地方の原産
明治初期に日本に伝わる
 
紫蘭(シラン)
ラン科の多年草
日本中南部から沖縄・中国の暖帯に分布
ラン科の植物であるが畑土で栽培できる
 
バラ
オレンジと白の薔薇が咲き始めました
 

テッセン
キンポウゲ科のつる性植物で、中国原産
日本には1660年頃観賞用に伝えられた
大きな花をつけ、
花弁状のガク片は6片である
冬でも枯れないつる状の茎が
強く針金のようなので鉄線という名となった
園芸界では
クレマチスと呼ばれている

あやめ
アヤメ科の多年草
アジア東部に分布し
日本では山野の草地に生える
やや乾燥したところを好み、水中には生育しない
花は1日でしぼむ

なでしこ
主に北半球の温帯に分布する
園芸植物として親しまれ
花が美しいものが多い  

都忘れ(ミヤマヨメナ)
キク科の多年草
本州から四国、九州にかけて
山地の林下に生える
舌状花が紫色で美しい園芸品を
都忘れという

5月も終わりが近づき、
咲く花は
色とりどりになってきました。
End

涼風が通り抜ける山頂 苗場山 日本百名山№9

2012-05-26 | 09苗場山(夏・秋)
神楽ケ峰でのお出迎えは
モミジカラマツでした。
小さな白い花
夏には白い花が似合います。  
モミジカラマツに
背中を押してもらって
富士見坂を下ります。
途中の水場、雷清水は水量があり
おいしい水でした。
それにしても
この坂は帰り道がしんどそうです。
鞍部を過ぎ
最後の登りの雲尾坂は
急登が続きます。
息を整えながら20分くらいでしょうか
急に道が平らになり
山頂湿原が広がります。
 
さて
深田久弥さんが引用した
鈴木牧之さんが登頂したのは
更にさかのぼり
今から200年前です。
絶頂に立ち
そのさま人の作りたる田のごとき中に
人の植えたる様に苗に似たる草生いたり。
苗代を半ば取り残したる様な所もあり。
去年訪問した塩沢宿には
雁木のある街道として整備された通りがあり、
牧之通りと名づけられていました。
木道はありますが、当時の姿が
そのまま残っているようです。
 
山頂のこの平坦さは、まさしく
田んぼではないでしょうか。
1泊するのがおすすめらしいのですが、
強行軍の日帰りです。

山頂の標柱近くの休憩場所で
横になったら
うとうとしてしまいました。
疲れが睡魔に化けました。
 
*
 
30分ほどして
風の寒さに目が覚めました。
静かな昼下がりでした。
<さざなみ>
 
日本百名山の苗場山の挿入写真は
花畑のような頂上に
3人の登山者が映っています。
今回は
花の時期から外れていたのか
まさしく田んぼ状態でした。

花の時期には
また別の楽しみが迎えてくれるでしょう。 
帰路は予想通り
富士見坂の登りは
きついものがありましたが、
いつものとおり
下山の道を淡々と
登山口である和田小屋目指して
下りました。
和田小屋の窓から
男の子らしき人影が見え
外を眺めているようです。
ここから学校へ行くのに
どうしているのでしょうか?まさか
毎日歩いて通学ではないでしょう。
気になりつつも、強行軍のため
休まずに駐車場まで下りました。
さすがに
いつもより疲れました。
end

エメラルドグリーンのみかづき + みずたま

2012-05-21 | 庭の花+花のまとめ
テレビがさわがしいので
なんとなく
太陽の写真を撮ってみました。
カードを
パソコンに入れてみると

みごとな
エメラルドグリーンの三日月
がありました。
庭の花を撮っていたら
みずたま発見

ロードヒポキンス
日本名:アッツ桜

夕焼けのような日差しを浴びた
いもかたばみ

今日はいろんなことがありました。
end

街道からは見えない苗場山 日本百名山№9

2012-05-21 | 09苗場山(夏・秋)
夏山シーズンの7月に向かったのは
県境の苗場山です。
標高2145m
登山口は和田小屋からの
祓川コースです。
高低差1095m
コースタイム7:00

