山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

カメラテスト:CX3@見附イングリッシュガーデン☆弥彦山

2019-09-27 | 弥彦山の足跡 9・10月
焼岳にて破損したサブカメラの
オリンパスTG-5が
修理可能との連絡がありました。
液晶パネルの交換で直るようです。
最悪の思い出にならずに済みました。
直るかどうか心配だったので
メルカリを眺めていたら
懐かしい
リコーのCX3が出品されていたので
思わず、ポチってしまいました。
2010年発売で
2011年に中古で購入し
2015年まで使っていました。
マクロで花を撮ると
当時の一眼レフに負けないと
評判でした。
このたび購入したCX3は
とても丁寧に使われていたもののようで
マイセッティングで
マルチターゲットAF
(1ショットで異なる焦点で5枚撮影)
になっていたり
リコーマニアらしい設定になっていました。
ほぼ
そのまま使わせてもらいます。
見附イングリッシュガーデンで
単独で
写真撮影会を開催しました。
等倍に拡大すると、粗が出ますが
やっぱり、リコーで撮る花は
華があります。
後日、晴れた日に
お手軽な弥彦山スカイラインで
弥彦山の展望台へ

よく刈り込まれた草と多宝山

秋はすすきと電波塔

遠くに佐渡ヶ島

咲き残ったタムラソウ

スポットライトを受けたヨメナ

オリンパスのTG-5が戻ってきたら
使い分けに悩みそうです。
end

弥彦山 2016-9☆ミソハギ・アカバナ・クロバナヒキオコシ・メドハギ

2016-09-18 | 弥彦山の足跡 9・10月
9月の休日は曇りや雨が多く、
遠出には向きません。
久しぶりに弥彦山です。
ミソハギ
ミソハギ科の多年草
日本および朝鮮半島に分布する
湿地や田の畦などに生える

以前の
雪国植物園の駐車場の隣の
田んぼの畦道にも咲いていました。
アカバナ
アカバナ科の多年草
日本。朝鮮半島・中国に分布する
山麓や野原の湿地に生える

名前は
夏以降に茎葉が紅紫色になることによる

クロバナヒキオコシ
シソ科の多年草
本州日本海側の林縁や土手などに生える
高さは1.5mほど
葉がアオジソに似ている

薬草で起死回生の効があると言い伝えられ
この名がある。

メドハギ
マメ科の多年草
日本・朝鮮半島・中国などに広く分布する
易占に使う細い棒に使われた
筮竹(ぜいちく)の原材料で
筮竹はメドギとも呼ばれた

ノダケ
セリ科の多年草
(再掲載)

以前の写真よりきれいに撮れたので
6月の花
サイハイラン
ラン科の多年草
日本・中国・ヒマラヤ・サハリンまで
広く分布する
山地の木陰に生える
葉は秋に1枚出て花後枯れる
花が片側に偏って多く
武将が合戦に使用した采配に
見立てた名である

記事にする
タイミングを逃していました。

帰りに雨にうたれましたが
幾つかの発見があって
うれしい山旅になりました。
end

弥彦山 2014-9☆オオカニコウモリ

2014-09-28 | 弥彦山の足跡 9・10月
花用のリコーのカメラを
オーバーホールに出してから
2週間で戻ってきたので
1ヶ月半ぶりの弥彦山に行ってきました。
風景を撮るときピントが合わないので
光学ユニットの交換で
見積もりが来たのですが
新しいカメラが買える金額だったので
点検調整で済ませてもらいました。
カメラも機械ですから
調整程度でたいして変わらないだろう
と思っていたのですが
以前の感覚で操作すると
ピントも明るさも色あいも
微妙に違って撮れます。
繊細な機械です。
オーバーホールのおかげで
風景写真も
思いのほか満足な写真に変わりました。
弥彦山の登山道は
定期的に補修され
訪れる人たちのために優しい
登山道を維持しています。

9合目のすぐ下から
越後平野と青空

残念ながら
飯豊連峰は雲の中でした。
9合目の展望広場から日本海と佐渡

まだ寒くはない海辺ですので
くっきり・すっきり
と言う訳にはいきません。
緑色の葉がオレンジ色に変わり始め
夜は寒いことを教えてくれます。

弥彦山では
まだ名前を知らない花があるのですが
調べるのにだんだん
根気がいるようになってきました。
オオカニコウモリ
キク科の多年草
東北から中国地方に至る日本海側に分布する
湿り気のある林に生える
葉が五角形で
カニの甲羅に似て
コウモリの羽根にも似ているから
カニコウモリと名がついたらしい。
オオカニコウモリは茎が褐色であり
花が茎の頂上にまとまって咲く。
1年前の9月に撮ったつぼみ

