山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

かわいい耳の谷川岳 日本百名山№6

2012-04-14 | 06谷川岳(秋)+シシゴヤの頭
再び
谷川岳に向かったのは10月下旬です。
やはり
紅葉はふもとまで下りていました。
登山道の説明は
2週間前に終わったので、
今日は
撮った写真を見てください。
∨ 
天狗の留まり場


登山道の周辺の紅葉は
ほぼ終わりです。
周りの森も赤い色が
くすんできました。
それでも
遠くまで見渡せることは
絶景渇望症の
欲求を満足させてくれます。
登山道の途中にて
万太郎山から仙ノ倉山・平標山への
稜線が見渡せます。

一度登った山が見えるのは
久しぶりに会った友達のようです。
特に
平標山は初めての2000m級でしたから
思い入れも深いものがあります。
たった
2年しか経っていませんが、
幼なじみのように感じます。
肩ノ小屋のすぐ上の
トマの耳から見た
オキの耳です。

初めて間近に見る
谷川岳山頂です。

特別な形状が忘れられない
深い印象を与えてくれます。
トマの耳からオキの耳に至る
稜線の新潟県側は
穏やかな傾斜で群馬県側と
対照的です。

しかし
冬になれば
冷たい西風が雪雲を運んできます。
オキの耳から見た
トマの耳です。

山頂付近の紅葉は
終わりましたが、
登山者には
相変わらず人気の山です。
山頂の印

2000mに満たない山ですが
多くの人をひきつける場所。
それが谷川岳です。
登山道の先を見れば
一ノ倉岳から茂倉岳に続く稜線。

こちらも人をひきつける
魅力にあふれています。
下をのぞくと、はるか下に
谷川が見えます。

やはり
高低差に足がすくみます。
それでは
一気に下り、
下から見上げてみましょう。

ちょうど左上に
かわいい耳が
目立っていますね。
*
end

紅葉にみぞれ降る肩ノ小屋 谷川岳 日本百名山№6

2012-04-13 | 06谷川岳(秋)+シシゴヤの頭
谷川連峰の盟主である
谷川岳
標高1977m
下から登ると
高低差1400mあります。
今回の登山口は
天神平スキー場からにしました。
ここからなら
高低差:685m
所要時間:登り2時間半
初心者でもOKです。
紅葉の一番いい時期10月上旬に
予定を入れました。
しかし
雨は降っていませんが、
車を進めると
山が雲を従えてだんだん迫ってきます。
怪しい雲行きです。
それでも
谷川岳ロープウェー駐車場では
雨が降っていないので登ることにしました。
ロープウェーとリフトで空中散歩。
天神峠では
これから登る天神尾根が見渡せます。
最初は少し下りますが、
足元が悪く
浮いた根をまたいだり
大きな段差に苦しみます。
これなら
リフトに乗らないで
ロープウェーの駅から
登ったほうが楽かもしれません。
途中
ロープウェーからの道と合流して
登りが始まります。
このあたりは
ブナなどの林に囲まれた
ゆるやかな尾根道です。
50分ほどで
熊穴沢避難小屋に到着。
今日は
天気がよくないけれど
紅葉のベストシーズンなので、
お客さんが多いようです。
大勢の方が休んでおられました。
ここから
しだいに傾斜が強まり
林も背の低い潅木に変わります。
視界が開けて
下はよく見えるのですが、
山頂方向は雲の中。
 
急な坂の近くになると
行列ができ
渋滞が始まりました。
木曽駒ケ岳以来の
人気コースを登りますから。
それにしても
長い行列です。
登山者も老若男女
カッパも色とりどりです。
 
登山道のまわりは
色づいた紅葉が目を楽しませてくれますので
待ち時間もそんなに苦になりません。
天狗の留まり場は
絶好の休憩場所ですが、
人が多く
眺めのいい場所は空いていません。
以下3枚は下りのとき撮った写真です。