<深田久弥さんの日本百名山>より
街道から見えないのにこの山が人々の信仰を集めたのは
(中略)
山らしい山のたくさん重なったあいだに
クジラの背のように図体を横たえている
ゆるく傾いた長い稜線が特徴的である。
田んぼに苗が生えたようなあのだだっ広い頂上から
苗場と名づけられたという。
深田さんが苗場山に登ったのは
90年前。
その頃の上越線は沼田までで、なんと
三国峠を越えて
ふもとの温泉まで来たそうです。
和田小屋の手前1kmの
みつまたかぐらスキー場の駐車場から
林道を歩きます。普通、林道は
ちょうどよいウォーミングアップ
になるのですが、
ここは最初からきついようです。
早朝に自宅を出発し
日帰りの予定です。
和田小屋には8:30頃到着しました。
日帰りの登山者も多く
先頭の方はかなりの健脚です。
和田小屋からしばらくは
スキーのゲレンデを登ります。
斜度はそこそこあり
前が見通せるので
なかなか進みません。
脇にはリフトがあるのですが、
夏はお休みのようです。
うらめしや  
 
雲が下から湧いてきました。
それでも
お出迎えの
アカモノやイワカガミに励まされ
 
*  
 
ブナやダケカンバの樹林帯へ
ようやく
山に来た雰囲気になりました。
この道は疲れた頃に
ササにおおわれた斜面が開け
ちょうどよい休憩場所が用意されています。
下の芝・中の芝
季節によって様々な花が咲くのでしょうか。
 
今は
一面のワタスゲです。
 
ひたすら続く登りが途切れるのは
神楽ケ峰です。
このピークがさえぎり
下から山頂が見えないのです。
やっと
山頂らしきものが見えました。  
  
この先の道は
下って登るルートが
雲の合間に見えます。  
 
高低差150mくらいでしょうか。
すでに3時間ほど登っているので
山頂手前の最後の登りは
見た目にも
きびしいものがあります。
つづく

庭の花2012春 take4

2012-05-14 | 庭の花+花のまとめ
新潟も
つつじの季節になりました。
今年は
今までと比べられないくらい
花を感じながら時間が流れています。
これも一つの幸せのかたちでしょうか。
ツツジの前にいくつか
庭の花を紹介します。
ヤマブキ
バラ科の落葉低木
日本および中国に分布し
谷川沿いの湿地に多い。
ヤマブキといえば絵の具を思い出します。
意外と身近な花なんですね。

すずらん
ユリ科の多年草
本州中部の高原草地や北海道の平地に自生する。
キミカゲソウの別名がある。
とても背の低い花なのですが
顔を近づけるとほのかにいい香りがします。

コデマリ
バラ科の落葉低木
中国原産で観賞用として古くから日本に伝えられた。
花のついた状態が小さいまりのように見えたので
ついた和名。

つつじ
3種


縁が薄紅色

花が二重⇒八重

姫シャガ
アヤメ科の多年草
シャガより葉が細く薄い
全体のやさしい印象から名づけられた。
つつじの下で
しとやかに咲いていました。

満開の芝桜

日光とみどり

楽しくもありますが
移ろい行く季節の中で
それぞれの花の時間は短く
今年は
できるだけ見逃さないよう努めています。
end

春の花in弥彦山2012-5

2012-05-09 | 弥彦山の足跡 5月
5月に入ると
新緑が山を覆います。
登山道の両脇にあったお花畑も
見慣れた緑に覆われ、
ほとんどの緑の中にときどき
華やかさのある花という
普段の姿に戻ります。
先日は
シャガのあでやかさが
目立っていました。
それでは弥彦山の春の花
続きをご覧ください。
イチリンソウ
キンポウゲ科の多年草
ニリンソウより大きく、数が少ないようです。

チゴユリ
ユリ科の小型の多年草
東アジアの温帯に分布する。
今たくさん咲いています。

ナルコユリ
ユリ科の多年草
チゴユリより大きいのですが、
まだ花には早いようです。

ホウチャクソウ
ユリ科の多年草
花はほとんど開かない。

アマドコロ
ユリ科の多年草
葉脈につく花の数が多いのが
ホウチャクソウとの違い。

エチゴキジムシロ
バラ科の多年草
花や葉からイチゴを連想させる。
6合目付近にたくさん咲いていました。

クルマバソウ
アカネ科の多年草
夏に茎頂に花序を生じ
白色漏斗状花冠の径3mmほどの小花をつける。

*

ヒロハテンナンショウ
サトイモ科
花は
葉柄の上部から抜き出すようにしてつき
特徴のある仏炎包と
それに包まれた肉穂花序がある。

ユリ科の花が多くなりました。
まだ撮った写真はあるのですが、
それはまた後日にいたしましょう。
end

大剣をいただく日光男体山 日本百名山№8

2012-05-07 | 08日光男体山(春)
日光男体山の9合目
赤い砂礫の緩斜面である
阿弥陀が原は
深い森を抜けた開放感と
変化に富んだ景色で
皆さん立ち止まります。