今回のオーバーホール後に撮った花
ピントが外れた写真が多かったのに
この写真はドンピシャでした。

その他に
赤・紫色が印象的な写真を
いくつかご紹介します。
キバナアキギリ
シソ科の多年草

淡い黄色の中に紫のアクセントが
いい色に撮れました。
ママコナ
ゴマノハグサ科の半寄生植物

小さい花ですが
群れて咲いているので
にぎやかです。
カワラナデシコ
ナデシコ科の多年草

花は終わりかけで
3輪だけ咲いていました。
蚊が寄ってきたので
急いで撮って退散しました。
紫色は再現がむずかしい色で
リコーのカメラは苦手らしいのですが
今回はよく表現してくれました。
休みを利用して
山に出かけてきました。
紅葉も山の風景も
バッチリでしたので
写真の仕上がりが気になりますが
整理してから
記事にいたします。
end

弥彦山 2013-10③ 祭りのポスター

2013-11-02 | 弥彦山の足跡 9・10月
弥彦山の花はほとんど終わり
その代わりに
紅葉が中腹まで下りてきました。

以前写真を撮っておいたもので
1つの花の名前がわかりました。
カワミドリ
シソ科の多年草
ハッカに近い特有の香気がある

花はニガクサと似ている
悪臭と記するものもあり
来年見つけたら
臭いを嗅いでみることにします
10月の花②に調査中とした花が
我が家の庭に咲いていました。
<画像消失>
花の大きさや枝葉のつき方が同じなので
元気なときは
こういう色だと思いますが
まだ花の名前はわかりません。
10月は具合が悪く
計画していた紅葉を
ほとんど見逃してしまいました。
悲しい知らせもあり
少し凹んでいますが、
11月は
弥彦の菊まつりや
美松の39まつりが
盛り上げてくれると期待しています。
<画像消失のための代替>

*

end

弥彦山 2013-10② ホトトギス・キッコウハグマ・セイダカアワダチソウ・スミレ

2013-10-27 | 弥彦山の足跡 9・10月
新潟では町並みの緑も
色が変わり始めました。
弥彦山でも
登山道の近くではまだ
鮮やかな樹は少なかったのですが
沢の向こうの斜面には
赤や黄色の斑模様を見ることができます。
青空をバックにして
オレンジ色の葉。

ホトトギス
ユリ科の多年草

登山道の中ほどに咲いていたので
弥彦山に生きる植物として
数えることにします。

キッコウハグマ
キク科の多年草
花が咲いていました。

1cmにも満たないとても小さな花ですが
よく見ると
ウェーブした白い花びらに
ピンクの葯がアクセントになっています。
ほとんどの人が素通りで
かわいそうなので
たくさん写真を撮ってあげました。 
セイダカアワダチソウ
キク科の多年草
北アメリカ原産の帰化植物

この時期、平地では
我がもの顔で咲いていますが
ついに弥彦山にも進出しました。
当たり前で気がつかなかっただけ
かも知れませんが。
スミレ
秋に咲いてくれる珍しいスミレ?

1輪だけ道端に咲いてました。
調査中
花は終わりかけかもしれません。
茎は根元の方の色が変わり倒れていました。

薄紫色で細い花びらが可憐だったので
いい写真になりました。
目立たない小さな花なので
花の名前は迷宮入りか?
秋に咲いたヒメジョオン
ではないかと思われます。
(2014年追記)
ノコンギクのその後

冠毛が長いので
この花はヨメナではなく
ノコンギクとします
end

弥彦山 2013-10① アサギマダラ・ノコンギク・シオガマギク・ナンブアザミ・サラシナショウマ・センブリ・オヤマボクチ・ホトトギス

2013-10-11 | 弥彦山の足跡 9・10月
今年は10月だというのに
夏日もある暑い秋です。
弥彦山でも時々見かけるのですが
この日は
ゆっくり遊んでくれました。
人懐っこいアサギマダラです。