* 
 
 
霧がかかったり
晴れたり
山の天気はすぐ変わります。
熊穴沢避難小屋から
ゆっくりで
1時間半くらいかかったでしょうか。
谷川岳肩ノ小屋に
到着しました。
このあたりはガスで視界がききません。
 
寒いし
小屋で休むことにしました。
のぼりの途中で
知り合いに
何回も登っているし
今日は眺めが期待できないので
ここでかえると下りる人もいました。
それも
山小屋まで来て見ると納得します。
何も見えません。
したがって
写真も撮ってません。
肩ノ小屋で暖まっていると
外はみぞれが降っています。
寒いわけです。
小屋の中は超満員で
みなさんゆっくりしてます。
何にしようか迷った挙句
カップラーメンにしました。
食べたことのない銘柄でしたが
温まって、
おいしかった。
勇気を出して
小屋を出て
トマの耳まで行きましたが
やはり何も見えませんでしたので、
オキの耳はあきらめて帰りました。
これで登ったことにしては
あまりにも寂しいので
もう一回挑戦することにしました。
それは2週間後のことです。
つづく

360度の絶景 パノラマ展望台 シシゴヤノ頭

2011-10-22 | 06谷川岳(秋)+シシゴヤの頭
紅葉に はしゃいでお出かけが多かったので、
少しお疲れ気味です。
今週は長岡市から100kmほど、群馬県との県境
紅葉の山と県境の稜線で癒されたいと
新潟県南魚沼郡の唯一の町=湯沢町に行ってきました。
朝早く起きてしまったため、
自宅を5:30に出発。
朝早いためか、霧がかかっています。
こんな日は山の天気はどうなんでしょうか。
などと、恐る恐る車を進めます。

大源太山は有名な百名山の類に入っていないためか、
駐車場は10台ほど、がんばって15台。
紅葉の時期なので、ほぼ、満車でした。
登山口から少し行くと川を渡ります。
水が多く、流れが速く、
岩がぬれているので緊張します。

川を渡ると、まもなく分岐点です。

まっすぐは大源太山の山頂、右に曲がると
謙信ゆかりの道です。
(上杉謙信が三国山脈越えに使った隠れ道といわれる)
今回は東洋のマッターホルンといわれる大源太山を見るので、
右に入ります。
すると、ムラサキシキブが出迎えてくれました。
ジグザグの道が落葉広葉樹の中を登って行きます。
沢に近いので、樹木の種類が多いのですが、
光が少ししか入らないので、紅葉は望めません。
ときどき、樹木の間から、大源太山や巻機山が見えました。

このアングルからの大源太山の形は
マッターホルンに似ていると思いませんか。
”東洋の”というより、”上越の”が適切か?

登山口から2時間ほどでシシゴヤノ頭に着きました。
シシゴヤというのが何かよくわかりませんが、
七つ小屋山のシチゴヤがなまったものかと
勝手に考えています。

今日は360度全方向に遠くまで見渡せます。
それでは、蓬峠から360度時計回りに転回すると、  
 蓬峠への稜線から武能岳

武能岳・一の倉岳・茂倉岳・谷川岳・万太郎山
 
仙の倉山・平標山・奥が苗場山

越後湯沢市街地(越後湯沢駅のコインロッカーの写真と似ている)

巻機山

上越のマッターホルン大源太山

* 
左端が七つ小屋山 奥は朝日岳と笠ヶ岳

蓬峠まで歩きたい気持ちを抑えて、下山しました。
下山は1時間半ほど。

川を渡るところ以外は子供でも初心者でも大丈夫です。
お気に入りのスポットになりました。
あまり眺めがよかったので
紅葉は省略しました。
今日の歩数14,368歩
帰りに来年の調査をかねて、
お隣の南魚沼市の三国街道塩沢宿に立ち寄りました。
牧之通り写真コンテストが開催されています。
end