ここからの展望は
どちらを向いても絶景です。
戦場ヶ原方面  

雪を頂く奥白根山
 
∨ 
景色を楽しみながら
阿弥陀が原を進めば
奥宮の石の鳥居と社務所兼避難小屋が
出迎えてくれます。

山頂部は横長で
右奥に進むと
大剣が差し込まれた岩があり
そこが最高点です。  
 
風が弱いためか
意外と暖かく
のんびり昼寝の気分です。
それでも
阿弥陀が原までは深い森の登山道で
「何をしに来た」
と問われているような
自分と向き合った4時間でした。
冬に体がなまってしまうので
春先は思ったより早く限界が来てしまいます。
下りは
最後はかなりひざにきて
脚が棒のようになりました。
緑の季節の前だったせいか
写真で見てもそうですが、
モノトーンのような
男性的な山という印象でした。
<カメラの設定ミスか!>
登山口近くに小鳥がいました。
かなり近寄っても逃げないので
写真を撮ってみました。

∨ 
end

深い森の聖域 日光男体山 日本百名山№8

2012-05-06 | 08日光男体山(春)
日本百名山№7は群馬県の
赤城山でした。
簡単ですが、
以前に記事にしましたので
そちらをご覧ください。
山の季節にはまだ早い5月に
登れる山は
新潟県のすぐ近くですと
数が限られます。
その中で8番目として選んだのは
日光男体山
標高2486m
早朝に自宅を出発し
沼田インターから国道120号線
金精峠経由で
8時頃には登山口の
二荒山神社に到着しました。
中禅寺湖から見た山容は
美しい円すい形ですから、
かなりの斜面が
休みなく続くと思われます。
高低差1280m
往復の所要時間6~7時間
山全体が二荒山神社の聖域のため
登山は登拝と呼ばれ
入山には
社務所で受付をし
入山料500円を納めるのが
決まりだそうです。
若干のルートの説明があり、
お守りを頂き

社殿右奥の登拝門から入山します。
予想通りの厳しい坂道と
深い森が続きます。
それでも
まだ新緑の季節には早いため
枝越しに中禅寺湖が見えました。
<画像消失>
葉がつくと
景色は望めないでしょう。
3合目から4合目にかけて
砂防工事用の林道を歩きます。
車用の道ですので
なだらかでゆるいカーブになっています。
4合目に大きな鳥居があり
石段が始まります。
社務所の方が
この鳥居をくぐらないと
道に迷い帰って来れないという
説明がありました。
とても大きい鳥居なので
くぐらない人はいないでしょう。
再び急な坂道が続きます。
所々にガレ場があり
中禅寺湖がしだいに小さくなって
全貌が見えてきます。
神社の聖域のため
何ヶ所かに鳥居が建っていました。
8合目の滝尾神社を過ぎると
路面が土に変わります。
もう少しで頂上と言う9合目のあたりで
空に向かうような急な階段があり
そこを超えれば
赤い砂礫の緩斜面である
阿弥陀が原に出ます。
 
 中禅寺湖が一望できます。
つづく

雨の日に 庭の花2012春 +今年初めての収穫

2012-05-03 | 庭の花+花のまとめ
春雨になりました。
庭の花も久しぶりの雨に
うれしそうです。
弥彦山も
雪が解けて露出した土が
新しい緑で覆われ始めました。
もう少しまとめてから
記事にしたいと思います。
庭の花2012春
雨の中で写真を撮りました。
かさをさしながらだったので
いつものようには
ナイスショットがでませんでした。
少しだけご覧ください。
つつじ
ツツジ科
シャクナゲ類とツツジ類に大別される。

サクラソウ

オオマツユキソウ
別名:スノーフレーク・すずらん水仙
ヒガンバナ科
原産は南欧。
 
芝桜
別名:ハナツメクサ・モスフロックス
北米原産のハナシノブ科の多年草。
晴れた日に

今日の収穫
筍9本

今日は小さいものばかりでした。
今年初めての収穫ですが、
2年ほどあまり採れなかったので
久しぶりの大漁です。
色の濃いところの半分くらいが
地表に出ているところです。
小さいものはあまり深く掘らないで
勘で
鍬のような農具を入れますので
少し途中で切れているものもありますが
自家用なら勘弁できる範囲でしょう。
我が家の筍は
えぐみがなく軟らかい上に
味が濃くておいしいんです。
筍は同じ山の中でも
とれる場所で味が違うようです。
竹林を
筍がとれる状態に保つのは
少し手間がかかります。
商売でやっているわけではないので
筍が
好きでないと続きません。
end