アサギマダラの名前は
福島県の西吾妻山のふもと
グランデコスキー場で知りました。
アサギ=浅葱色(新撰組の羽織の色)
マダラ=胴体の斑点
ゴンドラ山頂駅近くに
まとまった生息地があるようです。

日本で生息する唯一の<渡り>をする蝶で
2000kmほどの長い距離を渡るものも
いるそうです。
日本では
主に夏に見られるようですが
10月まで新潟にいて大丈夫なんでしょうか?
風をうまく使って
ホバリングするように飛ぶのを
見上げると
青空と浅葱色が溶け合って
黒っぽい模様が強く印象に残ります。
とても美しい蝶でした。
ノコンギク
キク科の多年草
日本各地の山野に生じる

ヨメナとの区別が難しく
ヨメナは湿気を好むので山の上には少なく
冠毛が多いのがノコンギクだそうです。
たくさん咲いていたので
花のあとも確認してから
花名を最終確定させたいと思います。
シオガマギク
ゴマノハグサ科の多年草
アジア東部の温帯に広く分布する
山地の日当たりのよい草地に生える
 
花は終わりかけでした。
輪のように咲いていると
トモエシオガマと区別がつきにくい
ナンブアザミ
キク科の多年草
本州の山地や草原に生える
岩手県南部地方に因んで名づけられた

アザミとしては花が小さく色も地味です。
サラシナショウマ
キンポウゲ科の多年草
アジア東部の冷温帯に広く分布する
日本全土の山地の樹下や草原に生える
若い葉は茹でて水にさらし味をつけて食べられる

(再掲載)
センブリ
リンドウ科の多年草

道路わきの草刈りで
危ない場所に咲いていました。
来年も咲いてくれるでしょうか。
オヤマボクチ(開花)
キク科の多年草

葉は蕎麦のつなぎになるようです。
(おまけ)
ホトトギス
ユリ科の多年草
日本各地の山地に広く分布する
紫色の斑点をホトトギスの胸の斑点に
なぞらえて名づけられた。

野生ではなく植えられたもののようなので
おまけとしました。
end

弥彦山 2013-9③ シラネセンキュウ・ミゾソバ・ツルボ

2013-10-02 | 弥彦山の足跡 9・10月
越後平野では
田んぼの稲刈りもほぼ終わり
食欲の秋がやってきました。
庶民の味方の秋刀魚がおいしいけれど
消費税の増税でほろ苦い?
アベノミクス
来年はアベマゲドンになって
大暴れ?
シラネセンキュウ
セリ科の多年草
本州・九州・朝鮮半島・中国北東部に分布し
山地の林下や溝の縁などの
湿り気の多いところに生える

セリの仲間は似たものが多くて
名前の判別に苦労しました。
もし違っているようならお知らせください。
ミゾソバ
タデ科の一年草
アジア東部の温帯に分布する
日本では溝の縁や水辺に群生する

ママコノシリヌグイに似ています。
ツルボ
ユリ科の多年草
アジア東部の温帯から亜熱帯に分布し
日本では各地の草地などに自生がみられる

終わりかけでしたが
きれいな先端だけ撮りました
(再掲載)
ナギナタコウジュ
シソ科の一年草
日本各地の山地に生え
東アジアの温帯から熱帯に広く分布する

花序がややそり返って
なぎなたの刃のように見えることから
この名がある
ゲンノショウコ
フウロソウ科の多年草
(ピンク色の花)

トリカブト
キンポウゲ科の多年草
昔アイヌが熊狩りの際に毒矢として用いた

秋は白か紫の花を多く見かけます。
薄紫は上品で好きな色のひとつです。
10月の花にしておいたものの多くが
9月に移ってしまいました。
今の山には
花より赤い実の方が目立ちます。
end

弥彦山 2013-9② オヤマボクチ・ヒメキンミズヒキ・キッコウハグマ・エノコログサ・ツリバナ

2013-09-23 | 弥彦山の足跡 9・10月
信濃川の大河津分水から
寺泊の河口近くで
大雨が一気に流れ下りて
濁流になっていました。


日本海も
海の色を茶色に変えるほどの
水の量でした。

山の秋は収穫の季節です。
色んな樹木や草に実がなっていました。
実の形はほとんどが丸く
識別は葉の形ですることになりますが
まだそこまでの知識はついていません。
オヤマボクチ(つぼみ)
キク科の多年草
火打石の火花を移しとる火口(ホクチ)にした
ことから名がついた
別名ヤマゴボウ

