山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

山頂で楽しむパノラマ☆二王子岳@新潟百名山№8+

2014-11-13 | 〇新潟100名山(下越)
二王子岳の登山道は山頂近くまで
東側の展望がありませんので
飯豊連峰を見るには
途中で引き返すことができません。
このパノラマを見ずに帰ることは
よほどの決心が必要です。

右半分の
御西岳を中心にした主稜線は
少し遠いのですが
飯豊連峰のほぼすべてのピークが
確認できます。
真ん中には
北股岳・烏帽子岳と少し奥の飯豊本山

右には
大日岳・奥大日岳

左には
朳差岳と鉾立峰

この日の空気は澄んでいて
見通しがよく
望遠レンズで
随分近寄ることができました。
大日岳手前の胎内渓谷の山並み

熊の活動時間帯に重ならないよう
午後2時には下り始め
下山には2:05かかりました。
これも前回とほぼ同じタイムです。
他の山と違い
ヒザに疲労がきました。
ハッキリとした理由は判かりませんが
登山道に人工的な階段が少なく
自然に近いからかも知れません。
それでも登りたくなるのは
山頂からの展望がいつ見ても
すばらしいからでしょう。

この日の歩数
23332歩
end

秘境の尾根に雪は残っていた☆二王子岳@新潟百名山№8+

2014-11-12 | 〇新潟100名山(下越)
二王子岳の6合目まで上り続けた
急な登山道は
6合目を超えると緩やかになり
これから先の道が少し見通せる
ようになります。

森は冬の灰色に変わりました。
すぐ先に見える小さなコブを超えると
また次のコブが現れ
山頂はなかなか姿を現しません。


油こぼしという
ロープが取り付けられた
砂を固めたような急坂を登ると
7合目の道標と
休めそうな小さなスペースがあります。
時刻は13:00
3合目から1時間経過したので
簡単な昼食を兼ねて5分休憩をとります。
ニノックススノーパークと
その先は穏やかな日本海です。
ふもとの紅葉はまだ見ごろでした。
7合目から先は
更に穏やかな道となり
雪が遅くまで残っていた場所は
草紅葉も終わりかけて

ふと見上げると
オレンジ色の避難小屋が見えました。

尖がらない二王子岳山頂です。
右からまわりこむように上っていくと
ようやく
この日の目的が見えてきました。

うれしいことに
飯豊連峰には初雪が残っていました。
奥の院跡を通り過ぎると

*

すぐに二王子岳山頂到着。
時刻は13:40
上りは前回と同タイムの3時間でした。
先客は2名、後から3名の泊り客のみ。
静かな山頂で
思いのままに写真を撮りました。
最終回
山頂からのパノラマ
につづく

紅葉が終わりでも行きたくなる☆二王子岳@新潟百名山№8+

2014-11-10 | 〇新潟100名山(下越)
二王子岳に
初めて登ったのは3年前の初夏
まだコンパクトデジカメを使っていた頃で
ブログも始めていなかったので
淡白な写真ばかりでした。
山の紅葉は終わりかけていましたが
晴れて暖かかったので
急に思い立って
出かけることにしました。
日本二百名山で
標高1420.1mにしては
登山道の高低差は1200mもあり
登り応えのある山です。
稲刈りの終わった田んぼ越しに見る
その山容は
福島の東吾妻山のように
ゆったりと広がっているのですが。

家を出るのが遅い時間だったので
駐車場はほぼ満車でした。
登山開始は10:40

杉林の中を緩やかに登る沢沿いの登山道は
聖域に入ったような
ひんやりとした空気に包まれます。
20分ほどで急登が始まり
ほぼ落葉した広葉樹が見えると
このすぐ上が1合目の道標です。

道標はほぼ15~20分ごとに現れ
ペース配分に役立ちます。
急な上りが続く登山道は
進むにつれてブナ林となり
杉の緑から秋色の景色に変わる
コントラストに癒されます。

所々に大きな石があり
2合目のすぐ下の神子石は
上から見ると右向きの亀に見えました。

2合目にも水場があり
山を覆う林が貯水池になっているようです。
早くも
下りてくる人にすれ違います。
一王子神社を過ぎるとすぐ
3合目の避難所・水場があり
登山口からちょうど1時間たったので
休憩することにしました。
最近は
ゆっくりとほとんど休まずに登ることで
疲れがたまるようなので
この日は1時間に5分の小休止を
入れてみることにしたのですが
後続の登山者が来て
話をしていたら
10分休憩になってしまいました。
山で会う人は
よくしゃべる人と
あまりしゃべらない人に
大きく二分されます。
悪い人はいません。

林の中の急な登山道は
さらに続き
独標・定高山と呼ばれる5合目には
休憩できるスペースがありますが
展望はありません。

下山中の2名が
随分疲れたようすで
休んでいらっしゃいました。
つづく