深田久弥さんの
日本百名山より
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平が岳は、日本百名山を志した最初から私の念頭にあった。
あまり人に知られていないが、十分にその資格がある。
(中略)
第二、その独特な山容。長く平らな頂上は甚だ個性的である。
苗場山も平らであるが、少し傾いている。
平が岳はほとんど水平である。会津駒から、燧から、至仏から、
武尊から、この平らな頂上を眺めて、私はいつかその上に立ちたい
と願っていた。しかし、それはあまりに遠すぎた。
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燧ヶ岳の熊沢田代にて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/51/9a154463d9a2203e389e022bcee32fb7.jpg)
平ヶ岳(左のピーク)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1a/0214f48c9220fa227194d896c056623e.jpg)
たまご石からは水場経由で
平ヶ岳山頂に向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/3f/5bc056028f8ebc31f36181cda33707b2.jpg)
分岐点には太い標柱があり
迷うことはありません。
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水場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/23/a16b5660686c71bda9d6b7ca09b12d97.jpg)
ウッドデッキがあり
水は小川の流水を利用するのだと思います。
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小川の橋を渡り、姫池からの道に合流し
草紅葉の木道に出ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/60/ae74c4d92a137ce5466a037557bc60d6.jpg)
燧ケ岳や至仏山などの尾瀬の山や
越後三山が見えるらしいが
この日はガスの中。
真っすぐ進むとウッドデッキがあり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a8/3473d45fd38a044a322f1874ac22765a.jpg)
この右奥が三角点と
2141mとある山頂らしい木柱です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/5f/7718eea5f9146e3e7dc6d91b72bee81a.jpg)
ただ、ガイドブックにも地図にも
ここの標高は2140mとあり
本当の最高点は
この行き止まりの場所のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/44/e0bdd26d35bd5767b1c9c13a67ed52d6.jpg)
左の大きな看板と奥の通行止めの木柱が
気になり、写真右端の木柱に
何が書かれているのか
見逃してしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/e3/0ae4cf09d10c6d20f625139882592949.jpg)
ネットで画像を検索しても答えは見つからず
人の盲点に立つ不思議な木柱です。
気になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/08/1affe02547d4d00039b57e31e2eec27e.jpg)
(拡大鮮明化しても良く分かりません)
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粘っても晴れそうにないので
姫池に向かいます。
そこは地元の強みで
いつかまた来ることもあるかも
と気軽になれます。
他のお客さんは、
昨日は燧で明日は会津駒だとか…
うらやましくもしんどそうな
元気あふれる方が多いみたいです。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/63/4426b775028d44a8c4f36282eef96887.jpg)
平らと言っても、
多少の上り下りがあり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8a/3ff39cf145e68775c9d63cfc72daa52b.jpg)
姫池に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/dd/77a86ba311c7d244ac368b317073b18e.jpg)
イラストの地図には
オコジョの絵がありましたが
今までまったく出会っていないので
私的には雷鳥以上の希少生物です。
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ガイドブックにあった
姫池越しの平ヶ岳山頂の写真。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a8/416c5b6ec3bf0f5999703ea41596ada2.jpg)
残念ですがその文字で想像します。
湿原の脇には広い木製の休憩スペースがあり
平ヶ岳のまさに平べったい山容に癒される。
周辺にはお花畑が広がっている。
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ここで丁度、
鷹ノ巣コースから登ってきた人に
出会いました。
(今9時ですが)朝早く出発されましたか?
と聞くと
朝の3時に出ましたとのこと。
やはり日本百名山では最も
過酷な日帰りの山のようです。
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バスの時間はまだ余裕がありますが
下山することにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/a1/99a0a17eb7c3de79235a448cd9d9d271.jpg)
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途中で、宿のご主人の話にあった
みごとなヒカリゴケを堪能し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/65/05ce34c3f0892b59f14b258ff949ac48.jpg)
送迎バスの待つ登山口に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/7c/f7225d5e9624f4be22e3ff55d015305c.jpg)
少し晴れてきたでしょうか?
秋の平ヶ岳を約6時間の周遊でした。
この日の歩数
23145歩
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そのあとは
悪路の林道をマイクロバスで宿に戻り
車で家に帰ろうとしたところ
同宿の東京からの若者が定期バスで
JRの駅まで戻ろうと思っていたが
運休になっているらしく
こころよく
上越新幹線の浦佐駅まで
送り届けました。
道中にて新潟の山や
その年に登った山の話をしたら
八幡平のドラゴンアイのリベンジで来年
もしかしたら会いましょうと
約束をして別れました。
お互いに楽しい山旅を続けましょう。
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end