ヒメキンミズヒキ
バラ科の多年草
山地の日陰に普通に見られる
キンミズヒキに似ているが
細く小型である

キッコウハグマ
キク科の多年草
葉の形が亀の甲羅(亀甲)に似ている

エノコログサ
イネ科の一年草
野原・畑地・路傍などに最も普通に見られる雑草
和名は犬の子草の意味である
別名ネコジャラシ

短いものはかわいらしい上に
太陽光に照らされて
輝いていました。
ツリバナ(実)
ニシキギ科の落葉低木または小高木
中国などアジア東部の冷温帯に広く分布する
6月ごろ白い小さな花をつける
和名は花が垂れ下がっていることによる

(再掲載)
クサボタン(花の後)
キンポウゲ科の多年草

テンニンソウ
シソ科の多年草
日本全土に分布し山地に生える

センボンヤリ
キク科の多年草
東アジアの暖帯・温帯に広く分布する
春には白い花を
秋には閉鎖花をつける

新しいレンズが仲間に加わりました。
練習して
今まで満足に撮れなかったものにも
挑戦したいと思います。
(庭の花)
ムクゲ

end

弥彦山 2013-9① ゲンノショウコ・クルマバハグマ・ミヤマママコナ・ノブキ・ウド・アキノキリンソウ

2013-09-12 | 弥彦山の足跡 9・10月
暑かった8月も終わり
青空たっぷりにして多宝山を撮ってみました。

その奥は角田山と日本海。
弥彦山で2年間に
160種類以上の写真を撮りましたから
目立つきれいな花はほぼ終わり
これからは
地味な花が多くなるでしょう。
そんな花も
美しさが引き出せるような写真が撮れたら
今まで以上の喜びが得られると思います。
ゲンノショウコ
フウロソウ科の多年草
日本全土・台湾・朝鮮半島に広く分布する
下痢止めなどの薬として
効き目が著しいことから
現の証拠と呼ばれている

雪国植物園のものより
随分小さい花が咲いていました。
弥彦山のほうが
厳しい自然環境なのでしょう。
クルマバハグマ
キク科の多年草
本州北東部の山地樹陰に生じる
葉は茎の中間に輪生し車軸状になる

ハグマとは
中国のヤクという動物の毛の生えた尻尾のこと
ミヤマママコナ
ゴマノハグサ科の半寄生植物
花唇に
ご飯つぶのような黄色い二つの突起がある

こんなにいっぱい寄生して
大丈夫なんでしょうか?

ノブキ
キク科の多年草
東アジアの暖帯・温帯に広く分布する
葉が腎臓形でフキに似ている

佃煮にして食べられるようです。
ウド
ウコギ科の大型多年草
北海道から九州まで山野に普通に自生する

春の5月ごろが旬の山菜ですが
花も大輪で美しい。
(再掲載)
アキノキリンソウ
キク科の一年草
山野に普通に自生する
キリンソウに似て黄色い花をつけ
秋に咲くのでこの名がある

9月になって
急に気温が下がりました。
紅葉の混雑の前に
行ってみたいところがあるのですが
雨が多いので
思うようになりません。
end

弥彦山 2012 9月の花

2012-09-30 | 弥彦山の足跡 9・10月
田んぼの稲刈りも終わり
山も紅葉の準備
を始めたようです。
<国上山より>

その前の9月
まだ花は咲いていました。
ホタルブクロ
キキョウ科の多年草
アジア東部の温帯から暖帯に
広く分布する

山では白が目立ちます。
中に蛍を入れたら
夜はもっときれいに見えるでしょう。
アザミ
キク科の多年草

<トゲがないのでタムラソウです>
めずらしい花ではありませんが
木漏れ日を浴びて
神秘的な様子でした。
ツリフネソウ
ツリフネソウ科の一年草
山ろくの湿地や谷川のほとりに生える

クサボタン
キンポウゲ科の多年草
果実には長い羽根状の絹毛があり
風で飛散する


タマバシロヨメナ
キク科の多年草
本州中部の日本海側に分布する

ダイコンソウ
バラ科の多年草
北半球の温帯から寒帯にかけて
およびアンデス地方にも分布する

小さい花だが可愛げがある
上の丸いのは
ダイコンソウの実
衣服にくっついて種を
遠くまで運ばせる
この日は
佐渡がくっきりと見えました

end